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晩婚さん 夫の友達はライバル

夫は地元大好きです。
結婚して新居を探す時も、地元一択。町名まで絞り込んで探しました。迷いが少なかったおかげで、二軒だけ見て即決しました。時短でよいですね。

私も今では、夫の地元が大好きになりました。
庶民的で飾り気なくて、ガラが悪いという人もいますが、肩ひじ張らない感じが心地よい街です。

地元にいることのメリットは、昔からの友達と会えること。
夫は友達が多く、友達大好きなので、よく飲みに行きます。
でも妻も大好きなので、私も一緒に連れて行ってくれます。
「連れて行かないと文句を言うからじゃない?」
と、私の中の理性さんがささやきますが、無視します。理性さんは、ときどき出てくるぐらいでちょうどよいです。
野生こそ、幸せのみなもとです。主観と、楽観と、直観と。
客観的視点はあらぬ疑念を生み、生まれた疑念は現実になります。
脳内お花畑、が死ぬまで花園に住み続ける秘訣です。

ということで、お花のにおいを振りまきつつ、頻繁に夫の友達と飲みに行きます。主に週末、夫と二人のいきつけのお店で会います。友達の多くはそのお店を知っているので、待ち合わせしなくても鉢合わせします。

ある金曜日の夜、夫と二人でそのお店に行くと先客が二人いました。高校時代の友達と、お店の常連で友達になった人と。すでに二人ともよいペースでアルコールを摂取していました。
とりあえず、ビールでカンパイして、だらだらおしゃべり。毒にも薬にもならない、出発点も着地点もない、気の置けない友達とのゆるーい会話。

ぬるま湯でぽかぽかしていた私に、高校時代の友達が急に冷水を浴びせてきました。

「おれの●●(夫の名前)愛は、まじすごいよ!」

なんということでしょう、妻の前で宣戦布告!
それだけで終わらず、高校時代の思い出をこれでもかと語り始め、夫のよいところを次々にほめはじめたのです。

コイツ、狙ってる。私にケンカ売ってる。
私の知らない若い日の夫を、「おれは知ってる」アピールして、マウンティングしてきてる!そういえばコイツはバツイチ。言い換えれば、フリー。
新たな出会いを探そうと思ったけどうまくいかず、ふと過去を振り返るといつも心にアイツがいたと気づいて、性別?既婚?そんなの走り出したこの思いに関係ないし、今こそ自分を解き放てとばかりに、夫の行動を携帯ハッキングして探り、偶然をよそおってこの店に来て、妻を蹴散らしてこのままカリブ海に二人の愛の逃避行をきめこもうとして…

「相手はおじさんだし、今は戸田恵梨香のドラマの話に夢中だよ」

理性さん、ありがとう!
今回は意見採用します!

こんな的外れ妄想ジェラシーを時々してみることで、新鮮な気持ちを保っています。

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