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13th

本日は、「てんかん」啓発の日通称、パープルデーです。

「てんかん」という病気をもつ人は、100人に1人。

決して少なくない数の方が、罹患する。

しかし、私自身、30年近く生きてきた中で、
てんかんをもつ方と知り合ったことはありません。

私が知らないだけの可能性もあります。

それは、打ち明けることに抵抗を持つ方が、
いまだに多く、いらっしゃるからです。

かくいう、私も、このnote以外では、
両手が余る程の数の人しか、公表したことがありません。

いまだに私も、正直、
てんかんを家族以外の方に打ち明けることは、怖いです。

てんかん = 脳神経の病気 なのですが、
診療科によっては、精神科に通院したり、
症状によっては、精神障害者手帳が必要だったり、、、

そのため、安直に、精神的な病気だと捉えられることもあります。

加えて、いつ発作が起こるか分からないことから、
会社では、「てんかん」を理由に、
雇用しない/できないと回答するところもあります。

人への理解には、時間を要し、
また、一度ついた偏見を覆すためには、もっと時間が必要になる。

「てんかん」と約13年生きてきて、日々、痛感しています。

ただ、「てんかん」の有無にかかわらず、
どんな人でも、当人が最も不安だと思うのです。

それでも、
朝、起きて、
勉強して、働いて、
買い物して、料理して、
車を運転して、ご飯を食べて、
洗濯して、食器を洗って、
お風呂に入って、歯を磨いて、
テレビを見て、ネットサーフィンして、ゲームして、
明日の準備をして、
寝床に入り、
明日を迎えようとするのです。

何かしら不安を抱えていても、
平然と生きていかねばならないのです。


私も、この4月から、新社会人として、
新生活を始めることになりました。

今、本当に不安で仕方ありません。
「てんかん」のことも、それ以外のことも。

「てんかん」があってもなくても、
その不安の中身は、意外にも変わらないのではないでしょうか。

そんな同じで違う私たちは、
なぜ都合の良く、同異を操作するのでしょうか。

個性や多様性とは、なんでしょうか。

「てんかん」とは、なんでしょうか。

そんなことを考えさせられる今日この頃。



今年で、「てんかん」+ wisteria (わたし)は、13歳になりました。

13年間、無事に生きてこられたことに、感謝し、
これから先も、無事に生きられるように、

また、偏見や差別が少しでもなくなるように、
私自身が証明していかねばならないと、
改めて、決意を固めています。


蛇足かもですが、
明日で、noteを始めて、3年になります。

「てんかん」の啓発を、と思って、このnoteを開始しました。

どうか、このwisteriaを介して、
少しでも、「てんかん」を知って、理解して下さる方が増えることを、
祈っております。


最後になりましたが、
これからも、wisteria with てんかん、をよろしくお願いします!!!

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