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「No title」

もう出発しそうな列車に飛び乗るのは諦めた。

その列車には行き先が決まっていたから。

長い間ホームで一人、
星空を眺めたり雨が降るさまを見ていたら、
名もない電車がやってきた。

電気もついていない車両に乗り込み僕は
其処へ向かうことにしたんだ。

ねぇ、外の景色は見たこともない美しさだったよ。




   


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