人体を支配するしくみ「体に良い/悪い?効く/効かない?」④
毎週水曜日は、Newton「人体を支配するしくみ」を、見開き2ページずつ読み進めるシリーズです。
今回はP.112~113。
昨日までの自分より一歩だけ成長したいと思います。
ミネラルウォーターと水道水の違いを理解する
「水道水を飲むのに抵抗がある」
「健康のために」
「災害対策」
など様々な理由で、ミネラルウォーターは購入されていますが、実際に双方の違いを理解している方は少ないのではないでしょうか?
今回は、この違いについてまとめていきます。
ミネラルウォーターの分類
1990年 農林水産省は処理方法により、ミネラルウォーターを4種類に分類するガイドラインを発表しました。
これにより、ミネラルが豊富でない水(例えば、水道水)でも「ミネラルウォーター」と名乗ってもOKというようになりました。
ナチュラルウォーター
沈殿・ろ過・加熱殺菌以外の処理をしていない水
ナチュラルミネラルウォーター
ナチュラルミネラルウォーターの中でも、ミネラルが天然の状態で溶け込んでいる水(鉱水、鉱泉水など)
ミネラルウォーター
ナチュラルミネラルウォーターを原水に、ミネラルの調整を人為的に行った水(ミネラル分の調整や複数の原水の混合の場合など)
ボトルドウォーター
上の三種類の水以外で、処理方法の限定がない飲用できる水(原水は水道水など何でもよい)
硬水で下痢をすることはほとんどない
水に含まれる、マグネシウム・カルシウムの合計量を水の「硬度」といいます。
日本の軟水では、1L中に100mg未満を「軟水」、それ以上を「硬水」と分類しています。
沖縄を除く国内の水はほとんど軟水で、日本人の多くが好む味と言われていて、鉱水は苦味や渋味を感じるようです。
まれに「高硬度の水を飲むと下痢をする」と聞きますが、本書で左巻健男氏(現、東京大学非常勤講師)は、「飲用水に含まれるマグネシウム量で下痢をすることはまずありえません。下痢をするのであれば、病原菌や疲労、緊張など別の要因を疑う方がよい」と語っています。
併せて、ミネラルを摂るために鉱水を飲んでいる方に対しては、「鉱水に含まれるミネラルは、食物に比べると微々たるもの。水から摂取するよりも、食物をひとくち食べたほうが多く摂取できます」と述べています。
いかがでしたか?
うちはいつも「和歌山 ゆあさの水」を買っていますが、公式HPによると「ナチュラルミネラルウォーター」のようです⇩。
次回(4/25予定)は、「コエンザイムQ10」です。
次回も新しい発見と出会えますように。
それではまた
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