見出し画像

3つの思い込みを捨てよう。(『エッセンシャル思考』を読んで)

本屋さんに立ち寄ったら、『エフォートレス思考』という本が、ランキング上位にあることを見つけた。

少し立ち読みしてみると、著者が『エッセンシャル思考』と同じ、グレッグ・マキューンさんであることを発見した。

そんなこんなで、Kindleに入っていた『エッセンシャル思考』をもう一度読み直してみた。その中で印象に残ったことばを紹介させて頂きたい。

エッセンシャル思考になるためには、3つの思い込みを克服しなくてはならない。 「やらなくては」「どれも大事」「全部できる」 ── この3つのセリフが、まるで伝説の妖女のように、人を非エッセンシャル思考の罠へと巧みに誘う。  うっかり耳を傾けようものなら、不要なものごとの海におぼれる

『エッセンシャル思考』

エッセンシャル思考は、簡単にいうと、大切なものに集中しようということなのだが、この本では具体的なストーリーと共に、その重要性が説かれている。

日々仕事をしていると、それはこれは、全てが重要なことのようで、優先順位がつけずらかったりする。

社会人になって、10年程度だが、振り返ってみると、容量がいい人、楽しいそうな人は案外共通しているような気がする。

容量がいい人は、その人が強みだと思っていることに集中していて、結果が出やすい。結果が出ると人は嬉しいものなので、楽しく仕事ができる。

その一方で、全ての仕事を抱え込み、自分が世界で一番の悲劇を味わっている人間と言いふらす人もいた。この手の人は、いかに自分が忙しくても、優秀だからなんとかこなそうとしていることを、周りの人に伝える。

正直に言って、押し付けがましいと感じることも少なくない。
このタイプの人は、まず優先順位を付けない。自分ができないことも、自分で極限までやってみる。

その結果、自分の強みではないことに、たくさんの時間を費やしたりする。強みではないことも含めて、同時並行でたくさんの課題を進めていくので、最終的に上手くいかないし、自分が不幸になっている。

最後の最後には、異なる部署へ異動していくケースも少なくなかったように思う。

エッセンシャル思考は、言葉にすれば簡単だけれども、実際は日々の仕事で盲点になっていることを思い出させてくれる。たくさんの有意義な話がある中、この引用は明日の仕事を始める前に、もう一度思い出しておきたい。

全部をやり遂げようとする人は、結局何者にもならず、人生を終えてしまうのかも知れません・・・。

この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?