マガジンのカバー画像

Sex Positive Magazine

24
セクシュアリティ・ジャーナリスト、American College of Sexologists認定セックス・エデュケーターとして執筆しているセクシュアリティやリレーションシップ… もっと読む
運営しているクリエイター

記事一覧

固定された記事
「Sex Positive Magazine」について

「Sex Positive Magazine」について

こんにちは。

映画ジャーナリスト、セクシュアリティジャーナリストの此花わかです。

私はNYのファッション工科大学(FIT)を卒業後、シャネルや資生堂アメリカのマーケティング部門で働いていましたが、2007年に夫の転勤で日本に帰国し出産・育児をきっかけに、ファッション、カルチャー、ジェンダーや映画をテーマに女子SPA!、日刊SPA!、BizSPA!、FRaU、VOGUE GIRL、Pen、シネマ

もっとみる
セックスをしてもセックスレスは解消しない……パートナーとの性的相性の悪さは「性的スタイル」の違いにあった

セックスをしてもセックスレスは解消しない……パートナーとの性的相性の悪さは「性的スタイル」の違いにあった

恋愛の”化学反応”、"ビビビと来る”といった現象を英語ではケミストリーと呼びますよね。”一目惚れ”も恋愛のケミストリーのひとつ。自分では抗えないほど誰かに強烈に惹かれることや、非常に相性の良いことを”ケミストリー”や”バイブ”と表現することがあります。そして、パートナーシップが破綻するときは、「ケミストリーがなくなったから」とよく言われます。しかし、カップルの性的幸福に性的ケミストリーは必要なので

もっとみる
「ノンバイナリーはすごく普通」by エミリー・ナゴスキ博士

「ノンバイナリーはすごく普通」by エミリー・ナゴスキ博士

7月14日は「ノンバイナリーの日」であり、今週はノンバイナリー認知週間ということで、いまアメリカで大人気の性科学者であるエミリー・ナゴスキ博士の「ノンバイナリーはすごく普通」という記事を紹介します。

こんにちは。ジャーナリストでセックス・エデュケーターの此花わかです。東京は梅雨が復活したかのような土砂降り。みなさま、いかがお過ごしですか?

【#ノンバイナリー はすごく普通】 7月14日は #ノ

もっとみる
愛があれば何でも乗り越えるべきなのか?「トキシック・リレーションシップ」(有害な関係)の特徴

愛があれば何でも乗り越えるべきなのか?「トキシック・リレーションシップ」(有害な関係)の特徴

こんにちは。セックス・エデュケーターの此花わかです。

みなさま、いかがお過ごしですか?

近年、トキシック・マスキュリニティ(有害な男らしさ)が話題になっていますよね? 家父長制による「男らしくいろ」という社会的プレッシャーが、男性に様々な”有害”な影響を与えて、それが暴力、自殺やうつ病などの一因にもなっているとされています。特に欧米では、トキシック・マスキュリニティを題材にした映画やドラマがた

もっとみる
「セックスに没頭できない」「オーガズムを感じない」その原因は"観戦型セックス"かも?

「セックスに没頭できない」「オーガズムを感じない」その原因は"観戦型セックス"かも?

スポーツ観戦をしているように、セックスをしている自分自身やパートナーを批判的に眺めることを「観戦型セックス」と呼びます。観戦型セックスをしてしまうと、セックスの没頭できず性的満足度が低くなるという研究結果も。今回は観戦型セックスからマインドフルなセックスをするための方法をご紹介します。

「中イキってどうやるの?」女性の膣内オーガズムを高める方法と「女性が求める性的行動TOP10」

「中イキってどうやるの?」女性の膣内オーガズムを高める方法と「女性が求める性的行動TOP10」

こんにちは。ジャーナリストでセックス・エデュケーターの此花わかです。
今回は女性の「中イキ」について様々な研究を紹介します。

私の無料ニュースレターに書きました。登録なしでも読めますが、よろしければご登録をどうぞよろしくお願いいたします。

五感を使ったセンシュアル・トークでロマンスとセックスを取り戻す

五感を使ったセンシュアル・トークでロマンスとセックスを取り戻す

みなさま、あけましておめでとうございます!

ジャーナリストでセックス・エデュケーターの此花わかです。

ゆったりとしたお正月を過ごされましたか? 昨年はニュースレターを読んでいただき本当にありがとうございました!

2022年がみなさまにとって健康で幸せに恵まれた一年となることを心よりお祈り申し上げます。

どうぞ本年もどうぞよろしくお願いいたします!
***

前回のニュースレターでは「性の境

もっとみる
セルフプレジャーはバイブレーターを突っ込むことでも、「ひとりエッチ」でも「マスターベーション」でもない

セルフプレジャーはバイブレーターを突っ込むことでも、「ひとりエッチ」でも「マスターベーション」でもない

私たちの誰もがもつ性的抑制システム、「セックスのブレーキ」。アメリカのセクソロジスト、エミリー・ナゴスキ博士はセックスのアクセルとブレーキがアンバランスだと、性的に不幸せになるという見解を示しています。今回は、セックス・ブレーキのなかでも「ネガティブなボディイメージ」についてお話ししたいと思います。

こんにちは。ジャーナリストでセックス・エデュケーターの此花わかです。

みなさま、いかがお過ご

もっとみる
愛と幸せを育む「キスの科学」と意外なキスの場所

愛と幸せを育む「キスの科学」と意外なキスの場所

こんにちは。ジャーナリストでセックス・エデュケーターの此花わかです。

皆さま、いかがお過ごしですか?

キスは私たちの遺伝子にすり込まれた生殖本能であり、健康・幸せ・性的欲求を高める効果があります。今回は、キスの科学、そして映画で見るようなムーディーでセクシーなキスのお作法をセクソロジーの視点から紹介したいと思います。

こちらは読者限定コンテンツです。よろしければ無料ニュースレターにご登録く

もっとみる
「妻だけED、夫だけSD」の原因とセクソロジストの処方箋

「妻だけED、夫だけSD」の原因とセクソロジストの処方箋

世界中で大活躍のベルギー人のセクソロジスト、エステル・ペレル博士の著書から代表的なセックスレスの原因と処方箋を紹介します。

こんにちは。ジャーナリストでACS認定セックス・エデュケーターの此花わかです。

みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

今回は、世界中で引っ張りだこなベルギー人のセクソロジスト、エステル・ペレル博士の著書『セックスレスは罪ですか?』(原題: Mating in Capt

もっとみる
浮気防止ホルモンとミラーニューロンでパートナーの心とコネクトする

浮気防止ホルモンとミラーニューロンでパートナーの心とコネクトする

こんにちは。米ACS認定セックス・エデュケーターでジャーナリストの此花わかです。

#此花わかのセックスと映画の話   ニュースレターの前回の記事「愛とセックスの終わりが来るのは半年から7年以内。愛とセックスを育む方法とは?<前編>」では、アヴァ・カデル博士が説く「愛の5つの顔(FACES)」の第1ステージ「魅力」、第2ステージ「冒険」と第3ステージ「快適」をご紹介しました。今回は、パートナーと身

もっとみる
愛とセックスの終わりが来るのは半年から7年以内。愛とセックスを育む方法とは?<前編>

愛とセックスの終わりが来るのは半年から7年以内。愛とセックスを育む方法とは?<前編>

こんにちは。

映画/セクシュアリティ・ジャーナリストでセックス・エデュケーターの此花わかです。

今回は、アメリカのセクソロジスト、アヴァ・カデル博士が説く「愛の5つの顔(FACES)」から、愛とセックスの終わりがいつ来るのか、そして、その理由を紐解きます。

こちらは私のニュースレターに無料登録してくれた方、限定記事となります。よろしければ↓から無料登録をお願いいたします。

https://

もっとみる
妻を愛しているのに…。夫がレスりになる4つの原因

妻を愛しているのに…。夫がレスりになる4つの原因

レスり側の心理をドラマ『セックス/ライフ』から読み解く<前編>

Netflixで放映中の『セックス/ライフ』はセックスレスのレスり・レスられの両視点で、カップルのセクシュアリティとアイデンティティの喪失をなかなかリアルに描いている。

本記事の前編ではレスりの夫の心理を、著名な心理カウンセラーたちが説くセクシュアリティの見地から紐解いてみたい。

https://www.

もっとみる
1時間100万円もする恋愛コーチ「尽くせば尽くすほど自分の価値が下がっていく」

1時間100万円もする恋愛コーチ「尽くせば尽くすほど自分の価値が下がっていく」

人は簡単に手に入るものに価値を見出さない…

現在、世界No.1の恋愛カリスマコーチは、イギリス人のマシュー・ハッシーだろう。ハリウッド俳優並の外見と話の上手さで、アメリカを含む英語圏の人気テレビ番組にしょっちゅう登場しているし、彼の個人セッションは1時間1万ドル(100万円以上)もするそうだ。なんでも、彼の顧客はタイラ・バンクスなどのセレブが名を連ねているという。ご本人も、シンガーのカメラ・カペ

もっとみる