大した話ではないけれど、2021年5月17日から続けてきたnote毎日投稿を一昨日ついに辞めた。

元々「そろそろ毎日書くのをやめる」と宣言していたから、たまたまその日が一昨日だっただけ、という感じだけれど、いざこうして毎日投稿が終わってみると、「280日」という積み重ねてきた数字のわりに何ともあっけない。

予定が立て込んで書けなさそうな時は、事前にいくつか書き溜めたりしていたので、文章を書かない日はあってもnoteに何も投稿しない日は、この280日間の中で一日もなかった。

だから、何も書かず、何も公開しなかった一昨日と昨日は、久しぶりに完全にnoteから離れた日でもあり、文章からも離れた日だった。

正直なところ、書かなかったからといって、公開しなかったからといって、日常に何の変化もなかった。

それくらい「文章を書くこと」が自分にとってすっかり“日常になった”ということなのかもしれない。

280日前までの自分は「文章を書くこと」とは無縁で、正確には、「自分のためだけに好きなように文章を書くこと」とは無縁だった。

ブログを始めても、いつも自己紹介の次に書く記事が思い浮かばなかったし、Twitterで毎日発信しようと決意しても、次第にネタがなくなって気づけばタイムラインをただスクロールするだけの受信者に戻っていた。たった140字すら毎日書けなかった。

そんな自分が、少ない時で500字、多い時で2,000字、狂ってしまった時には6,000字もの文章を書くようになっていた。

この280日間で得た何よりも大きなものは、文章力でも、フォロワーでも、生産性の高い時間でもなく、今まで言葉にすることを避けていた名前のないモヤモヤや葛藤、気づきをちゃんと言葉にする習慣だ。

言葉にしようとしたけど言葉にできなかった日もあったし、言葉にしようとしたせいで余計にモヤモヤした日もあったけれど、書くことで自分と向き合えた時間は決して無駄ではなかった。

ひょんなきっかけで始めた毎日投稿、これからはもっと丁寧に文章を書くために、書くことで自分と向き合える時間をもっと大切に過ごすために、「毎日投稿」は頭の片隅に置いておいて、自分のペースで書いていこうと思う。

（良い機会だったので、久しぶりにマガジンを整理しました…！今のあなたに寄り添う文章がもしあれば嬉しいです。）