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《思い出話》私の恋バナ。



私は 人生で 2度包丁で刺されそうになった経験がある。

これが 多いのか少ないのか
統計をとったことがないので わかりませんが…。
今日は その話聞いてもらえますか?
ってか 問答無用で今日は その話です。
ええ 一応 恋バナです。
←恋バナって今も使います?
私 普段は引きこもりですし 職場ではお年寄りとしか接していないので(歯科助手パートをしていて
患者さんのほとんどがお年寄り。)
ちょっとそのへんの感覚がヤバめかもしれません。

とにかく今日は 刺され恋バナです。(謎のジャンル)

1度目は 18~19歳の頃スーパーウルトラ束縛彼氏に。
まず 付き合ったら
ケータイから 男友達を すべて削除させられ
番号を変えさせられ 女友達と遊ぶときも 1週間前には
許可を貰わなければいけませんでした。

そして 当日 何時に どこで待ち合わせしているかも報告をする必要があり
なおかつ その待ち合わせ時間になったら
彼から電話が かかってきて 一緒にいる友達に
電話をかわりホントに その子と会っているかの
チェックを受けます。
その後も 1時間置きに 電話が かかってきて
そのつど 友達に電話を かわってもらわなければいけませんでした。
まったく楽しくないので友達と遊ぶのを止めました。
そして 基本的に 自分の家には帰れず
彼の家に軟禁状態。
スカートは すべて没収。
穿いていいのは 彼とのデートのときのみ。
毎月の電話の通話記録 を(当時は 電話番号と通話時間が記録された明細が届いていた)チェックされました。

私は なんの修業をさせられていたのでしょうか?
別れたくても何をされるかわからないので怖くて言えなかったんですよね。←こういうのなんか若いですね。

ある日 彼がお風呂に入っている時
当時お気に入りだった芸人さんから電話があり
バレないだろうと 電話していたんですね。
(私は 私で この状況で ようやるな(笑))

お風呂から出てきた彼は なんとなく
不機嫌そうだったけど その日は そのまま寝たんですね。

朝 息苦しくて目を覚ますと彼が 私の上に 
またがっていて包丁を刺そうとしていて
「あ 私 死ぬな」と。
まぁ 死ななかったので 2度目があったわけですね。
2度目は 束縛彼氏と別れて すぐに付き合った彼のお母さんに。

その日 初めて彼の家に行ったら彼は2世帯住宅のような家に住んでいて1階は ご両親。
2階は 彼と弟の部屋で 1階から 2階の部屋に入るには 外からしか入れないようになっていて
2階に 親は来ることはないからと
ご両親に挨拶をさせてもらえず連れて来られたんですが何かを察した 彼のお母さんが2階にきて
(女の勘って すげえ)
鍵のかかったドアを どんどんと叩き

「開けなさい!女でも連れ込んでるんでしょ!」

と 大声で叫びました。

ヒステリックなお母さんだとは聞いていたんですが
もうすでに 待ったなしの状態で
完全に常軌を逸しているのがわかったんですね。

彼がドアを開け 勢いよく入ってきたお母さんは
キッチンから 包丁を持ち出し私を刺そうとしました。

包丁を振り回すお母さんを 彼が必死で押さえ
私に向かって「早く逃げろ!」と叫びました。

こんな映画のような出来事が(どんな映画だよ)
私の日常に起こるなんて…。

私は 彼に借りたパジャマのまま何も持たず 靴も履かず とにかく必死で家から飛び出しました。

土地勘のない場所をさまよい  
裸足でお財布やケータイも何も持っていない状態で
近所の公園にたどり着き彼を待ちました。
夜中12時は回っていて 暗くてすごく心細かった。

「夢ならば どれほどよかったでしょう」
と あの頃(20年前)米津玄師が 歌っていたなら
間違いなく頭に流れていたはず。

しばらくして 彼が大量の荷物を抱えて泣きながら 公園にやって来ました。家を追い出されたのだと。

今 思えば 彼のお母さんの異常なまでのヒステリックは
更年期だったのかもしれないし 彼は お母さんの子ではなく(のちにわかった)祖母が引き取ってきた子だったらしく 祖母が生きていたうちは よかったらしいのですが亡くなってからは 彼に厳しく
当たるようになっていたそうなので
もともと追い出したかったのかもしれません。
その後も壮絶なエピソードがあるのですが
今日は 《包丁で刺されそうになった特集》
なので (どんな特集だよ!)その話は後日。
(とか言って書かないパターン)
私の昔の恋愛話を書いてみましたが
いかがでしたか?(恋愛話のチョイスよ…。)
遠い遠い昔の話。
若かったな あの頃…。
でも いまだに暗い公園に裸足で震えながら しゃがみ込んでいたあのときの夢をみることがあるんですよね。消したくても消えない記憶。

料理が美味しかったお店より マズかったお店のほうが いつまでも思い出に残ってるあの感覚ですかね。
(たぶん違うと思います)

以上!

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