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処女小説家、「日常」編

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日常について、面白おかしく書いてみました。
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#小説

30歳小説家、大切なものを失う

30歳小説家、大切なものを失う

(画像)もう二度と君とはぐれないように

私は今、悲しみに暮れている。

どうしようもなく大切な存在だった。
もはや私自身と言っても過言ではなかった。

そんな君との出会いは昨日の夜だった。

どうしても書けない。
そう思って泣いていた夜、君はそっと私に身体を開き、寄り添ってくれた。
君は私の指にしっかりと応えてくれた。

一夜だけの関係なんかじゃない。
君と私は運命の出会いを果たしたものだとばか

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30歳小説家、平日昼間からdocomoショップに行く

30歳小説家、平日昼間からdocomoショップに行く

(画像)え、もうそんな時間!?

あるところにおじいさんとおばあさんが暮らしていました。
ある日、おじいさんは山へ芝刈りに
おばあさんは川へ洗濯に行った帰りにdocomoショップに寄りました。
おじいさんとおばあさんの携帯料金は使用頻度の割に高く、プランを見直したかったからです。

おじいさんが芝刈りを終えると、家におばあさんの姿はありません。
待てども待てどもおばあさんは帰ってくる気配がありませ

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30歳とパンと血液

30歳とパンと血液

おまえは今まで食ったパンの枚数を覚えているのか?
(ジョジョの奇妙な冒険)

これはジョジョを読んでいない私ですら知っている名台詞だ。

今、私はこの枚数を思い出せるなら思い出したいと思っている。
なぜなら、もうパンが食べられないかもしれないからだ。

というのも、この記事は血液検査の結果を聞いた帰りに書いている。
私は、悪玉コレストロール、血糖値、脂肪肝で引っかかってしまった。全部デブ関連だ。

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