https://youtu.be/xqH1sTg5w1k

こんにちは!!!もしくはこんばんは!!!
おはようございます!とは言えないですね(笑)私のnoteは朝から読むのはあんまりおススメしないですね(笑)まぁ嫌なことは話さないけど。中身のないアホな話しかしてないので朝から読むのはつーらん案件じゃない？まぁそんなわけで。今日もよろしくお願いしますね。はい。

突然だけど。先日行われた日本アカデミー賞の話をしたいと思います。受賞作品は。最優秀作品賞に『ある男』。最優秀アニメーション作品賞に『THE FIRST SLAM DUNK』。最優秀監督賞に『石川慶監督　ある男』。最優秀脚本賞『向井康介さん　ある男』。最優秀主演男優賞『妻夫木聡　ある男』。
最優秀主演女優賞『ケイコ　目を澄ませて　岸井ゆきの』。最優秀助演男優賞『窪田正孝　ある男』。最優秀助演女優賞『安藤サクラ　ある男』。(他略)

ということでした。『ケイコ　目を澄ませて』と『岸井ゆきの』さんについて話したいと思う。私的にも、去年の『私的最優秀主演女優賞』は、『ケイコ　目を澄ませて』の岸井ゆきのさんだった。だからちょっとびっくりしました。基本的に日本アカデミー賞さんとは映画の価値観が違うようなので、多分選ばれないんじゃないかな？と思っていていたので。そしたら、ノミネートされるし。しまいには、最優秀主演女優賞にまで選ばれたわけ。びっくりしてびっくりしてしまいました笑)。だってこの作品全体的に良かったし素晴らしかった。作品が素晴らしいと演者の輝きもいつもの２倍増して美しくなるんですよ。わかりますか。あ。ちょっと作品の紹介さらっとしとこうね。うん。

監督は、『きみの鳥はうたえる』の三宅唱監督。ヒロイン小河ケイコ役には、『愛がなんだ』の岸井ゆきのさん。会長役には、『線は、僕を描く』でも素晴らしい芝居をなさった三浦友和さん。その他、三浦誠己さん・松浦慎一郎さん・佐藤緋美さん・中島ひろ子さん・仙道敦子さん・カトウシンスケさん等がいる。
この作品は、聴覚障害と向き合いながら実際にプロボクサーとしてリングに立った小笠原恵子さんをモデルに、彼女の生き方に着想を得ている。ゴングの音もセコンドの指示もレフリーの声も聞こえない中、じっと『目を澄ませて』戦うケイコの姿を、秀でた才能を持つ主人公としてではなく、不安や迷い、喜びや情熱など様々な感情の間で揺れ動きながらも一歩ずつ確実に歩み進める等身大の一人の女性として描き、彼女の心のざわめきを１６㎜フィルムに焼き付けた。

私は、この映画がすごく好き。大好き。去年の年間一位ではなかったけど、きっと私の中でずっと大好きな映画だということは確信的である。『耳がきこえない』というのを分かってあげられるわけではないんだけど、私自身は耳が聞こえるわけだからそのつらさは想像と映像と文章でしか理解することができない。ただ、ひとつ分かるとしたら『ボクシング』であったら自分と向き合えたり、色々な感情を整理できたり、または解放できたという彼女の気持ちなら少し分かるかもしれない。私の理解が彼女のそれと合っているかは定かではないけど。
何かのせいで。せいというとちょっと違うか。なんという言葉が一番この物語に合っていて、私が思う感情に合っているだろうかね。難しいな。何か負けずという表現もなんか違う気がしていて。いやでも大体はそうなんだけどさ。ただ、適切な言葉が上手くみつからないな。あえて、自分の中の言葉にならない感情は自分の中で留めておこう。無理に言葉にする必要はないわ。そういういうのは、無理に出したら嘘っぽくなるね。名前嘘つきみーくんだけど。こわ。

１６㎜フィルムで撮影ってことで、映像美が繊細で光との相性が非常に美しかった。デジタルも最先端で好きだけど、やっぱり私はアナログなエンタメ好きな人間なのでね。すごく素敵なわけ。なんかさ、フィルムってテープがクルクル回ってカチカチ言ってるんかと思うだけでドキドキしちゃうよね。アナログってわかんないよね。好きになれば好きなるほどわからなくなる。沼すぎて。アナログには他の何も勝てないのよね。人の力だから分かりやすく見えるし、逆に見えないくらい面白いエンタメをみせてくれるし。光が自然に入ったり、他の音の絶妙さ。何コマも連続して映し出されるストーリーが私の頭の中を通り過ぎ去るさまがたまらなく好き。あ、何回も同じことを言ってるね。ウケる。ウケないけど。(笑)

ちょっと長くなっちゃったな。最後に岸井ゆきのさんの話をしようかな。

岸井ゆきのさんは、今回の日本アカデミー賞で最優秀主演女優賞の時のスピーチで

と言っておられた。分かるんです。映画は私知らない世界を見せてくれるし、行ったことがない場所にも連れてってくれるし、行きたい場所にも連れてってくれる。私には知らない感情も分からない感情も教えてくれる。だから、分からないことばかり観せてくれるから私は、観るたんびにない頭の中をグルグルグルグル回して、知らない思想を考えるわけ。それが堪らなく好き。正解のない思想巡りが。私にとっては、唯一日常生活のことを忘れられる。ある意味無心で居られる空間なんですよね。映画(エンタメ)は。岸井さんは、『この映画は私の観たことのない世界をみせてくれました』といってたけど。同時に私も観たことのないしらない世界をみせてもらえた。耳のきこえない女性ボクサーの息使いや試合中の葛藤や何も発言ができないもどかしさと苛立ち。隙間見える強さと。時たまみせる彼女の弱さ。話せないからこそボクシングという形で会話。話しているんじゃないかと感じた。わかんないけど。岸井さんの芝居を観て私はそう思ったわけ。それの世界に少しでも介入できたと思うと面白いし、大きなスクリーンで観れたことは私にとっては大きなことだなと思う。本当に岸井さんのケイコは凄かったし、すごく大好きな役柄だったよ。素敵。

長いなぁ。３０００文字いっちゃいそう。それはダルいな。でも、この映画は話したいことがたくさん。各ジャンル事にありすぎてまとまらないな。本当にすごい映画だよ。また、スクリーンで『ケイコ　目を澄ませて』を観たくなったな。観たら、観たでこのnoteに書いたこととは違う。もしかしたら正反対の感情になる可能性もあるよね。もちろんポジティブな意味で。大好きだと思える映画に出会えたことに非常に感謝したい。
何より、岸井ゆきのさん。日本アカデミー賞最優秀主演女優賞。本当におめでとうございます。これからもよろしくお願いします!

ありがとうございました!!!

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