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言葉の宝箱 0488【何かを選んだら、何かを捨てなきゃいけない】

『碧空のカノン 航空自衛隊航空中央音楽隊ノート』福田和代(光文社2013/2/20)


音大卒業後、航空自衛隊の音楽隊に入隊した鳴瀬佳音は定期演奏会などの任務に向けて練習に励んでいる。自衛隊という未知の世界に戸惑いつつも鍛えられていく。ある日「ふれあいコンサート」で使う楽譜を用意したところ、佳音が担当するアルトサックスのパートの楽譜が楽譜庫から紛失していた。ちょっとドジな佳音が呼び込む不思議な事件を仲間達と共に解決する航空自衛隊航空中央音楽隊を舞台に繰り広げられる吹奏楽ミステリー。

『ギルガメッシュ交響曲』『ある愛のうた』『文明開化の鐘』
『インビジブル・メッセージ』『遠き山に日は落ちて -度会俊彦の場合-』『ラッパ吹きの休日』6話連作短編集。


・この歳になって、やっと気づいたんだ。
何もかも完璧である必要なんて、ないんだな P57

・嘘のつきかたにもルールがあるはずだ。
自分の旦那になる人に、生半可な嘘なんてついてほしくない P111

・逃げない生き方は素晴らしいと思うけれど、
万が一のために逃げ道を用意できる生き方だって、
それなりに利口でたくましいのかもしれない P158

・何かを選んだら、何かを捨てなきゃいけない P215

・人間、他人に面倒をかけられて成長するんだからね P251

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