見出し画像

効果が出やすい筋トレのタイミングとは?概日リズムと筋トレの研究から解説

概日リズム(サーカディアンリズム)とは、ほぼ1日(24時間)周期で繰り返される変化のことをいいます。体内時計のようなものと考えればよいでしょう。

そんな概日リズムと筋トレの関係性についての研究結果があります。

研究結果からは、筋トレ効果を出しやすいタイミング(時間帯)を知ることができます

「筋トレって何時頃にやればいいの?」と悩んでいる人にとっては科学的な根拠のある答えになるため、ぜひ参考にしてください。

✅朝・昼・夜に筋トレして比較した結果

下のソースは、概日リズムと筋トレのパフォーマンス、筋トレ語の回復、筋肉の損傷、呼吸筋力の関係を調査したものです。

【参照元:概日リズムと筋トレの関係】

研究は、昼型人間で活動量の多いサッカー選手20人が参加して行われました。

無酸素トレーニング(筋トレ)を9時、14時、19時に行い、トレーニング前後に心拍数や乳酸のレベルを記録しています。また筋肉の損傷を観察するため、トレーニングの20分後には採血もしています。

  • 研究では次のような結果が得られました。

  • 体温は19時がもっとも高い

  • 乳酸レベルは9時よりも19時のほうが高い

  • 心拍数は14時が高い

  • トレーニング時のパワーが高く回復スピードが速いのは14時

  • 概日リズムは筋肉の損傷や呼吸筋力とは無関係

これらの結果を総合すると、14時に行った筋トレが効果が得やすいことがわかりました

✅昼過ぎに筋トレする習慣がおすすめ

筋肥大、ダイエット、競技の土台づくり…いずれの目的でも、昼過ぎに筋トレをする習慣をつけると効果的です。

筋肥大目的の場合、筋トレのパフォーマンスを高めやすいですし、その後の回復も速められます。

そのため、より高い負荷でのトレーニングが可能になり、オーバーワークを回避することにつながります。

ダイエット目的でも、高い心拍数を維持しやすいためトレーニング時のカロリー消費量を増やせます。

回復スピードの速さから、心身のバランスを整えてストレス対策しながら継続できるでしょう。

またアスリートの場合、競技の土台づくりとなる筋力トレーニングの時間帯を昼食後1~2時間後に設定することで、より短期間での成果が期待できます。

✅筋トレは続けることが大切

中には「仕事中だから無理」などの理由で、筋トレ習慣そのものを断念する人もいるかもしれません。

しかし今回取り上げた研究は、あくまでも無酸素トレーニングの影響を受けやすい時間帯を調べるものです。

「筋トレの効率的な時間帯は14時頃」ということなので、研究結果をシビアに捉えすぎず、可能な時間に筋トレを続けるようにしましょう。

【関連記事】


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?