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福祉人に必要な「編集力」

僕はよく「福祉と社会の分断」という話をします。そして「福祉をもっと般化(汎化)させていきたい」という話をします。
 
 
それは、福祉や支援、というものが「専門職が専門的な知識やスキルを用いなければ行えないもの」になってしまう事には違和感を感じているからです。
 
 
本来福祉とか支援って、必ずしも全てが全て専門知識がなければ対応できないものでも専門的なスキルを用いなければできないものなわけでもなく、あくまでも本質は生きづらさを持たれた方が社会の中で生きていくためのもの、だと思うんですね。
 
 
もちろん専門職が携わらなければいけない領域があることを否定するものではないんですが、かたやでは福祉が全てを抱え込むのではなく、いかにして社会の中に融け込ませていくか、ということを考えていくことも僕らの大事な役割じゃないかと考えています。
 
 
そんな前提のもと、僕ら福祉人ってもっと社会のことを知りに行った方がいいよね、という議論が時々交わされます。
福祉という「別世界」を強化していくのではなく、むしろ福祉は社会の鑑なんだから、社会の動きや変化を知っておかないと、どんどん乖離していくんじゃないか、という議論です。
 
 
僕自身、自分のインプットって福祉の枠組みの中から得るものよりもむしろ全く福祉とは関係ない分野からのインプットが少なくありません。
確かに専門分野の情報は必要なんですが、実際にこれを社会の中で展開していこうと思うと、社会のあり方との調整を図っていかないといけません。
むしろ今の社会の中に落ちている情報を転用していく方が実態に即していると感じることもあります。
 
 
そこでふと考えるのは、もしかしてこれから大事なことって、福祉人が社会を知る、ということももちろんなんですが、その社会から得た情報をどのように編集して福祉や支援に転用するか、という「編集力」なんじゃないか、ということです。
 
 
今日はそんなお話をしています。




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