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カボチャのモンブラン

 「○○のモンブラン」っていうのはお菓子業界のパワーワードといっても過言ではないかもしれません。なんだったら、モンブランは季語です。ちょうど5文字だし、五七五に入れ込みやすいでしょ。

 ここで一句。
「モンブラン 若人たちの 死屍累々」

お菓子業界は肉体労働です。何十キロの粉や砂糖を扱うし、作る量が家庭とは比べ物にならない。だから、憧れだけでお菓子屋さんで働くとだいたい腰をやられて、リタイアしてしまう。
そして、モンブランを作るための素材の裏ごし作業や、クリームを泡立てるのはとてもしんどい。腱鞘炎が酷くなってやめていく人もいます。

そんな、多くの菓子職人の屍の上にそのモンブランは成り立っているのですよ。みなさん。

作り方

·南瓜を蒸して、裏濾す。
·砂糖、生クリーム、シナモン、ラム酒を混ぜ南瓜クリームとする。

·鍋に少量の水とグラニュー糖を入れ加熱しキャラメルを作る。
·牛乳、ゼラチンを入れ氷水に当てて冷やす。
·泡立てた生クリームを加え、キャラメルムースとする。

·キャラメルムースの上に、少量のホイップクリーム、南瓜クリームをモンブランの口金でしぼり、キャラメルソース、アーモンドスライス、粉糖で仕上げる。

小さいパフェグラスに盛り付けた。
応用編1。紫芋のモンブラン。下は珈琲のムース。


応用編2。サツマイモのモンブラン。
下は紅茶のアイスクリーム。

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