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「ヤマトより愛をこめて」

愛する人がいて人生を語らう友がいれば」でゴダイゴの語感が大好きだと先月に書いた。そのゴダイゴの代表作である「銀河鉄道999」の原作者の松本零士が亡くなった。「時間よ止まれど金縛り」に述べたが地元テレビしか映らなかったから見ていない。しかし唯一映った日本テレビ系列で放送された「宇宙戦艦ヤマト」は「巨人の星」に印象に残るテレビアニメである。

幼なじみが「男おいどん」を好きだった影響を受けた。少年マンガにとても受けると思えない極貧生活を描いてヒットさせるのが凄い。即席ラーメンを買うのに調味料にネギが入っている方が少し高くても栄養が取れるのではと長時間悩む話は今でも思い出す。今でこそ当たり前だがメカニックデザインに松本零士の名前を見た時はあの作風の漫画家がなんでと我が目を疑った。

社会人になりカラオケボックスが流行る前はよくスナックで歌ったものだ。難しくて歌えない曲が話題になったのだが、知っている曲なら何でも歌えると話すと、先輩が必死になってこの曲は歌えないだろうと探し出してたのが
「ヤマトより愛をこめて」である。後の劇場版アニメのエンディングテーマで沢田研二には珍しいバラードも、ジュリーに歌えて歌えないことはない。

初めて歌ったがなかなか気持ちよく歌えるいい曲だ。その後も何回か歌ったのだろうか。一番の歌詞をほとんど覚えている。しかし何故ヤマトなのだろうと当時からいぶかしんでいた。太平洋戦争で沈んだ戦艦大和を復活させたいノスタルジーが原点だと何かで読んで醒めた。戦争ロマンは軍国主義につながる。防衛費を増強させたい保守派は戦艦や戦闘機が大好きに違いない。

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