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じぶんよみ源氏物語27 ~平和な戦い~
武器よさらば
平安時代は
大規模な戦乱がありませんでした。
武士が台頭していなかったという意味で、
平和な時代でした。
ただ、
政治的な駆け引きは、もちろんありました。
その決戦の時に行われたのは、絵合。
左方と右方に分かれて、
それぞれの絵のコレクションを持ち出し、
判定を受ける、というバトルでした。
これが日本の戦いの原点だと思うと、
誇らしい心持ちになりますね。
帝の心をつかむの
じぶんよみ源氏物語25 ~こだまでしょうか~
人は怖いもの
地元の中学生の方々と
交流する機会がありました。
たくさんの質問をいただいて、
中学生パワーに圧倒されました。
「学校をもっとより良くするために
リーダーシップを身につけたいのに
他人の目が気になって怖い」
という声も上がり、
思春期を生きる瑞々しい感性に、
刺激を受け取りました。
何でも先進的なことをやろうとすると、
周りからの視線にさらされるのは、
どこでも見られる光景
じぶんよみ源氏物語 21 ~出会いは風の中に~
風の歌を聴け
よくよく考えてみると、風って、
私たちの生活の中で色々なことを伝えます。
「風の噂」で情報が伝わるし、
「風邪」はウイルスを伝染させ、
五月は「風薫る」季節です。
八百万の神と言いますが、
日本人は風に命を見出し、
風の中に何らかのメッセージを
感じ取ってきたのかもしれません。
ロマンティックな感性だと思います。
目には見えないけど、動いている。
草木や波も風が動かしている。