見出し画像

書評 サラリーマンは300万円で会社を買いなさい

サラリーマンでもあちら側、いわゆる資本家になれる。むしろサラリーマンを経験しているからできる土壌ができている。著書の三戸氏は本書では現在はサラリーマンであるあなたでも、中小企業の社長になって経験と能力を生かして活躍しよう、会社という「箱」を所有して「資本家」(=あちら側の人間)になろう、と提言している。

「ゼロイチ起業」は必要ない

サラリーマンである私が経験を積み管理職となり、組織として経営者目線でマネジメントや経営者感覚で働いている中で、今後のライフプランを考えた時、経済的にも使える自由な時間としてもこのままで良いかと疑問を持っている中でこの本を見つけ手にとった。漠然と会社を経営してみたい起業してみたいと考えてはいるものの、箱がありヒト、モノ、カネがある環境にいたサラリーマンでは起業はメンタル的にハードルが高かったのが本音。
 著書でまず印象に残ったのは(「ゼロイチ起業」は必要ない)という言葉。起業という手段でなくても資本家になれるのが個人でM&Aをして、経営を引き継ぐこと。つまり「会社を買う」ということ。これはサラリーマンが資本家になろうと考えた時、ゼロイチより現在ゼロから1や2として回っている会社を買って経営して組織をマネジメントし改善する事の方がイメージが沸き、メンタルハードルも低くチャレンジできるのではないかと思いとても胸にに響いた。

あなたの部署が会社になったら?

ここから先は

796字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?