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#60 モンテッソーリ教師りっきーさんに学ぶ! 「お子さんに合った声かけ」の見極めかたとは?

※この記事は、Podcastの内容を一部ピックアップしてお届けしています。詳しい内容は本編をチェックしてくださいね。
▽本編はPodcastYouTubeでご視聴いただけます!

おうち読書のミカタラジオ特別編。
モンテッソーリ教師をしていらっしゃるりっきーさんをゲストにお迎えして、Yondemy代表・笹沼との対談をお届けします!
お子さん一人ひとりに合わせた子育てについて、たっぷりお伺いしました。

💡 りっきーさん
モンテッソーリ教師として教室勤務。保育士資格所有。保育園、療育施設での研修講師として活動。
発達障がいの診断を受けた小5の男の子と、好奇心旺盛な小1の男の子を育てている。


お子さんの特性にあわせた工夫を!

笹沼(以下「笹」):お子さん二人の性格がまったく違うとのことですが……

りっきーさん(以下「り」):そうなんです。
それぞれ特性があって、読書への取り組み方、読書への「気分の乗せ方」も全然違います。

そもそも、好きな本のタイプも結構分かれているんです。

長男は、図鑑やしりとりなど、情報が目に飛び込んでくるものや分かりやすいパターンのあるものが好きですね。

対して、次男は科学とか、疑問を解決できるような本が好きみたいです。
読んだ後は、本の内容に関して考えを深めていく会話も結構します。

笹:本を手に取ってもらうために、どんな工夫をされているんですか?

り:まず、本との「はじめまして」の方法を変えていますね。

次男の場合は、選ぶところから相談してしまいます。
「この2冊だと、どっちが気になる?」という感じで、会話しながらお気に入りの本を探していきます。

でも、長男は、そういう声掛けをすると構えてしまうんですよ。
だから、私がチョイスしてきた本を目に入る場所に置いたり、興味のありそうなジャンルの本は表紙だけ紹介したりしています。

それほど興味のなさそうだった本でも、そのままリビングに置いておくと、見慣れたころに手に取ってくれることもあります。

笹:なるほど、関わり方が全然違うんですね。
他にも違いがあれば、ぜひ教えてください。

り:図書館に行った時の二人の動き方も全然違いますね。

長男は表紙を見て直感で本を選びます。
でも、次男は、本をひっくり返してあらすじを見た上で、読むかどうか決めるんです。

笹:なるほど。お子さんと接する上で、意識している点はありますか?

り:やっぱり、子どもの特性を捉えて、それに合わせた工夫をすることです。

たとえば言葉を聞いて判断する「聴覚優位」なのか、目からの情報で判断する「視覚優位」なのか、この二択で子どもの様子を観察してみるとか。

笹:ご長男は、表紙から本に興味を持ったり視覚的なパターンがお好きだったりするとのことなので、視覚優位でいらっしゃるわけですね。

り:そうです。
もちろん、タイプだけで判断してしまうと良くないこともあるんですけど、何となく傾向がわかるだけでも工夫をしやすくなると思っています。

笹:お子さんをよく観察して「興味の持ち方」を把握できれば、「興味の持たせ方」にも応用できるということですね。

子育ても読書も「宝くじ」?

笹:お子さんの特性に合わせた工夫は、もっとたくさんあるんじゃないかと思うんですが……それを「見つける」のってすごく大変じゃないですか?

り:本当に大変ですよ!
でも、そういうものだと思っています。

先ほどお話した、長男と次男の特性の違いも、試行錯誤を重ねて見つけていったんです。

長男は初めての子だったから、「子どもってこういうものなのか」と思って、最初は次男にも長男と同じように接していたんです。
でも、なかなかうまくいかないことが多くて。

兄弟でも全然違うと気づいてからは、「ヒットしたらラッキー!」くらいの気持ちで、いろいろ試しています。

笹:なるほど。どうやってその気楽な気持ちをキープされているんですか?

り:実は、これはモンテッソーリ教育を勉強していた時に思ったことなんです。

長男のために家でできることを探していて、モンテッソーリ教育に行きついたんです。
でも、教材を10個作っても子どもは2個しか手に取らない、ということもよくあって。
このときの経験から、やってみないとどう出るか分からないというふうに思って、子どもと向き合っています。

そして、この教材作りと本選びって、すごく似ていると思うんです。
教材は使ってみないと合うかどうかわからないし、本も読んでみないと好きかどうかわからないですよね。
それに、教材も本も、気に入ってもらえるものってそこまで多くない。
本なら、「100冊触れてみたら、10冊くらいは気に入るものがあるんじゃない? 」くらいの気軽さでやっています。

笹:とてもよくわかります!
Yondemyでも、同じような意味を込めて「読書は宝くじみたいなもの」とお伝えしているんです。
「当たったらラッキー!」くらいの気軽さでお子さんの読書に向き合っていただきたい。

りっきーさんもおっしゃったように、読んでみないと気に入るかどうかなんて分からないから、とにかく読んでみることが大事ですよね。
ただ、読んでみて気に入らないようなら、すぐに読むのをやめていいんです。たくさんの本に触れて、お気に入りの本に出会う確率を上げていくイメージというか。

り:本当にその通りだと思います。
頑張って準備したのにうまくいかないとモヤモヤしてしまう……ということって誰でもあると思います。
でも、最初からうまくいくことなんて滅多にないんですよね。
子どもにヒットしなくても落ち込まずに「次行こう!」と思えると、親子ともに気楽に、楽しく取り組めると思います。

読書が知識の種まきになる

笹:最後に、ミカタラジオを聴いてくださっている方々に、お伝えしたいことはありますか?

り:私は「種まき」という考え方が好きなんですが、読書を通していろんな知識に触れることが、種まきになると思うんです。

長男の子育て中、特に感じますね。

たとえば、うちの長男はサバイバルシリーズが大好きで、ある一冊に出てきた「防災用品一覧」を全部暗記しているんですよ。
当時は「地震がきたときのために、こういうものが要るんだよ」「リュックにあれ入ってる?」と、防災用品に関する話をしていました。
それから学年が上がって、防災そのものに興味が出てきたみたいで、「9月1日は防災の日なんだよ」と教えてくれたり、学校で避難訓練をしたときのことを話してくれたりするんです。

本を読んでいくなかで知識にたくさん触れておくと、後々興味が広がったり深まったりするんだと、学年が上がるほどに実感します。

笹:ミカタラジオでも、「知らないとそもそも楽しめないことがある」というお話をしたことがあります。

▽詳しくはミカタラジオ第46回をご覧ください。

読書中に知ったことに関して、別の場面で「これ知ってる!」「これとあれって似てるな……」と思えると、すごく良い読書体験になりますよね。

ヨンデミーで、「うちの子は図鑑ばっかり読んでるんですけど、大丈夫でしょうか?」という相談を受けることがあるんです。

でもそれも、そうやって知識にたくさん触れた経験が、ある分野そのものに深く興味を持つことにつながるかもしれませんよね。

り:即効性があるわけではないので、まいた種の芽がいつ出てくるのかは人それぞれ。
出ない芽もあるかもしれないし、反対に、大きな木になるものもあるかもしれないので難しいところですね。
でも、種まきしないことには芽が出ることもないと思って、気楽にチャレンジしています。

笹:期待しすぎるわけでもなく、「いつかどこかで芽が出るだろう」って信じてあげるバランスが絶妙で素敵ですね。


▽りっきーさんのInstagramはこちらをチェック!

https://www.instagram.com/ouchi_monte_ryoiku/

▽りっきーさんの著書はこちら
『感覚統合の視点で「できた! 」が増える! 発達が気になる子のためのおうちモンテッソーリ』
 https://amzn.asia/d/dRjIWSe

▽りっきーさんのブログはこちらをチェック!
https://kodomo-otona.com/


最新回はPodcastで先行公開しています。
『おうち読書のミカタラジオ』特設サイト

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