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【100人の幸せのためなら10人の犠牲は仕方ない?】

私は長年、田舎でスーパーを経営していたが、時代の流れとは言え全国チェーンやローカルの大手が田舎にまで出店して、個人商店や商店街を疲弊させることが許せなかった。

「正義の味方気取り」で潰れたスーパーを居抜きで再生したり、移動販売車も走らせた。その都度、同業の年配社長から反感を買い、陰に日向に口撃される。

👉🏻「あんたね!良いことしてるつもりなのは分かるけど、100人の幸せのためには10人が犠牲になっても仕方ないんだよ。きれいごとじゃ経営はできないんだ!」

👤彼らの理屈からすれば、新しい商業施設を建設すれば

・地元の建設業者は仕事が生まれる
・関連業者や納入業者も潤う
・消費者は喜ぶ、買い物の楽しみが増える
・雇用が生まれて地域も喜ぶ
・行政は固定資産税や他の税収が増える
・それでインフラや教育環境を整備できる

✔︎良いことばかりなんだから、その対価として犠牲を強いられる人が出ても仕方ない。別に◯ぬ訳でもないし。騒ぐな、小僧!ってなモンか。


🔥私は「きれいごと」と知りつつ言い返す‼️

👤「誰一人犠牲者を出さないのが『地域密着』じゃないのか?他のスーパーが出る時は、政治家使ってあんなに反対するのに、自分の店を作る時は犠牲者が出ても仕方ないだと?💢どの口が言う‼️」

まあ、法律に触れなければ今はどんな商業施設を建てようと自由である。お客さんだって買い飽きた商店街より、キラキラした所へ行きたいに決まってる。

✅建設業者は地上げと開発行為に汗をかいた県外の業者が占め、近隣の交通渋滞の緩和や子供が増えてクラスを増やす学校の対応には税金が投入される。納入業者も配送業者もテナントも、息がかった県外業者ばかり。地元の便宜を図った僅かな業者だけが、そのおこぼれに預かれる。

出店面積は当初1.5倍くらいで申請を出し、削減した体で地元に譲る形を取る。開店向けに採用したパート従業員も2か月経ったら保険加入前に削減だ。

それでもその商業施設が永年成功するならまだしも、すぐ近隣にライバル店が出来て朽ちていくのが定め。大手は撤退も早い、その後はお馴染みのディスカウント業種が入店して街が荒れていく。そうなってから商店街や馴染みの店を懐かしがっても手遅れなのに…。

🙏🏻業者の幸せのために、地域が犠牲になる様な開発はやめてくださいね。「地域密着」なんでしょ?踏まれた方は忘れませんよ👉🏻👤

お得意の青臭い「きれいごと」でしたm(_ _)m


※最後までお読み頂きありがとうございます!

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【私はこんな人間です】


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