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体調が悪い日は卵かけご飯を食べよう

今日は体調が優れずに仕事を休んでしまった。

朝から病院に行って検査を受けたところ、
コロナ、インフルエンザ共に陰性。
最近寒くなったから秋風邪を引いてしまったようだ。

家に帰ってベッドに倒れ込む。
昨日から毛布を出していてよかった。
昔からふわふわの毛布の中にくるまるのが好き。あたたかな腕に抱かれているようで安心できるから。

15時過ぎ、目が覚めた頃には熱は少し引いていた。
ぐぅ。お腹の音。
そう言えば、朝から何も食べてなかった。
何食べようかな。
作る気力は無いし、頭はガンガン痛む。
喉もイガイガする。
鼻づまりであんまり味分かんないだろうしなぁ。
…卵かけご飯なら食べれるかも。
卵の甘みと醤油の塩味。素朴なのに定期的に食べたくなる味。

普段はダイエット志向で玄米を食べているけど、今日は食べやすいよう柔らかめに白米を炊こう。
水を少し多めにして炊飯器をセット。
微睡んでいる間にお米が炊きあがる。
水を十分に吸い込んで艶々と立ちあがっているお米つぶ。
炊飯器を開けた時にふわっと立ち込める、お米の香りを含んだ温かな蒸気が好きだ。

お茶碗によそい、トッピングを考える。
お肉は食べれないけど、タンパク質は摂りたい。
冷蔵庫から納豆を手に取る。
個人的に粒の大きな納豆の方が豆の味を感じられて好き。
甘い醤油タレをかけて、ぐるぐるかき混ぜる。
「納豆は100回混ぜたら美味しくなるんだよ」って小学生の頃言われたな。
ご飯の上に納豆と卵を乗せる。
卵の黄身の色が濃いと何だか嬉しい。

それと、昨日作っていたなめこのお味噌汁。
作りたてより2日目のお味噌汁の方が好き。
材料がお味噌汁を吸って、くたっとなっている感じが堪らない。
葱だけ切ってたっぷり入れる。
葱は風邪によく効くって、おばあちゃんも言っていたから。

・納豆卵かけご飯
・なめこのお味噌汁
・カニカマとピーマンのマヨ和え
・海苔


卵と納豆をお米と一緒にかき混ぜる。
黄色い小さな泡がキラキラ光る。
納豆の粘り気と合わさって、スルスル口にしやすい。
そこに醤油を数滴垂らす。
黄色と茶色のコントラストが美しい。

卵の優しい甘みと醤油の塩味のマリアージュ

醤油は「広島産かき醤油」が一番卵かけご飯に合うと思う。

母からお土産で貰って以来、このかき醤油を使っている。大変美味しいのでおすすめ。

ズズズっと音を立てて納豆卵かけご飯をかき込む。一人だからいいのだ。何より今日は体調が悪いから自分を甘やかすと決めている。

味変がしたくなって、海苔に巻いて食べてみた。
うまーー!!!!
海苔の持つ海の香りと卵のまろやかさが堪らなく美味しい。
全部ぺろりと完食。
胃の中から優しい温かさがじんわり広がっていく感じ。
美味しいものは身体を内側から元気にしてくれる。
熱も引いたし、明日からも仕事頑張ろう。

体調が悪い日は無理しないことだ。
身体にいいものを作ろうなんて、栄養たっぷりで手の込んだ料理をする方が体調悪くなる。
サボって大いに結構。
「1つずつ完璧な味付けをしなくていい。」
って土井善晴先生もラジオで仰っていた。
卵を炊きたてのご飯にのっけるだけ。
塩味が足りなければ後から醤油を足せばいい。
何か自分の好きな物をいくつかトッピングするもよし。
昨日の残り物と卵かけご飯。それだけで十分に贅沢な食事になる。栄養も1日ぐらい偏ったって死にはしない。

いざという時に「卵かけご飯食べたらいいや。」って心の避難場所になってくれる。
卵と醤油とご飯、飾らないシンプルな旨み。
素材の持つ真骨頂を発揮できる最高の料理。
それが卵かけご飯。

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