yoron blue.

海のない県に暮らしつつ海を想う日々。台風情報はついつい島を気にしてしまいます。

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    YB021 インディゴ染スエット《YB.》 YB. indigo sweatshirts

    この冬注目カラーのトレーナーです。本格インディゴ染のざっくり感あるスウェットを使用することで、使うほどに独特のアタリがうまれ、着る人それぞれの個性が際立ってくるのが、たまらない魅力。プリントはヴィンテージ風のファインラバープリントを採用。首元のVガゼットや長めのリブなど細部の作りから漂うクラシックな雰囲気を邪魔せず、ソフトな感触で体になじみます。表地はボールウォッシュ加工を施しユーズドライクに、裏地は柔らかなパイル(裏毛)仕様です。同じテイストで仕上げた刺繍入りのビーニーもご用意しています。セットでお求めになると460(ヨロン)円引き!※この製品はインディゴ染料を使用しています。インディゴ染料の性質上水や汗、摩擦により色落ちや移染の恐れがあります。単独での洗濯をお願いします。【ボディについて】12オンス 20/10裏毛 綿100%【サイズ】(単位cm・男女兼用) M:着丈66 身幅51 肩幅43 袖丈62 L:着丈69 身幅54 肩幅46 袖丈62
    ¥5,780
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    YBK002 ニットキャップ《YB.》 YB. beanie

    YB021 と同じテイストで仕上げたニットキャップです。折り返しに「FB.」の刺繍をあしらいました。あえてセンターを外し小さめにすることで、他のアイテムと合わせても主張しすぎないデザインになっています。YB021 インディゴトレーナーとセットでお求めになると460(ヨロン)円引き!【カラー】ネイビー【素 材】アクリル100%【サイズ】フリー
    ¥1,980
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    YBK001 手編みハンドウォーマー hand warmer

    yoron blue. から、まさかのニット製品が登場!南国の与論ですが、冬は北風が強く結構寒さを感じるもの。そんな冬の景色をハンドメイドのニットに込めました。機械編みではお目にかかれない表現の波の上に、昼間は雲がぽっかりと、夜は満天の星々が浮かびます。色はそれぞれ暖かい日、寒い日をイメージした2色ずつをご用意しました。・warm day(雲柄・アクアブルー)・cool day(雲柄・アイスブルー)・warm night(星柄・ロイヤルブルー)・cool night(星柄・ネイビーブルー)※画面上と実物では色合いが異なって見える場合もございますのでご了承ください。※ハンドメイドのため、商品のお届けに少々時間を頂く場合がございます。サイズ:フリー素 材:ウール100%
    ¥4,840
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 2007年に公開された荻上直子監督の映画『めがね』は、全編与論島でロケが行われました。携帯電話も通じない、とある海辺の地に訪れた旅人と、そこに暮らす人たち(地元民でないのがミソ)や謎の女性との関わりを描く、なんとも捉えどころのない、ゆる〜い映画です。衝撃的な出来事や手に汗握る展開などとは無縁ですが、フィルムに記録されたその海はひたすらに美しく、観る者を魅了します。

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 2020年に亡くなった清野土半さんもそのひとり。福島に生まれ、与論に流れ着いてから50年余り、島の看板屋として生計を立ててきました。しかしその仕事は看板屋と一括りにすることができないほど多岐にわたっています。

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 与論島で『与論島薬草一覧』という小冊子を見つけました。島内に自生する100種以上の薬草と、その効能が記された十数ページの冊子です。著者は山 悦子さん。調べてみると島の薬草仙人とも称される、なかなかすごい方でした。

 山さんは昭和16年、与論島生まれ。ということはことし令和元年で御年78歳になります。
 まだ幼い頃、道端に生えているなんの変哲も無い植物が人の病を癒すものだと母親から教えられました

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 今年も yoron blue. calendar を制作しました。2020年度版は全編ドローンによる空撮で構成。名付けて『AERIAL IMAGES of YORON』。いままでは与論在住者の撮影という縛りを設けてきましたが、今回は奄美大島に住む田中良洋さんにご協力を願いました。

 田中さんは兵庫県の出身ですが、与論島で開催された「島おこしインターンシップ 島キャン」に参加したことがきっかけで

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島での弔いのかたち

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「本当は恐ろしい映画『めがね』の話」 で、与論島の死生観についてちらりと書きました。今回はその話。

 与論島に火葬場ができたのはなんと平成15年、ということは2003年。そう、21世紀に入って、初めて火葬という文化がもたらされたのです。それ以前は、ごく一部の希望者が隣の沖永良部島、あるいは沖縄まで運ばれて火葬された他は、かつて全国で広く行われていたように土葬で死者を弔っていました。
 ただ、ちょ

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ヨロン島「よろんとう」だと思っていたけど本当は「よろんじま」なの?

 最近、与論島がテレビで紹介されるとき、よくSNSなどでよく目にします。「よろんとう」はなんとなく聞いたことがあるし語呂が良くて、これが正しい呼び方かと思ってしまいますよね。「『よろんじま』なんて言っちゃって、アナウンサー間違えてるじゃん!」みたいな。
 でもこれは、かつて島が観光ブームに沸いたときに作られたブランド名のようなも

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「とーとぅがなし」から始めよう

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 チャリティーTシャツの制作から始まった yoron blue. では、当初から Tシャツに限らず、それ以外の商品も企画していこうと考えていました。コンセプトは「青」、そして与論ならではのエッセンスを感じられることです(その顛末は 与論島へ旅したらオンラインストアを始めてしまった で)。

 与論らしさでわかりやすいのは、その言葉。いや、わかりにくいと言うべきでしょうか。
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与論唄暦

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 yoron blue. では2014年から、与論に住む人が撮影した写真にこだわったカレンダーを制作してきました。与論でとびきりなものと言えば何をさておき海なのですが、それだけにとどまらない風景を幅広く紹介したかったからです。そのためには実際この場所で暮らす人の視点は欠かせません。
 しかしながら、やはり観光の島。フォトジェニックな、いわゆる「映え」な風景をチョイスしていた面は否めないところ。とに

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与論島へ旅したらオンラインストアを始めてしまった

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きっかけはたまたまだった

 与論島を初めて訪れたのは2010年のこと。戦後、沖縄復帰までは日本の最南端だった鹿児島県の離島です。そこを選んだことに大した理由はありませんでした。観光客が少なそうな、簡単にはたどり着けない場所へ行きたいなと思い、与論島と小笠原が候補に上がったのです。しかし、行き帰りで1週間以上の行程となってしまう小笠原は、さすがに各方面に支障が出てしまうという理由で却下。旅の目的地

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