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他害後の家庭での振り返りについて

他害後には、息子と振り返るようにしています。
ただ、私も専門的な知識がないので、あとから「別の方法がよかったな」「感情的になりすぎたな」等、毎回自問自答です。これは永遠のテーマなので今後も広く知見を広げていきたいです。
過去やってきた振り返りの事実として書き残してみます。(それNGだよとか、おすすめの方法などあればコメントいただけると嬉しいです…)


口頭で伝え続けていること

  • 自分がされたらどんな気持ちになるかな?自分がされて嫌なことはしてはいけないよ

  • 暴力はぜったいにしてはいけない。言葉で伝えよう

  • 例えばガラスを割ってしまったとき「ごめんなさい」を言ってもガラスは元に戻らないよね。人もおなじだよ

  • 人間同士が仲良く暮らしていくために、ルールを守って生きていくんだよ。ルールを守れないとどうなるかな?お友達が一緒に遊びたくない、という気持ちになったりするね。大人だと警察に捕まったりするね

伝え続けることは必要だと思うものの、このような言葉では息子のとっさの行動を止めることはできませんでした。いざカッとなった時には忘れてしまい、ストッパーとしての効果はありませんでした。

まず息子の気持ちを聞く。息子から見た出来事がどうだったのかを知る。

本人の感情が落ち着いたタイミングでは自分自身でもダメなことをしてしまったと分かっています。わかっていても止められず、困っている状況です。
他害してしまった日は、先生から聞いた話を伝える前に、本人にどんな気持ちだったか、どんなふうな出来事だったのか、聞くようにしています。
事実と合っているかはわかりませんが、息子が自分で出来事を振り返る機会を作りたいな、と思っています。

感情コントロールは親子で特訓中

カッとなった時にはイライラした気持ちでいっぱいで、我を忘れて相手を攻撃しないと気が済まない…という状態になってしまうようでした。
息子本人と何度も話すうち、自分のダメなところを指摘されると、過剰に反応していることが多くありました。
指摘されても「そうなんだよね~」とか、上手に受け流せればいいですが、大人でもなかなか難しいですよね。

私も苦手です。息子と一緒に、特訓中です。
息子にカッとした言い方をしてしまったときに「ごめんなさい。いまのは強く言い過ぎた。お母さんの機嫌が悪いことと、息子くんがやったことは別の問題だね。」など謝るようにして、正直に私も練習中というのを伝えています。

息子にとってのストッパーになりえる「ゲーム」で、本人の意識の中での優先順位を上げる

暴力はいけないことだと伝えても伝えても、とっさの時のストッパーに全くならず困っていました。
そんな中、夫が「もう、次に暴力ふるったらゲーム禁止」と宣言。
すると息子の中で、意識がかわったのが明らかでした。
横暴なやり方かなと思いましたが、ゲームできなくなるくらいなら、スルーしようというスルースキルができてきているみたいです。

「今日は誰にも暴力ふるわなかったよ」と帰宅のときに嬉しそうに報告してきたのは意外でした。さらに「今日はイライラすることもなかったよ」など、日々少しずつコントロールできた自分に喜んでいる様子。
プレッシャーになりつつも成功した1日を肯定的にとらえていることが嬉しく意外な反応でした。
いまのところ成功しているので、まずは1ヶ月成功したら、欲しがっているおもちゃを買おう!というご褒美も取り入れてみることに。

もので支配することにならないよう今後も様子を見ながら、前向きに日々過ごせる方法を模索していこうと思っています。

お読みいただきありがとうございました。

最後まで読んで頂いて、本当にありがとうございます! 私の日々の軌跡をこれからも更新していきたいと思います。