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デブ標語「気をつけよう、スキマ時間のスクワット」

 その日の朝、歯科医の予約時間に合わせて家を出て、エレベーターの到着を待っておりました。

予約時間に遅れる事はないものの、ちょっとジャストフィット過ぎる逆算、スムーズなら約10分前、何かアクシデントがあれば5分を切るくらいになるかもな~と思いつつ、エレベーターが最上階に行ってしまったのを見て、ほぼ無意識に、いつもの通り、エレベーターホール前でちょっと軽くスクワットでもやっとくか~と思いました。

エレベーターの待ち時間、かかとの上げ下げをしたり、スクワットをしたり、と言う事をよくしているのですが、スクワットでグッとしゃがみこもうと、腰を軽く落としかけた瞬間!

バリッッ!!!

と鈍いながらも派手な音がしました。

・・・・・・・、言葉を失っている図。

いや、だってまだきちんと沈み込んでもいない、云わば「まだスクワットの序の口」付近でバリっってアンタ・・・・( ̄▽ ̄;)

とは言っても、ワタクシだってブーデーの端くれ。

何が起こったのか、その音と内ももから伝わってくる感覚で瞬時に理解しました。

が!

・・・いや~・・。

「今から家に戻る(徒歩約10歩)→鉄のゲートを開ける→ドアのカギを開ける→靴を脱ぐ→ジーンズ脱ぐ→奥のクローゼット部屋に入って替えのパンツを取り出して履く→靴を履く→・・・」という一連の関連作業を考えた時に、それをやってしまうと、第一、今もうすぐ下りて来るエレベーターも乗り過ごし、再びエレベーター待ちを1からやり直さねばならんしな~・・。そうなると予約時間に遅れない為の時間の余裕が完全になくなっちゃうなあ~と思い・・・






スルーーーーーーーーーー。

(そこらへん、神経の太いアラフィフオバハンの成せる業かしらね。ホホホ)

 長年ブーデーをやっていると、履き古したジーンズが自分の場合どこから擦り減って来るかと言えば、内もも!

裾がバラけてくるとか、膝が擦り減って来るとか、そういうカッコいい履き古し方(←?)じゃなくて、内ももが歩きながら擦れて透けて来るから、ソコ行かれちゃったら、否応なしにそのジーンズとは別れを告げなくてはいけなくなるのです。

経験上、それがファッション的に外から見える場所が破れるわけではない事がわかっていた私はこう結論付けました。

「気持ち『お股の間に隙間が出来ない感じ』で歩けば大丈夫っしょ!」と。

大丈夫、大丈夫、前から見ても後ろから見てもジーンズの穴は見えないハズ!そうやって自分に言い聞かせながら歯医者には無事7分前に到着。

そうして座って安心すると、実際のところ、どのくらい逝っちゃってるワケですか~?と言うのが気になって、他に待ち人がいないのをいい事に、ソファに座った足をちょっと広げて、下から肉を押し上げ気味に様子を観察してみると!


そこにはソファに座って下からも押し上げられた肉がかなりムニュっとはみ出しておりました。

な、なんだ、この肉のあふれようは・・・!

さすがにブーデー歴云十年の私も、ちょっと怯むくらいでした。

何食わぬ顔で歯科医の治療を終え、そこのエレベーターで一応前も後ろもチェック。

前からの図。
後ろからの図。

・・・よっしゃオッケー!

足の付け根側さえ開かなければ全然セーフだぜ。

私は意味不明の満たされた気持ちで、来る時は早歩きで突っ切った【地下鉄駅から歯科医までほぼ歩道橋一本、端から端まで渡れば辿り着けるという、信号待ちからも、人ごみからも解放されたストレスフリーな歩行者天国】を足どりも軽く後にしたのでした。

この広い歩道橋!
と言ってもこの歩道橋、二階建てバスもくぐれるほどの結構な高さにあります。

さて、問題のジーンズ、横一線に派手に逝ったかと思いきや、予想に反してしゃがみ込む時の縦方向の圧も手伝って、三角形に穴が開いておりました。

こんな大きな穴を前から見ても後ろから見てもバレないほどカバー力のある極太な太ももで良かった〜・・・?
ん?ここまで太くなければ穴開く事もなかった?

・・・鶏が先か卵が先か・・・的な?

って言うか、この隙間時間の筋トレ、ブーデーオバハンのブーデー解消にホンマに一役買ってくれてんのか??💢💢💢

ふ~・・・。


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