藤原みやび

自分の事を「女装子」または「トランベスタイト」と思っていましたが、去年くらいから「トラ…

藤原みやび

自分の事を「女装子」または「トランベスタイト」と思っていましたが、去年くらいから「トランスジェンダー」ではないかと思い始めた(MtoFまたはMtoX)着物好き、ちょっぴりよそ行きの洋服好きの乙女座AB型です。

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(連載小説)秘密の女子化社員養成所⑪ ~続・研修生たちの過去~

初めてのセクマイバーで穂波は明日香と初対面とは思えないほど時間の経つのも忘れ、打ち解けて話し込んでいた。 元々明日香の恋愛対象は男性のみだったがこの店に通うようになってからは特に意識しないようになり、相手が男性だろうが女性だろうが女装子だろうが自分が恋愛感情を抱ければそれが一番だと思うようになっていた。 勤務先の女子大でも本格的にトランス女子の学生を受け入れるようになり、学生課の職員として「彼女」たちに直に接していると「女子」なら当たり前にできる事が前に「トランス」が付く

    • (連載小説)秘密の女子化社員養成所⑩ ~研修生たちの過去~

      穂波はそれからも家庭教師のバイト代が入ると女装サロンに通うようになり、そこで出会った別の先輩女装子と意気投合して連絡先を交換したり化粧品や女物の衣類についてあれこれ教わったりもした。 あれこれ教わると今度は試してみたくなり、手はじめに失敗してもいいように洋服や下着を安い商品がたくさん並んでいるネットの通販サイトを見て注文してみたり、化粧品を100円ショップやワンコインショップで買い物かごに他の雑貨類と一緒に紛れ込ませるようにして買ってみた。 幸い穂波の住んでいる京都は外国

      • (連載小説)秘密の女子化社員養成所⑨ ~女顔に整形される研修生たち~

        「おじゃましまーす、研修生の菊川悠子を連れて参りましたー。」 遥香がそう言いながらドアを開け、続いて麗子に促されるようにして悠子も保養所棟内にある美容室に入った。 「お待ちしてました。ささ、そこに座ってさっそく始めましょうか。」 とにこやかにこの美容室の店長を務めている東山 由香(ひがしやま ゆか)に出迎えられ、悠子は不安げな表情のままカット椅子に腰掛けた。 「じゃあまずは眉毛を女の子らしい形に整えて、その後でぱっちりお目目になるようにまつエクをしちゃいましょうね。う

        • (連載小説)秘密の女子化社員養成所⑧ ~強制プチ整形と強制脱毛で女顔に~

          朝のひと仕事を終え、やっと朝ごはんを済ませた悠子たち新人研修生は息つくひまもなく部屋に戻って女子社員の制服に着替えてメイクを直し、始業時間に間に合うよう女子化研修のメイン会場になっている多目的室に向かった。 出向くとどこの会社でもあるようにこの研修所でも朝礼があり、ここで一日の予定確認や上司からの訓示が行われる。 「ほら、女の子らしくちゃんと膝を揃えて座らないと。」 「スカートの上に手を重ねて女らしい座り方をしないとダメじゃない。」 などと遥香をはじめとした指導役の女子

        (連載小説)秘密の女子化社員養成所⑪ ~続・研修生たちの過去~

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        • 介護
          1本

        記事

          (連載小説)秘密の女子化社員養成所⑦ ~初めてのメイド服に隠された意味~

          研修2日目の早朝5時、悠子はけたたましいアラームの音で目が覚めた。 この島は東京より西にあるせいか日の出は今までとは3~40分程遅く、まだ外は真っ暗なのだが見習い女子としてはそんなのおかまいなくいくら眠くても起きなくてはいけなかった。 昨日は早朝に東京の社員寮を出ての長旅の上、昼からはずっと強制的且つ強烈な女子化研修の行事やプログラムの後に深夜まで続く「夜の部」とあってはさすがに疲れてまだ眠いのだが寝坊などもっての他だった。 これから悠子たち新研修生は毎朝5時起きでここ

          (連載小説)秘密の女子化社員養成所⑦ ~初めてのメイド服に隠された意味~

          (連載小説)秘密の女子化社員養成所⑥ ~お姉様たちの淫らな手ほどき~

          「あん・・・・・麗子お姉様ぁ・・・・・イイ・・・・・とってもお上手であたし感じちゃいますぅ・・・・・ああん・・・・・。」 麗子と遥香が「夜の部」と称して自分たちの寝室でレズ行為を目の前で繰り広げ、昼間とは全然違う彼女たちの淫らな一面を見せつけるので最初のうちは只々驚いている悠子だったが、見ているうちに段々と自分も「その気」になり始めていた。 そして麗子は遥香の身体のあちこちを愛撫しながらゆっくりと前戯をして更に心と肉体の性的な興奮を高め、またそうする事で自分自身の性的な興

          (連載小説)秘密の女子化社員養成所⑥ ~お姉様たちの淫らな手ほどき~

          (連載小説)秘密の女子化社員養成所⑤ ~M女とレズビアンへの目覚め~

          歓迎夕食会の会場に入ると昼食の時とは違い、テーブルのレイアウトが1テーブル4名ずつに変更になっていて、悠子は麗子と遥香に加えてこの島に駐在している幹部級の社員と一緒に席についた。 見ると三浦所長や鳥越人事部長と云った最上級の幹部はひとつのテーブルに座っているが、他の同期の新研修生たちはそれぞれ悠子のテーブルと同じように指導役の先輩社員二人と幹部級社員の計3名に囲まれ、小さくなって座っていた。 そして同期の誰もがやはり悠子と同じようにフェミニンなよそ行きの洋服に着替えさせら

          (連載小説)秘密の女子化社員養成所⑤ ~M女とレズビアンへの目覚め~

          (連載小説)秘密の女子化社員養成所④ ~恥辱にまみれた研修初日~

          強制的に女装をさせられ、「見習い女子を命じる」と書かれた辞令の下で「女子社員」としての長期研修生活をスタートした新研修生の5人は全員恥ずかしそうにうつむき加減で入所式が行われる大ホールへと入った。 するとホールに入った瞬間に大きな拍手で5人は出迎えられたのだがそれがかえって5人にとっては恥ずかしさを更に増す事になってしまっていた。 ただ前後は指導役の社員に、そして両脇は例の体格が良くて力の強い格闘技系部員の社員に固められているので逃げ出すことも出来ず、言われるがままに壇上

          (連載小説)秘密の女子化社員養成所④ ~恥辱にまみれた研修初日~

          (連載小説)秘密の女子化社員養成所③ ~研修所の本当の姿~

          「あらあー、ここのお部屋の新人研修生もすっかりかわいいらしい女子社員になっちゃってるじゃない!。すてきねー。」 そう言いながら人事部長の鳥越瑞穂が部屋に入ってくるなり鏡の前で革製のベルトで椅子に固定されたままの悠太に近づいてくる。 「それにしてもこの制服とってもよく似合ってるわねー。どう?初めてうちの会社の女子社員の制服を着た感想は?。」 そう女子社員の制服を着ているのがさも当たり前のような口ぶりで瑞穂は悠太に質問してきた。 そんな感想だなんて聞かれても無理やり女子用

          (連載小説)秘密の女子化社員養成所③ ~研修所の本当の姿~

          (連載小説)秘密の女子化社員養成所②~驚愕の離島での初日~

          いよいよ小瀬戸島に出発の朝、なんと会社の寮まで現地まで同行する人事部長の鳥越 瑞穂(とりごえ みずほ)が黒塗りのハイヤーに乗って悠太を迎えに来た。 これから悠太は小瀬戸島へ向かうのにまずは羽田空港へ行くのだが、普通なら自分一人で電車やバスで空港へ行ってそこで誰かと待ち合わせと云うところ、今回は寮までお迎えの車が来てしかも人事部長が一緒と大変異例だった。 人事部長は出張規定には役員待遇に近いものがあるので会社がハイヤーを用意するのは分からないでもないが、それに自分が一緒に乗

          (連載小説)秘密の女子化社員養成所②~驚愕の離島での初日~

          (連載小説)秘密の女子化社員養成所① ~離島への内示~

          「はあ、また1週間が始まるのか・・・・・。」 そうため息をつきながら菊川悠太(きくかわ ゆうた)は地下鉄を降り、重い足取りで勤務先へと向かっていた。 今日は月曜日。誰しも月曜朝の出勤は休み明けと云う事もあり気分が乗らない事もあるが、悠太の場合は曜日に関わらずここのところ出勤が億劫になりがちだった。 悠太は今年25歳。大学卒業後、健康食品やサプリを扱っているビューティービーナスと云う会社に採用されて今年で3年目の若手社員で、東京本社の営業2課に配属されていた。 入社して

          (連載小説)秘密の女子化社員養成所① ~離島への内示~

          (連載小説)息子が”ムスメ”に、そしてパパが”ママ”になった日⑩(最終話)

          「はあ・・・・・イっちゃった・・・・・。」 「あたしも・・・・・イっちゃった・・・・・。」 ベッドの上でアップヘアに白足袋の後はまったくの全裸と云う艶めかしい姿のみどりと翔子は相互オナニーの末、お互いの痴態を極上の「おかず」にしつつ絶頂に達し、こうして果てていた。 「ねえ翔子ママ、それにしても・・・・・。」 「それにしてもなあに?。」 「今の”エッチ”って翔子ママとあたしが結婚してから一番気持ち良かったかも、ふふふ。」 と微笑んで軽く笑いながらみどりは言う。 「実はあ

          (連載小説)息子が”ムスメ”に、そしてパパが”ママ”になった日⑩(最終話)

          (連載小説)息子が”ムスメ”に、そしてパパが”ママ”になった日⑨

          「あん・・・・・ああん・・・・・。」 着ていたピンクの訪問着を脱がされ、長襦袢だけの姿になった翔子をみどりはおかまいなく続けざまに伊達締めと腰紐をほどくと今度は白のきものスリップが露わになった。 もうここまで来ると実質「セミヌード」と言ってよく、なすがままに着物と長襦袢を脱がされた「下着姿の女性」が艶めかしい姿で恥ずかしそうに悶えている。 ただ「下着姿の女性」はきものスリップのちょうど股間にあたる部分をこんもりと盛り上がらせ、そしてそのスリップ越しに「シミ」が広がってい

          (連載小説)息子が”ムスメ”に、そしてパパが”ママ”になった日⑨

          (連載小説)息子が”ムスメ”に、そしてパパが”ママ”になった日⑧

          「やだ、運転手さんがチラチラとルームミラーであたしたちの事を見てるじゃない・・・・・。」 と写真館から自宅へ戻るタクシーの中で翔子は何気にふと自分たちを見る運転手の視線を感じた。 こうしてきれいに着物で着飾ってはいるが実は男だとバレないか気が気で無く、落ち着かないまま早く家に着いて欲しいと祈るような気持ちで車中で時間をやり過ごしていた。 自宅まではおよそ15分程度で着くのだが、今日の翔子にとってはその15分がとても長く感じる。 そして信号待ちをしていると運転手が後ろの

          (連載小説)息子が”ムスメ”に、そしてパパが”ママ”になった日⑧

          (連載小説)息子が”ムスメ”に、そしてパパが”ママ”になった日⑦

          家族全員が女性の姿になった小倉家の面々は改めてこの写真館のスタジオにて着物姿で記念撮影をしていた。 もちろん主役は七五三を迎えた息子の陽翔なのだが、今は着物女装をさせられて「娘のはるみ」となり、それを同じく着物女装をさせられて「母親になった翔子」と着物姿で純女の母親のみどりの3人が「女性」としてカメラに収まっている。 「あら翔子ママ、折角だからもっとニコニコしたら?。そうニッコリ―。」 「こ、こうですか?。に、ニッコリ―。」 強制的に着物女装をさせられてまだ女としての自

          (連載小説)息子が”ムスメ”に、そしてパパが”ママ”になった日⑦

          (連載小説)息子が”ムスメ”に、そしてパパが”ママ”になった日⑥

          萌香と菜美がこれから翔太が着る女物の着物に合わせる小物を別の部屋に取りに行くとの事でメイクを終えて女の顔になった翔太はこのメイク室兼衣裳部屋に取り残されたかのようにポツンと一人で居た。 既に縛られていた縄は解かれてはいたが女物の下着を付け、きものスリップを着た上からガウンを羽織っている身体の上に「女の顔」をした人物がメイク台の大きな鏡に映っている。 「それにしてもこれが俺?、いや”あたし”?。でもなんだか信じらんない・・・・・。」 と鏡に映っている「女の顔」をした人物は

          (連載小説)息子が”ムスメ”に、そしてパパが”ママ”になった日⑥