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【hint.38】誰といる時の自分が好き?

 おはようございます。東京・吉祥寺を拠点として活動している、山田 鷹(やまだ たか)です。

毎朝、noteを書き始めて一ヶ月が経ちました

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 最近またあるきっかけがあり、久々に読み直した小説がある。

空白を満たしなさい

 この小説の中で出てくる「分人」という概念がとてもユニークで、世界の捉え方がいっきに変わる感覚をもたらしてくれる。

 人は、対人関係ごとにそれぞれ違った自分、「分人」を持っていて、どの「分人」でいる自分が好きなのか、居心地がいいのか、はたまた嫌いなのか、という視点で考えることができるようになる。この概念を身に付けることができれば。

 ダメな自分が引き出されたとしても、それは「自分全体(個人)」がダメなのではなく、その瞬間に関わっている人との「分人」が、自分自身にとって「ダメだと感じさせるもの」であるとか、「その分人でいる自分がいやだ」とか、そういったふうに考えられるんじゃない?といった提案も、小説の中に織り込まれていて、「骨太な一冊だよなぁ」と、今回で2回目を読了した。

 僕自身、この「分人」といった考え方の一部を生活に採用してからは、より一層人生が生きやすくなった感覚がある。

 ある一つの出来事によって「自分全体(個人)」が揺るがされる、といったことがなくなってきたのだ。

 この小説では自殺をテーマとして取り扱っていることもあり、誰にでもオススメはできないのですが、小説を読みながら対人関係のことについての大きな気づき・学びが得られる一冊になっていますので、興味のある方は是非。

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