資格を剥奪された元プロボクサーの最上はバンコクでブラックホークという警察に頼れない、訳あり政治家、実業家などを顧客に抱えるVIP専門の警備会社の課長にスカウトされ、特殊警備隊に配属される。
なぜ彼らはクーガというテロ組織に命を狙われるのか、
警察に打ち明けれられない秘密とは何なのか、長編ミステリー。


・恵まれない人生を生き抜くには、憧れが必要なんだ　P130

・嘘じゃないよ。本心でなきゃ、人の心は動かせないからね　P187

・他人が考えていることなんて、知らないほうが生きやすいんだよ　P196

・他人の薄っぺらな同情など喜ばないだろう　P209

・人間の感覚というのはおかしなもので、
たとえ見えなくとも、声の調子やかすかな息遣いなどで
互いの様子を感じ取ることだできるものだ　P213

・正義が、もしもこの世に存在するならば　P273

・相手によって態度を変える人間は信用ならない　P285

・考えた方は正しくても、手段が間違っている。
そんなことは世の中にたくさんある　P371

・人生に保証なんてあるもんか　P465

・誰でもいつかは、何かを選ばなければならない。
永久に迷い続けるわけにはいかない　P483