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「スポットライト 世紀のスクープ」舞台挨拶を観覧して来ました。

  昨日(4月16日)、TOHOシネマズ日劇で「スポットライト 世紀のスクープ」の舞台挨拶を観覧してきました。

この作品は今年のアカデミー賞で作品賞と脚本賞を受賞しています。個人的にも面白そうだなと思い楽しみにしていた上、2015年のスクリーンで活躍されていた俳優が多く出演しており、今年の映画シーンで非常に重要な作品になると感じていました。

2015年に各方面で高評価だった「アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜」は記憶に新しいですが、この作品は私も大好きです。この作品でヒロインを演じられたレイチェル・マクアダムス(Rachel Anne McAdams)さんがとても可愛らしく、一発で大ファンになりましたが、スポットライトには彼女も出演しています。

また、こちらも2015年に話題になり、個人的にも大好きな作品「はじまりのうた」に出演されていたマーク・ラファロ(Mark Ruffalo)さん、2015年のアカデミー賞4部門を受賞した「バードマン」で主演を演じられたマイケル・キートン(Michael Keaton)さんも出演されています。

旬な俳優を揃え、キャストだけでも大変魅力的なスポットライトですが、内容も非常に魅力的。それまでタブーとされてきた教会組織の闇をボストン・グローブ紙の記者メンバーが様々な困難を乗り越えながら取材し、いざ紙面になるその日までを詳細に描くという、問題作です。

先に作品の感想を書いてしまいますが、この作品が世にこの様にして出、教会組織の闇が露出され、この問題が当時のグローブ紙に接した人以外の現代の映画シーンという場所でも共有されたということが、この作品がもたらした大きな社会貢献だなと強く感じました。観終わった後、「よくこの作品を作ってくださった!」と心の中で叫びました。

この作品に携われた方の全てが、社会に対して大きな貢献をされていると感じ、そして、もちろんこういった面も含めての受賞だと思いますが、この作品にアカデミー賞作品賞が贈られた事も、とてもステキなことだと改めて感動しました。配給会社や製作会社のスケールの枠を超えて。

"作品に携われた方に会えると分かって作品を鑑賞する"のは人生で初だったのですが、昨日はレイチェル・マクアダムスさんが上演後にステージで挨拶してくださいました。先述しましたが個人的にも大好きな俳優なので、とてもドキドキしましたが、非常に感激しました。少し緊張されていましたが、言葉を選びながら丁寧にお話されている感じが好印象で、スーパースターで近づき難いというより、むしろ素朴な感じがし、ますますファンになりました。

(「片づけコンサルタント」近藤麻理恵 通称こんまりさんもステージにいらっしゃいました。びっくりしました。)

なにはともあれ今作品、ぜひ多くの方に観て頂きたいです。かなりシリアスな内容ではありますが、非常に考えさせられる問題作だと思います。あんなにも、あからさまに問題だと思われる組織の悪を、なぜあんなにも長い間放置することを社会は止められなかったのかー。これはどの世界にも通ずる問題だと思います。ぜひ。

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