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笑顔が心を元気にしてくれる 悩むより行動がストレスを解消する

先行き不透明な環境下においても、成果を高めようとする経営者やマネジャーなどのビジネスパーソンは、常に精神的なストレスを抱えることになります。
そして、それが発端となり、メンタルヘルス、そして、病は気からといわれるように、身体に悪影響を与える事例も少なくありません。

以前、脳科学者の茂木健一郎さんの講演を聴いた際に、ストレスを克服する方法は「苦しいときにも、あえて笑うこと」だとお話されていました。
例えば、意識して口角を上げるだけでもポジティブになれるのだそうです。
つまり、これは身体が精神をコントロールした状態です。

これは、一流スポーツ選手でも多くが取り入れているルーティーンにも言えます。
つまり、プレー前の脳へのプレッシャーを克服するために、毎回、同じ動作をして精神を落ち着かせる行為です。

この様に人間の身体状態と精神状態は密接な関係にあると考えられます。
身体の状態、つまり行動によって精神がコントロールされることを「エンボディメント(身体性)」と茂木さんは紹介されていました。

つまり、人間の精神面をコントロールするには、脳そのものへの働きかけだけではなく、身体を通じて(身体を媒介にして)働きかけるということも有効だということです。

最近は、経営者の中で身体を鍛えられる方が増えているといわれています。
事実、経営者あるいはビジネスパーソン向けの筋トレ本がベストセラーになるくらいです。

筋トレは、そのやり方さえ間違っていなければ、やればやるだけ確実に成果が出ます。
これは、努力が確実に成果とならないジレンマとストレスを抱えた経営者やビジネスパーソンにとって、精神衛生上、非常に良い行為といえます。
つまり、筋トレですが、エンボディメント効果もあるのだと思います。
また、ハードな筋トレ中に、ビジネスのことを考える余裕はありません。
結果的に、肉体的なメリットだけではなく、この自分自身を追い込む行為が、ビジネスのストレスから離れた精神的な無の状態であるマインドフルネスにも導かれるようです。

悩んでばかりでなかなか行動に移せない人をよく見かけます。
先行き不透明な環境下においても、成果を高めようとする以上、様々な葛藤があるのだと思います。
しかし、答えを出せないまま頭の中だけで考えつづけることの方が精神的に悪いとも言えます。

ならば、まずは、考え過ぎずに行動してみることも大切なのかと思います。
行動することで、精神的なストレスをあっさりと解決してしまうかもしれません。

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