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机とテーブルから暮らしを見つめる

突然ですけど、「机」って何のためにあると思いますか?

勉強のため。

仕事をするところ。

それとも読書などの趣味を楽しむ場所?

もしくは、いろんな物をしまっておくところ。

人それぞれ、いろんな使い方があるんでしょうね。


では、「テーブル」は何のためにあるんでしょう?

食事をするため。

みんなでおしゃべりをするところ。

会議をするところ。

それとも?


わたしにとっての「机」は勉強と仕事をするところでした。

それもたいてい一人で。

そして、机にはいつもパソコンを置いていました。小学6年生のときにパソコンと出会ってから40歳になるまでずっと...。

はじめはワクワクしながらパソコンをいじっていたものですが、就職してからというもの机はハードワークの場所へと変わっていき、そのまま机の上で疲れて寝てしまったことが何度もありましたね。


一方の「テーブル」は、わたしにとって家族や友人と食事をしたり、おしゃべりを楽しむ場所でした。ところが、就職してからというものテーブルは会議などの仕事でほとんどの時間を費やす場所となりました。


別に就職が悪かったわけじゃない。

わたしの時間配分が未熟で忙しいことを理由に他のことへ気が向かなかっただけなんだろうと思います。

そういえば、仕事以外で机やテーブルについていた時間をよく思い出せません。そんな時間があったはず、ですが...。


それが「ソーシャルな隠居」という生き方になってから、机とテーブルでの過ごし方が激変したように思います。

机には相変わらずパソコンがあるんですけど、座椅子ですし、サイドテーブルも置いて、わりとラフなレイアウトで楽しんでいます。

そうそう、最近パソコン用のモニターを増やしました。ノートパソコンの画面は15.6インチで、もうひとつの新しいモニターは27インチ。とっても大きな画面が増えたので動画鑑賞や複数人とのテレビ電話に重宝します。

(まるでちょっとハイテクなおじいちゃんが茶の間に居る光景!?)


テーブルでの過ごし方も大きく変わりましたね。いっしょに暮らす同居人たちとのおしゃべりや食事がほとんど。打ち合わせのようなこともしますが、たいていは楽しそうなことを企んでばかりのような、そんな感じです。


わが家「ギルドハウス十日町」の茶の間のテーブルでは、過去6年近くで延べ8,700人以上がやってきて、いろんなおしゃべりをしていきました。

しかもわたしの机はそのテーブルに隣接しているので、みんなのおしゃべりを何気なく聞いたり、話しかけられたりしてきました。

また、茶の間以外にもいろんなテーブルがありますけど、突発的にいろんなことが起きたものです。


いま、わたしの机とテーブルは、ほんとうにすばらしい時間を提供してくれる場所だと思います。


机とテーブルって、暮らしの中心にあるのかもしれませんね。

そこで自分が、誰と、どんなふうに過ごしているか。


働き方、生き方、そして暮らしを見つめることができる、わたしにとって机とテーブルはそんな場所です。


せっかくの春。
新生活の季節。
あなたも、身近にある机とテーブルから、暮らしを見つめてみませんか?

よかったらサポートをお願いします。もしくはギルドハウス十日町へ遊びにいらしていただければうれしいです。