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読書感想文~ロゴセラピーのエッセンス 18の基本概念~


今回読んだ本はコチラ↑


こちらの本は知人に勧められて手に取りました。
最初に読んだ頃はまだ心理学の世界に足を踏み入れて日が浅く(今もそんなに深くはないですが)、
難しい読み物かも…と構えていたのを覚えています。


実際に読んでみて、「あなたにピッタリだと思います」と言われた意味がよく分かりました。
とても面白かったのです!

心理学…というか精神的な世界の話だと、
なんというか、苦しんでいる原因を突き止めて、
そこにどう対処したり、アプローチしていくか考える、
といった、痛いものをつつき回すようなネガティブなものだと思っていたんですね。

しかし、序盤で
『未来に目を向ける』
と書かれており、
過去と向き合って苦しみながら癒していくというのとは、
また別ものなんだなと感じました。


さて、本の中で、私のお気に入りの部分を抜粋させていただきます。

・患者を将来待ち受けているであろう意味の可能性に着目
・「自分の人生における意味と課題を見つけること」
・「あたかも二度目の人生を生きているように生きなさい。(中略)、一度目の人生ではすべてまちがってしまったつもりで」
・「逆説志向」

ロゴセラピーのエッセンス 18の基本概念 より抜粋

正直に言ってしまうと、何がどうと説明しなさいと言われると言葉に詰まってしまいます。
本の中では実例がふんだんに取り入れられているため、読むだけで「ああ、なるほどね」と理解することはできるのですが、
じゃあその内容を説明してみなさいと言われると、何と言ったらよいか分からなくなります。


ただ、一つ。
本を読む前と読んだ後で、私の中で大きく変わったことがあります。

それは「起きた出来事」に対して「意味」を見つけるようになったのです。


例えば子どもが熱を出して仕事を休んだ時は、
「もっと子どもに気を配れと言われているんだな」
「最近無茶な仕事が続いていたから一緒に休めとのお達しが出たんだな」
「やっぱり笑顔で元気なのが一番の幸せだと教えてくれているんだな」
「別の収入源を模索しろってことかもな」
などと考えたりします。

そして、その意味を見つけられたことに感謝しています。

だって、その出来事が起こらなければ、
私は多分その意味に出会うことはなかったからです。


どんな出来事にも意味がある。
そして、その意味は自分で見つけられる。
過去は変えられない。確かに出来事は変えられないかもしれないけれど、意味を見つけることで、起きた出来事の捉え方は90度にも180度にも変化していきます。


自分で人生を生きる活力の湧いてくる本だと思います。

良かったら、ぜひ手に取ってみてください。


素敵な本との出会いに感謝します。
ありがとうございました。

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