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書くこと時々やわらかく

30分ほど余裕を持って家を出たのは、出勤途中の乗換駅にある半地下カフェで珈琲を飲もうとしたからで、8時20分頃まで店に滞在するつもりだったけど、ゆっくり過ごせるほどの時間はなかった。

各テーブル席にそれぞれ一人で座る私を含めた6人の客は珈琲をすする音以外の音を発することはなく、6人の客で静かな空間をつくりあげていた。

昨夜遅くソファーに座って瞑想していると、kindleで買おうか紙の本で買おうか迷っていた本のことを思い出して、ハッとして紙の本をすぐにスマホで注文して、その本は瞑想についての本で、この世から電気がなくなるとkindleで読めなくなると焦って紙の本を注文したけど、この世から電気がなくなったら、その時は私の存在も危うくなっているはずで、本読んでる場合じゃないんだろうなと思って、フフフと笑った。

隣のテーブル席に座って新聞を読み始めた7人目の客のおじさんは、新聞3紙ほどを席に持ってきたのか、読む新聞を変える度にガサガサと紙の擦れる音がして、なんとなく自己主張の強いおじさんだなと私は感じたのだけど、こういうところに、私の自我が働いていて、それはただの妄想と解釈みたいなもので、おじさんの内側にあることは誰にもわからないことなのに。

今日は仕事帰りに鞄を買いに行く予定で、目当ての鞄はビジネスでも使える革製のトートバックで、今使っている同じブランドのビジネスバックは店舗に持ち込んでメンテナンスしてもらうつもりで、革製のトートバックを購入すると、仕事で使う鞄が3つになって、3つとも仕事中心で使うことになるけど、ダークブランの革のリュックは、プライベートで使えば良いし、軽めの仕事の時に使うのもありだなと思った。

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