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外堀から埋める、みたいな考え方が好き

「幸せを感じる」とか「自分で自分の機嫌を取る」とか、その考え方自体はシンプルなのだけれど、いざ実践したり実感するとなるとそう簡単にはいかない。

考え方や思考の癖を変えるのは非常に難易度が高い。

ただ、僕らの悩みのほとんども、実際のところ、考え方や思考の癖によるものだったりする。

「じゃあ、考え方を変えよう」

と口では言えても、いきなり変えられるわけでもないし、変わるわけでもない。それができていたら、たいていの悩みはすでに解決しているはずだ。

例えば、ネガティブな人がいきなりポジティブになれるか?と問われると、何となく一筋縄ではいかなさそうな感じがする。

それなら、“外堀から埋めていく”のはどうだろうか。

ポジティブな人間になるために自分自身がいきなりポジティブになろうとするのではなく、例えば、ポジティブな人と積極的に付き合うようにしたり、ポジティブな印象の言葉をあえて使うようにしてみたり。

明るい性格になりたいなら、明るい色のアイテムを身につけるようにしたり、明るい人がよく使う言葉や絵文字を使ってみたり。

あまりに表面的過ぎて、ここまで読んでくれた方は若干萎えているかもしれないけれど、考え方が変わったから行動が変わるのではなく、行動が変わったから考え方も変わる、と僕は思っている。

要するに、考え方を変えたいなら行動から変えた方が良い、ということだ。

行動を積み重ねる(=外堀から埋めてしまう)ことで、結果的に考え方が変わるのではないか、と思っている。

それに、行動の方が考え方よりもすぐに変えやすい。

ポジティブな思考はできなくても、ポジティブな言葉を使うことならできるし、明るい性格になれなくても、明るいアイテムを身につけることならできる。


「自分の機嫌は自分で取る」というのもそうだ。

自分の機嫌を自分で取れている人は、「自分の機嫌を自分で取れているか?」なんてことはわざわざ考えないだろう。

ただ、そのレベルに達するのはそれほど難しくない気もしている。自分をご機嫌な状態に保てるのは、本当に、些細で表面的なことの積み重ねの結果だと思うから。

好きな服を着る、早寝早起きする、大切な人と会う、お気に入りの場所へ行く、気分の上がる音楽を聴く、在宅ワークでも最低限の身だしなみは整えておく、運動をする、とか。

自分が“アガる”ものを消費したり、アガることをする、実はたったその程度ののことで簡単にご機嫌になれる。

「面倒くさい」という気持ちが勝ってしまう時もあるかもしれないけれど、「面倒くさい」という気持ちが湧く度に自分のご機嫌度は下がってしまう。

ご機嫌でいたいのに面倒くさくて何もする気になれない、結果的にご機嫌でいられない、そんな自己矛盾はあまりヘルシーとは言えない。


タイトルに帰ると、「考え方を変えたいなら考え方以外を変える、そしたら考え方も変わる」ということを書きたかった。

つい、何かを新しく始めたり変えようとすると、直接的なアクションを考えてしまいがちだけれど、“そうせざるを得ない状況”を作ったり、“それ以外を変えちゃう”みたいな発想が役に立つ時もある。

みなさんの外堀から埋めたらうまくいったエピソード、逆に失敗したことなど、ぜひコメントで教えてください…!


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