価値観の変化と行動の変化は全く別の話しかもしれないということに気づいた
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何を思ったのか、星野源さんの「蘇える変態」を読み、コラム毎に書きたいことを書いていくという変態のようなことをやっています。
今回は、「エピソード」というタイトルのコラムです。
「蘇える変態」という本は2014年5月9日出版で、「GINZA」2012年5月号〜2013年2月号、6〜7月号に掲載された「銀座鉄道の夜」にというエッセイをもとに大幅に加筆・訂正した内容とのことです。
2019年9月3日に文庫版が出ました。
前回のnoteはこちら
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今回読んだコラムのタイトルになっている「エピソード」は2011年9月28日に発売された星野源のセカンドアルバムのことです。
コラムの書き出しは、
で、このアルバムを出すまでの道のりが地獄だったことが綴られています。
なにがすごいって、東日本大震災の半年後にこのアルバムを出していること。
星野源の昔の曲って”死”とか”生きるツラさ”を連想させるような歌詞が多いのでね。
東日本大震災の1週間後にコラムも書いています。
星野源のすげーてきとーで変態なんだけど、見て見ぬフリができないせいで苦しんでいるところがけっこう好き。
さて、冒頭の引用、
無駄だと思うだろ?でもやるんだよ!
は、星野源にとっての生きることを凝縮したような言葉だそうです。
根元敬さんは漫画家でありエッセイストであり研究科であり...etc
いろいろなことをやっている方なんですが、
こういう人から星野源らしさ、というものはつくられているんだなあと感じます。やっぱりどんなものにも理由、きっかけはあるんだなあと。
星野源って歌詞が印象的だったり、曲調が突然変わったりした時期があるんですが、”地獄でなぜ悪い”だったり、”化物”だったり。
そういうときって必ず理由があります。
その理由がこれ。
(この本のP.124-125)
この人2012年にくも膜下出血で死にかけてるんですよ。
それで生死を彷徨ったのを見開き真っ暗で表現してます。
地獄でなぜ悪いでは入院中の様子が描かれています。
地獄でなぜ悪いとか明らかに面白すぎますからね。あのMV完全に若気の至りというか、生死を彷徨った至りだろ。
今後、必ずデジタルタトゥーになると思うけど、てかもうなってると思うんだけど大丈夫かな笑
見開き真っ暗っのインパクトはすごいです、本の小口を見てもわかる。
暗転という意味では舞台もやってる源さんらしい表現なのかなとは思います。
それに、確かに真っ暗だった。
この見開きのページ、本の最後の話しなので想定ではかなり後、というかここまでこのnote続くのか?という感じだったんですけど、フライングして言っちゃいました。
当然、理由はあって、
先日、僕も死にかけたからです。
心室細動で心臓止まっちゃって大変だったらしいです。
目覚めたらICUでした。
星野源は死にかけて価値観が180度変わったらしいんですけど、自分は変わってないなあ。今の会社には命を懸けるほどの価値はないとは思いましたけど。
エピソードのコラムの中で、死んだらどうなるのか、ということに触れられています。
心臓が止まると真っ暗です。
脳死に至ると、星野源も言っているとおり、真っ暗であるということを知覚できないので、答えは出ません。これを26歳で肌感で分かってしまったのヤバイなあ。等価交換の原則を無視して、お金を錬成したい。
今まで仕事とはぜんぜん関係ないプログラミングの勉強したり、ホームページの作成したりしてて、無駄に飲み会とか企画しまくってて、無駄だと思うだろ?でも好きだからやるんだよ!って思ってやってて、そういう話しをこのnoteでするつもりだったんだけどなあ、
今、誰かが挑戦しているコトとか好きなコトに対する問いには、だからやるんだよ!か、でもやるんだよ!の2つの答えでだいたい事足りると思ってます、みたいなね。
でもやっぱ価値観変わってんのかなあ………
ただやることは変わってないんだよな。
人って、よく他人の行動の変化を見てなんか変わったねとかって思いがちなんだけど、
価値観の変化と行動の変化は全く別の話しなのかもしれない。
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