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【ファジサポ日誌】59.ビルドアップ~第23節ファジアーノ岡山vs水戸ホーリーホック

筆者にとって今シーズン最大の緊張感を抱えた試合でした。
その理由は後半でも触れますが、おそらくこの試合に敗れれば今シーズンのJ1昇格の道は実質的に絶たれると考えていたからです。
一方で前節の甲府戦はドローとはいえ、レビューでもお伝えしたとおり、今後に繋がる試合内容であったことから、この水戸戦に好ゲームの予感も持ち合わせていました。
降り続く雨など気にはならず「来るべき時が来る」という心境の試合前でした。

雨天のスタジアムを楽しめる工夫が嬉しい

1.試合結果&スタートメンバー

J2第23節 岡山vs水戸 時間帯別攻勢・守勢分布図(筆者の見解)

岡山が前半にリードして後半を迎えるという展開は、5/21第17節群馬戦以来となりました。つまり優位に試合を進められた事自体が久々であったといえます。
水戸は6月のリーグ戦を3勝1分1敗でまとめており、前節は首位町田を相手にドローに持ち込んでいました。
今回のレビューでは決して簡単ではなかった相手に前半から優位に立てた要因についてまず触れたいと思います。そして後半は逆に劣勢に立たされる時間帯が増えたのですが、この後半の見方についても触れてみたいと思います。

J2第23節 岡山vs水戸 スタートメンバー

それではメンバーの確認です。
岡山の注目はボランチに(41)田部井涼を起用してきたことです。
週中の木山監督のインタビューからは、チームとして「繋ぐ」「運ぶ」覚悟が強く伝わってきました。連戦の最初という要素もあったかもしれませんが、(41)田部井の起用はチームとしてボールを繋いでいくというメッセージであったと思います。

水戸は守備時4-4-2ですが、攻撃時はLSB(42)石井隼太を一列上に上げ3-4-3であったと思います。

昨シーズン岡山でプレーした(13)成瀬も水戸でベンチ入り
後半、今シーズン初出場を果たした

2.レビュー

(1)現実的なボール保持

この試合の前半に岡山が優勢に立てた最大の理由、それは岡山最終ラインとボランチ間で積極的にパス交換を行うことにより、ボール保持時間を増やせたことにあったと考えます。

SPORTERIAさんの「パスソナー・パスネットワーク図」です。
前節、甲府戦と比較するために用いてみました。
水戸も甲府も前線からのプレスを重視しているという点から、岡山最終ラインがプレッシャーを受けながらパスを回せたかどうかを比較するのにちょうど良いと考えました。甲府の方が水戸よりもサイド攻撃に特化していましたので、若干データに偏りはあると思います。

注目ポイントは2つあると考えます。

① 改善された最終ラインとボランチ間のパス交換

甲府戦と比較して、この水戸戦では明らかに最終ラインとボランチ間でのパス数が増えています。これはボランチに(41)田部井が入ったことで、相手に囲まれる場面でも慌てることなく、パスを受けていたからだと思います。そしてLCBの(5)柳育崇が積極的に(41)田部井にパスを出していた点も見逃せません。
甲府戦での(5)柳のパスはLSB(43)鈴木喜丈に偏っているのですが、これは(43)鈴木のビルドアップ能力に頼っていたからともいえます。
前述しました木山監督のインタビューにもCBからのビルドアップについて言及があり、両CB(5)柳、(23)ヨルディ・バイスの意識改善と狭い場所で受けることができる(41)田部井の能力がマッチしてこの縦のパス交換数が飛躍的に増えたものと考えられます。実際に観ていて危なげなかったです。

水戸の守備は好調ぶりが示すとおり、帰陣が早くスライドもしっかりしていました。ボランチから先へ展開しにくい場面でも、もう一度ボランチからCBに戻してやり直す、そうすることで岡山はボール保持時間を増やし、攻撃の選択肢を増やすことができました。また、このパス交換により水戸の前線を動かして彼らの体力を消耗させる、そんな効果もあったように思います。

前半は積極的なボールの引き出しが目立った(41)田部井
今後、序列が上がる可能性も感じさせるプレーぶりであった

② ボランチから前へのパスの少なさについて

一方でボランチから前線への縦パスは甲府戦同様やはり少なく、実際に最終ラインから(41)田部井に渡ったパスが再び最終ラインに戻されるシーンも多かったと思います。この点の捉え方は評価が分かれるところですが、筆者はポジティブに捉えています。
まず①で述べましたように水戸の守備陣形がよく整備されていたので、無理にパスを通せなかったこと、そして最終ラインとパス交換を盛んに行うことで、意図的に自分たちの時間をつくる、ゲームを支配する意図があったように見えたからです。その代わりにボランチからサイドへの展開は一定数みられました。サイドに展開し、幅を広くとることで水戸の守備ブロックを広げる意図があったと思います。非常に理に適ったボール運びでした。

ここまで度々述べています木山監督のインタビュー(ファジラボ)の空気感から、岡山両CBがセンターライン付近まで持ち運び果敢に縦パスをつけるというようなこれまでと比べますとドメスティックかつ相手のカウンターも受けやすいリスキーなボール運びをしてくるのかなと筆者は予想していましたが、実際にはそんなことはなく正直なところ拍子抜けしました。
しかしながら(41)田部井の起用によるCBとボランチの関係改善により前半からボールを握り優勢に立とうとする試合運びは、この日の蒸し暑いコンディション、今後の夏場の戦いを見据えても非常に現実的と言え、非常に好感を持てるものでした。

(41)田部井から(7)チアゴを狙ったパスは不発に
今後は前線にもっとパスを入れたい

(2)リンクマン坂本

(1)では岡山の現実的なボール保持について触れました。
それでは保持したボールをどのように前線に運んだのかについて振り返ってみます。この点については(48)坂本一彩の動きが非常に効果的でした。
7分の攻撃を振り返ります。

J2第23節 岡山vs水戸 7分岡山の攻撃

この場面を採り上げた理由は、水戸の守備が良い(しっかり岡山の選手をマークしている)状況であったにも関わらず、岡山がGKからのビルドアップによりフィニッシュまで至ったからです。
まず(41)田部井が水戸前線の包囲網を剥がして(43)鈴木に正確なパスを出す、(43)鈴木は戻ってきた(22)佐野航大へパス、ここに水戸(19)村田航一がついてきますが、(22)佐野はダイレクトに中へ。この中央のスペースに(48)坂本が下りてきていました。

素晴らしかったのはこの後で、即時に水戸最終ラインの裏へボールを出すのではなく、水戸(10)前田涼介のプレスをターンで交わしドリブルをしながら岡山攻撃陣(赤い矢印)が攻め上がる時間をつくっているのです。
この(48)坂本のプレーにより、岡山は(7)チアゴ・アウベス単発の裏抜けよりも分厚い攻撃を展開することができました。
(48)坂本のライン間、中間ポジションで受けるという特長がよく出たシーンといえます。

(48)坂本は10分には(5)柳からのグラウンダーの縦パスを、水戸のマーカー(10)前田を外しながらダイレクトで受けて叩いたシーン、16分(43)鈴木からの縦パスを水戸のライン間で完全にフリーの状態で受けたシーンなど、岡山最終ラインと前線のリンクマンとして非常に有効に機能していました。

先制点は久々のセットプレーによるものでしたが、この(48)坂本がリンクした攻撃にも十分に得点の匂いが感じられた前半でした。
それにしてもこの7分のシーン、岡山もこんな攻撃ができるのだ!という大きな希望を感じることができました。

リンクマンとしての役割を果たす(48)坂本
ここから前線へ駆け上がるパワーも欲しい

(3)改善の兆しがみえたセットプレー

この試合の先制点かつ決勝点はセットプレーからでしたが、木山監督が小坂コーチの首を絞めていた?シーンが印象的でした。ファジラボでも、試合後の監督インタビューでも触れられていましたが、セットプレーの改善についても光が見えたシーンでした。
筆者は前節甲府戦のレビューで(5)柳以外の選択肢が必要と述べましたが、チームはやはり(5)柳をいかにフリーにさせるのかついて追求しているようです。13分(16)河野諒祐からのホットラインによるシュートは惜しくもポストを叩きましたが、やはり直接(5)柳が触り限りなく枠内にいった点は明るい材料であると思います。
24分の先制点の場面はCKを(5)柳が直接触ることはできませんでしたが、水戸のクリアを阻む粘り強い動きが素晴らしかったと思います。
(41)田部井の最初のシュートを跳ね返された時点で通常は流れが切れそうなのですが、(23)バイスが予測の良さを活かして再び(41)田部井へ。(41)田部井もよく浮かさずにグラウンダーでコースを狙ったと思います。

結果的にこの試合は1点しか獲れませんでしたが、攻撃の最終局面で甲府戦でみられたような焦りや迷いは各選手から消えていたように見えました。

(41)田部井の先制ゴール
左足の技術の高さを魅せつけた
Twitterにもアップした1枚
物凄い跳躍力

(4)後半の劣勢の見方

非常に内容が良かった前半と比べますと後半は劣勢に立たされた場面も多かったと思います。この後半の見方について触れていきます。

リードされて後半に入る、またはイーブンの状態から勝ち越しをねらうとなりますと後半開始の15分にまずエネルギーを投じていく、最近数試合の岡山がそうであったようにこの試合の水戸もそのように後半早々からギアを上げてきました。
中盤での競り合いで明らかに浮き球を多用、岡山中盤陣との身長差を突いて優位に立ち、前半から優位に立っていた水戸右サイドのみならず、左サイドからも突破、クロス上げていました。

しかし、そうした水戸の攻勢自体は想定の範囲内と思われますし、受ける力は岡山にあったと思いますので、この点についてそれ程は問題視しなくては良いと感じます。それよりも、前半と比較してマイボールを保持できなくなっていた点に課題を感じました。

現地観戦の際は、岡山の中央→サイド→中央のボール運びの中で、サイドから中央に出し直す際に(48)坂本を経由せず直接水戸最終ラインの裏を狙うことでボールロストしているのかと感じていましたが、DAZNで見直しますと案外そういうことはなく、(48)坂本も下りて来ていましたし、(48)坂本が下がってからも(44)仙波がリンク役をこなしているようにみえました。

ヒントは後半途中、マイクが拾った木山監督の声にあったと思います。
「もっと顔を出せ!」と岡山のビルドアップ時に強い口調で声をかけているのです。おそらくボランチに対してかと思いました。確かに前半と比べますと(41)田部井が受ける回数が減っていたと思います。これが水戸のプレッシャーを受けてのことなのか、体力的な問題なのか、要因までは推察できなかったのですが、試合後の木山監督のコメントからもこの点はあったのだろうと思われます。

後半は何が良くなかったのか分からないけれど、開始から量も落ちたしボールを受ける姿勢も減った。ボールを受ける動きも減ったし、2トップがプレスに行けなかったのか行かなかったのか分からないけれど、後半はあまり良くなかったです。そこはしっかりと課題として、1試合を通してやっていかないと。もちろんきっ抗した相手なのでゲームの流れが相手に移るときはあると思うし、そういうときにしっかりと我慢しながら粘り強く進められたのは良かったですけれど、勝ち切っていくために2点を取りにいく姿勢は必要なのかなという気はしました。

JリーグHPより(https://www.jleague.jp/match/j2/2023/070114/live/#coach)
木山監督試合後のコメント

実は、ボールを受ける動きが減っていくのと比例して、ビルドアップではなく(1)堀田大暉からのゴールキックが徐々に増えている点にも注目しました。明らかに後半、岡山の選手は自主的にビルドアップを避けていたのではないでしょうか?

これは、これまで岡山が取り組んできたサッカーの影響なのだと思いますが、選手たちにとって「ビルドアップ」はやはり第一選択ではないのだと思いました。
これまでのコメントから、木山監督にとっても本来的には「ビルドアップ」はオプション的な位置づけであったと思います。
それが最近の試合を踏まえてそうも言ってはいられなくなってしまった。
だから後半もビルドアップを続けてほしかったと思うのですが、選手たちは1点リードしている状況でセーフティに試合を運びたいという意識、そして裏に出しさえすれば(7)チアゴが1点獲ってくれそうな雰囲気を醸し出していたことから、ビルドアップを放棄したのかもしれません。
更には(43)鈴木が前半で交代したことも影響したかもしれません。

上記の木山監督のコメントには後半2トップのプレスが落ちた点についても述べられていますが、共に体力面での問題ではないかと感じました。
後半戦のキーマンと前回のレビューでお伝えしました(48)坂本はまだプロ2年目(1種登録)で、昨シーズンのプレータイムは414分しかありません。出場が9試合なので、1試合平均46分の出場時間となります。タフなJ2で長時間プレーするにはまだまだ体力が必要なのかもしれません。

また(7)チアゴに関しては、この試合は前半から、これまでにみられない程、献身的な「フォアザチーム」のプレーを魅せてくれました。その原因は東京V戦の退場にあると思うのですが、献身的な分「良い意味」での遊びの部分がなくなっているとも感じました。この試合、獲れそうで獲れなかった原因はそこにあるのかもしれません。

終始安定したセーブを披露した(1)堀田
彼の存在は今の岡山にとってマストだ
裏を取れそうで取れない(7)チアゴ
水戸2CBの頑張りも光った
ビルドアップに進境を見せた(5)柳
強度は変わらず

(5)成長をみせる審判とのコミュニケーション

そしてこの試合でもう一点触れなければならないのが、主審とのコミュニケーションについてです。
山本雄大主審が担当でしたが、異議を感じる判定でも選手多数で主審を囲むようなことは無くなりましたし、象徴的でしたのが(5)柳が水戸(9)安藤瑞季からファールを受けた際に(23)バイスが山本主審に何らかのアピールをしていたのですが、山本主審は(23)バイスに対して「僕がよく見ているから」と言葉とジェスチャー、表情でコミュニケーションをとっていました。(23)バイスもそれに対して笑顔で応えていましたが、主審との信頼関係をつくるという意味で今後に繋がると思いました。
少々、岡山側は厳しくとられているかな?という印象も残りましたが、この点は少しずつ審判の岡山に対する印象をよくしていきたいものです。

この件に関連して、この試合で気がかりであったのがボックス近くでの危険なファールが非常に多かったことです。
全体的には岡山の試合運びが勝っていましたが、水戸にこのファールからのセットプレーを1本でも決められていたら、この試合どうなっていたのか分からなかったと思います。
現地、映像見えない部分もありますので何とも言えないのですが、手を使っている場面は厳しくチェックされている印象は残りました。
両CBを中心に最終ラインの選手からは手を使うプレーは明らかに減ったと思いますが中盤以上の選手がまだ徹底できていない印象が残りました。
この点は早急な修正が必要です。

(8)ムークを諭す山本雄大主審
安定したジャッジと選手とのコミュニケーションが光った
(23)バイスも終始安定したプレーを披露

3.まとめと蛇足

以上、次節藤枝戦が明後日(5日)に迫っていることもありますので、駆け足で水戸戦をレビューさせていただきました。
まとめますと、ビルドアップに著しい進境をみせてくれた一戦で、しかもそのビルドアップ自体も無理なパスを通そうとしないものであったといえます。
甲府戦が前線からのプレスのかけ方、そしてこの水戸戦がビルドアップについて再現性の高いゲームが出来たのではないかと感じています。

前半戦、敗れた甲府に引き分け、そして前半戦で引き分けた水戸に勝利と、今の岡山はこの2戦のように、少しずつ前半戦を上回る結果を残し続けなくてはなりません。

獲らぬ狸の皮算用をしてみました。
① 前半負けた相手(4敗)からは「一歩前進」ドローに持ち込む!
  東京V、大分、甲府、栃木→勝点4
② 前半ドローの相手(11分)の約半分(6戦)には勝つ!
  あと(5戦)はドローでも良し!
  町田、長崎、清水、藤枝、仙台、熊本、千葉、水戸、山口、いわき、大
  宮→勝点18+5=23
③ 前半勝った相手(6勝)には全勝といきたいが、現実的に見積もって半
  分ぐらいには勝ちたい(残り半分には負けることも想定…)!
  磐田、山形、群馬、秋田、徳島、金沢→勝点9

  ①+②+③=勝点36
  前半戦勝点29+後半戦(予想)勝点36=年間勝点65

これで、ようやく勝点65なのですよ…。
この皮算用も実は条件②は結構厳しい内容だったりします。
しかし、後半戦開始の甲府、水戸の2戦はこの条件をきっちりクリア、試合内容的にも「伸びしろ」を示せたと思います。

このグループ分けによりますと、次節の藤枝は②、つまり勝利がマストです。勝つ時と負ける時の差が激しいチームです。藤枝に勝利するには2つの戦い方があると思います。
一つはオープンな展開を制する、そしてもう一つはオープンな展開に持ち込ませない。オープンな展開で欠かせない(7)チアゴは水戸戦でフル出場、一方(18)櫻川ソロモンは5分の出場に止まりました。
藤枝戦は(18)櫻川の先発出場が見込まれるかもしれません。
チームとしての戦い方は後者となるでしょう。
(18)櫻川が持ち前のキープ力を活かして(48)坂本とは異なる形で味方の動き出しを促せられるのか?そして水戸戦同様に落ち着いたビルドアップが出来るのかがポイントです。ボランチが引き続き(41)田部井の起用があるのか?それとも藤枝東高校出身(27)河井陽介が巻き返すのか?


藤枝戦に向けて大きな期待がかかる(18)櫻川
活躍して「水曜日の男」から序列を上げたい

そして、もう1人キーマンに(16)河野諒祐を挙げたいと思います。
前回の藤枝戦では2失点に絡んでしまい、おそらく今回の対戦でも(16)河野の右サイドは狙われると思いますが、水戸戦の終盤では水戸にクロスを上げさせない好プレーや、自らドリブルで右サイドを突破しようとしたシーンもありました。この気迫と頑張りをぜひ藤枝戦でも観たいです。

(16)河野の気迫も印象に残った
こちらも藤枝戦での奮闘に期待!

乗り越える壁は大きいですが、1勝ずつ積み上げていきましょう!

今回もお読みいただきありがとうございました。

色々あるけど、単純に1勝1勝の積み重ねが嬉しい

【自己紹介】
麓一茂(ふもとかずしげ)
地元のサッカー好き社会保険労務士
JFL時代2008シーズンからのファジアーノ岡山サポ
ゆるやかなサポーターが、いつからか火傷しそうなぐらい熱量アップ。
ということで、サッカー経験者でもないのに昨シーズンから無謀にもレビューに挑戦。
持論を述べる以上、自信があること以外は述べたくないとの考えから本名でレビューする。
レビューやTwitterを始めてから、岡山サポには優秀なレビュアー、戦術家が多いことに今さらながら気づきおののくも、選手だけではなく、サポーターへの戦術浸透度はひょっとしたら日本屈指ではないかと妙な自信が芽生える。

応援、写真、フーズ、レビューとあらゆる角度からサッカーを楽しむ。
すべてが中途半端なのかもしれないと思いつつも、何でもほどよく出来る便利屋もひとつの個性と前向きに捉えている。

岡山出身ではないので、岡山との繋がりをファジアーノ岡山という「装置」を媒介して求めているフシがある。

一方で鉄道旅(独り乗り鉄)をこよなく愛する叙情派でもある。
アウェイ乗り鉄は至福のひととき。多分、ずっとおこさまのまま。

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