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国際化が目指す世の中とはこんなものだったのか

遅ればせながら島国ニッポンも国際化し、それとともに文化の衝突も増えたといわれる。

昔なら、へぇ外国にはこんな文化もあるのかと純粋に驚いていたのに、今はすぐに、そんな文化おかしい、受け入れないと拒絶したりする。
その結果、衝突が起きるのだ。

さらにそれをハラスメント呼ばわりする向きもあって、よけいに事態を複雑にしている。
たとえば麺をズズーッと音を立てて啜る日本の伝統的な食べ方をヌーハラ、ヌードルハラスメントといって外国人が嫌っているとか、いやそれは日本人が勝手に自虐的に言っているだけだとか。

そもそも文化が国や地域によって違うのは当たり前なわけだが、そのために他人に迷惑をかけてしまうことを嫌がらせと呼ぶなら、なんとも生きにくい世の中ではないか。

ギスギスした社会のあちこちから軋みが聞こえる。
国際化が目指す世の中とはこんなものだったのか。

人類がお互いの違いを認め、許しあうには、どうやら宇宙人でも攻めてこなければダメなようだ。

(2016/12/15記)

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