【一生使える】失敗しないダイエット理論【食べて、痩せる】

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【すぐに痩せるという幻想】

まず大前提として、どんなダイエット法でも1,2週間で痩せるなんてものは存在しません

なぜなら、人間には「セットポイント」という機能があるからです。

どういうことかというと、そもそも「痩せる」とは、摂取カロリーよりも、消費カロリーの方が上回ることが必須です。


例えば、2000kcalの食事をとったとしても、消費カロリーが2000kcalを超えないと痩せることはできません。収支で余った分のカロリーが体脂肪として、脂肪細胞に蓄えられるからです。


しかし、人間には体重をコントロールする機能があって、いっぱい食べると満腹感を感じさせ、食事で得た栄養を燃やそうとします。逆に、小食だと空腹感は増し、エネルギーを蓄えるシステムを働かせます。

そりゃそうだろと思われるかもしれませんが、セットポイントの考え方の基礎となり、怪しいダイエットを一掃するためには欠かせない考え方ですので、絶対に覚えてください。


で、このカロリーの代謝システムのことをセットポイントと呼ぶのですが、食べても太らない人というのはこのセットポイントが強力に働いているわけです。

ですが、残念なことにセットポイントは砂糖や加工食品の摂りすぎで簡単にくるってしまうもので、そうなると、あまり食べていないのに簡単に太ってしまいます。
その結果、糖質制限のような極端なダイエットに走ってしまうのです。



厚生労働省「国民健康・栄養調査」の統計によると、戦後からの摂取カロリーはあまり増えていないのにもかかわらず、肥満が増え続けています。

ですが、大丈夫です。この記事では、全て科学的根拠に基づき、確実に痩せる方法を紹介します。ですので、今日こそは行動を起こしてみてください。

そうすれば、値段が一桁上がってもおつりがくるくらいの人生を手に入れることが出来ます。



【糖質制限は本当に痩せるのか?】

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セットポイントの理論は分かったけど、結局、糖質制限が最強なんでしょ?と思われるかもしれませんが、違います

なぜなら、この記事の目的は、「食べながら、痩せる」です。

もっと言えば、太りにくい体質をつくり、一生体型をキープすることにあります。

糖質制限で痩せた!という人がよくいますが、痩せるために一生糖質制限を続けていきますか?

さらに、糖質制限は食べる量を減らすタイプのダイエットなので、セットポイントにより、エネルギー消費能力が落ち、体がカロリーを脂肪に変換するシステムが優位に働きます。

結果、糖質制限をやめれば、もれなくリバウンドが起こります。
それも、体が少量のカロリーで慣れているので、体重当たりの適正カロリーをとったとしても平気で太ります。

ちなみに、どんなダイエットでも、リバウンドが起きないダイエット期間は「1年必要(参考文献:0)」です。

追い打ちをかけるようで申し訳ないのですが、近年の研究では、長年糖質制限を続けると寿命が縮むというデータ(1)もあります。


糖質制限の批判ばかりでは不公平ですので、糖質制限の主張も取り上げてみましょう。

そもそも糖質制限で痩せるという主張は、「糖質を摂った時のインスリン過剰分泌」です。
その理由を簡単に説明すると、

・糖質摂取で、インスリンが膵臓β細胞から分泌

・各組織に糖質を運搬し、血糖値を下げる働きがある

・インスリン過剰分泌で、脂肪細胞増殖促進

・インスリン増加=太る原因!?

⇒なら、痩せたければ、糖質を制限すればいいじゃないか!

では、その主な根拠となる研究を見ていきましょう!


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