見出し画像

クラブW杯とコロナ禍

ー"密"なスタジアム

アラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビで開かれていたサッカー・FIFAクラブワールドカップ(クラブW杯)。13日深夜(日本時間)に行われた決勝戦で、欧州王者のチェルシーが南米王者のパルメイラスを下し、悲願の優勝を叶えた。眠気に負けまいと目薬を入れながらのテレビ観戦。そこで印象に残ったことは、両チームのハイレベルな戦いもさることながら、観客やサポーターで埋め尽くされたスタジアム。新型コロナウイルス感染症の世界的な流行の中、極度の"密"状態だ。心配になってUAEの状況を調べた。

勘違い

コロナ対策か、経済活動かー。日本ではよくそんな議論がよくされている。こうした中、当初、UAEは経済活動を優先させたのかとも思った。ただ、それはどうも違うようだ。日本とはまるで状況が異なる。

ロイター通信が提供する「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)トラッカー」によると、UAEの最新(2月12日時点)の1日当たりの新規感染者数は1395人。1月後半に3000人を超えて以降、急激に減っている。

日本の13日時点の新規感染者数7万8147人と比べると、わずか2%に満たない。日本も10万人を超えた3日時点からは減少傾向にあるものの、完全にレベルが違う。日本はコロナ対策が厳しいと、危うく誤解するところだった。

心の健康

手術を経て退院したばかり父親、それに母親や義母ら高齢者が身内にいる身としては、コロナ対策が厳しいのはありがたい。ただ、それでも"密"を気にしてばかりの生活は、心の健康に良くない。

早く現状が改善するよう祈るばかりだ。

(写真:『りすの独り言』トップ画像=フリー素材などを基にりす作成)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?