Wax Poetics Japan

ニューヨーク発の音楽雑誌Wax Poetics Japanのnoteアカウント。過去の…

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ニューヨーク発の音楽雑誌Wax Poetics Japanのnoteアカウント。過去のバックナンバーや、サイトでは公開されていない貴重な記事を公開していきます。ソウル、ファンク、ヒップホップ、ジャズ、レゲエ、ディスコといったジャンルの音楽遺産をディープに掘り下げます。

マガジン

  • Wax Poetics Japan No.34

    即完売となったWax Poetics Japan No.34に掲載された、Dr. Dre表紙号。ドクター・ドレー、成功の裏に隠された歴史を紐解き分析する。

  • Wax Poetics Japan No.21

    完売号。巻頭特集は永遠のロックスター、プリンス。殿下のミネアポリス・サウンドを支えた逸材たちの独占インタビューも掲載。

最近の記事

  • 固定された記事

インタビューを受けない男ドクター・ドレー。アメリカ編集長がインタビューに成功!

発売後、すぐに完売となった、ドクター・ドレー表紙のWax Poetics Japan No.34。現在では、ヒップホップ界でナンバーワンの資産家となったドレーの歴史を紐解いた記事が話題となった。誌面は既に完売したが、ドクター・ドレーにまつわる珠玉記事をnoteに公開。 The Architect未完の音楽建築Dr. Dre   アメリカ本国版Wax Poeticsの創刊編集長であるアンドレ・トーレスが、かつて編集長を務めていたヒップホップ専門誌Scratch Magazi

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    • レアグルーヴの代名詞ノーマン・ジェイ。その濃密なDJ人生について大いに語ってもらった。

      ノーマン・ジェイがいなければ“レアグルーヴ”という単語も、アシッド・ジャズも、ロンドンから発信されてきたクラブ・カルチャーも存在しなかっただろう。幼少期からDJに興味を抱き、70年代からニューヨークに通って、かの地のクラブ・カルチャーを体感した彼は、ヨーロッパ最大のストリート・フェスティバルであるノッティングヒル・カーニバルで伝説的なサウンドシステム、Good Timesを立ち上げた。 Rare Groove MasterNorman Jay レアグルーヴを極めたDJ

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      • GAGLEの一員として日本のヒップホップ・シーンに重要な足跡を残すDJ Mitsu The Beatsへインタビュー。

         GAGLEの一員として日本のヒップホップ・シーンに重要な足跡を残すと共に、ソロ・アーティストとしても数々のアルバムを発表しているDJ Mitsu The Beats。世界的にも名の知られるDJ/トラックメイカーである彼が、新しいソロ・アルバム『Beat Installments』を発表した。 Beat InstallmentsDJ Mitsu The Beats ビートに宿る無限の可能性  意外にも彼にとって初のインスト・トラック集だが、ヒップホップの太いビートを根底

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        • ザ・ルーツのドラマー、 クエストラヴが語る、プリンスがヒップホップである33の理由。

          クエストラヴの本職はドラマーだが他にもtwitterのユーザー政治的扇動者、歩く音楽百科事典、伝説のバンド=ザ・ルーツの創立者の1人、アメリカのトーク番組『Late Night with Jimmy Fallon』のバンド・リーダー、そして大のプリンス・マニアという様々な顔を持つ 33 ReasonsWhy Prince Is Hip-Hop なぜプリンスが “ヒップホップ” なのか? 33の理由を挙げてクエストラヴが分析する  1991年10月、プリンスは新たなス

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          プリンス・ファミリー、ザ・タイムの重要メンバーであり、ソロでも成功を掴んだギタリスト、ジェシー・ジョンソン。

           憧れのスライ・ストーンや、可愛がっているディアンジェロらとジャムをしつつ、現在も音楽活動を活発に続ける彼は、プリンスを中心に確立されたミネアポリス産ファンク・ロック・サウンドを軸にして、今なお進化し続けている。 ROCK STARクールな時代の象徴Jesse Johnson  2008年に5枚目のソロ・アルバム『Verbal Penetration』をリリースしたギタリストのジェシー・ジョンソンは、フィラデルフィアのラジオ・パーソナリティ、ダイアナ・ウィリアムスのリビン

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          プリンス・ファミリー、ザ・タイムの重要メンバーであり、…

          プリンス・ファミリーを語る上で外せない重要バンド、ザ・タイム。リード・シンガーであるモーリス・デイの独占インタビュー。

          モーリス・デイは、80年代のR&B、特にミネアポリス・サウンドを代表するアイコンの1人だ。最初はドラマーとしてデビューし、その後、ザ・タイムのフロントマンとして活動するようになった彼は、プリンスを中心に発展していったムーヴメントのキーパーソンであり、並外れた存在感を放つ努力家でもあった。そののち、“紫の陛下”の陰から独り立ちして、彼はシーンを牽引するアーティストの1人としての地位を確立した。 BIG TIME時流を超えるエンターテイナーMorris Day  70年代後期

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          プリンス・ファミリーを語る上で外せない重要バンド、ザ・…

          永遠のロックスター、プリンスについて今まで知られていなかった事実を、側近が饒舌に語る

           ジェームス・ブラウンの敏腕ツアー・マネージャーとして業界にその名を知らしめたアラン・リーズは、プリンスのアルバム『1999』のツアーに、マネージャー代理として呼ばれた。ほどなくして、プリンスの側近の1人としてのポジションが固まると、アラン・リーズは現在の妻グウェンと共にミネアポリスへと引っ越し、プリンスの専属マネージャーとなった。その後、プリンス&ザ・レヴォリューションが革新的なアルバム『Purple Rain』と同名の映画を発表し、ポップ・ミュージック史に数々の伝説を刻む

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          ウェストコースト・ラップのサウンドを形成してきた重要人物であるDJクイックの注目すべきレコード19枚

          カリフォルニア州コンプトン出身のMC/プロデューサー、DJクイックは、80年代後半にヒップホップ・シーンにおいて、多才で多作なアーティストとして頭角を現した。弾力性のあるファンク・ビートでウェストコースト・ラップのサウンドを形成してきた重要人物である彼に、これまで影響を受けたレコードを挙げてもらい、音楽に対して科学的なアプローチを見せる彼のルーツに迫った。 Record Rundownファンクの源泉DJ Quik  「サンプリングする際に重要なのは」と、コンプトンの伝説、

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          成功への階段を駆け上ったフランク・オーシャン。そのユニークな音楽性と複雑なパーソナル・ライフを全て解き明かす。

          ソングライターとしてキャリアをスタートさせた後、シンガーとして表舞台に立つことを決めたフランク・オーシャン。フリー・ダウンロード・アルバム『Nostalgia, Ultra』は思慮深くパーソナルなモダンR&Bの好盤として瞬く間にインターネット上で話題になった。そして今、自身のプロジェクトの決定権を握るポジションにいる彼は、時間をかけながらメジャー・デビューを飾るアルバム『Channel Orange』の制作を進めている。 Soul Caliber新鋭のソウルFrank Oc

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          コリン・ウルフは、ドクター・ドレーと共にドレー『The Chronic』の音作りを手がけた重鎮だ。

          もしDeath Rowが90年代のMotownだったとしたら、コリン・ウルフはGファンクにとってのファンク・ブラザーズだ。ミュージシャンのコリン・ウルフは、ドクター・ドレーと共にドレー『The Chronic』、 NWA『Niggaz4life』、そしてジミーZ『Muzical Madness』の音作りを手がけた。 G-Funk BrotherGファンク・サウンドを生み出した最重要人物Colin Wolfe  カリフォルニア州ヴェニスはクリエイティブな人が集まる街だ。海沿

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          ドクター・ドレーをファインダー越しに見ることができた、数少ないカメラマンのひとり、スコット・カウンシル。

          南カリフォルニア出身のフォトグラファー、スコット・カウンシルは、写真に惚れ込んだ理由をこう表現する。「人を撮影するとき、私が思い描く通りの姿でその人を捉えることができるんだ。自分の理想を対象の人物に投影することで、写真を通じて理想の世界を構築することができるんだよ」。 Brilliant Composition理想の具現化Scott Council 写真を通して、自分の周りの世界を思い通りにコントロールすることができる  サーフィンが趣味だと語る生粋のカリフォルニアンで

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          ドクター・ドレーの1992年デビュー・アルバム『The Chronic』の写真を撮影した男。

          ドクター・ドレーの1992年ソロ・デビュー・アルバム『The Chronic』のジャケは、マリファナを巻くためのペーパーのブランドであるZig-Zagのパッケージを元にしてデザインされたものだが、今でもアイコニックなそのビジュアルは多くの人々の脳裏に焼き付いている。今回、このアルバムの写真を手がけたダニエル・ジョーダンに貴重なインタビューをすることができた。Chronic Photographer 運命の導きDaniel Jordan  まだ駆け出しのカメラマンだった彼は幸

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          音楽業界を一新するサービスBeats Musicは、今後、音楽の聴き方をどう変えるのか?

          5月28日、アップルが突如Beatsの買収を発表した。買収金額は30億ドル。日本円にして約3,000億円。世界で最も稼ぐ企業のアップルにとって過去最大となった買収先は、なんと音楽企業だった。アップルが買収したのはふたつの企業で、ひとつ目は人気の高級ヘッドフォン・ブランド、Beats by Dr. Dreを擁するBeats Electronics。もうひとつは今世界的に注目を集めている定額制音楽配信サービスのBeats Musicだ。 Next Chapterアップルが新たに仕

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          ヒップホップ資産家ドクター・ドレーの成り上がり伝説

          発売後、すぐに完売となった、ドクター・ドレー表紙のWax Poetics Japan No.34。現在では、ヒップホップ界でナンバーワンの資産家となったドレーの歴史を紐解いた記事が話題となった。誌面は既に完売したが、ドクター・ドレーにまつわる珠玉記事をnoteに公開。 PUT UP or SHUT UP手を休めないアンドレ・ロメル・ヤングDr. Dre    プロデューサーとしてその名が音楽史に刻まれるよりも前、そして敏腕ビジネスマンとして自身の名を冠した帝国を築き上

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