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日記 2024/5/22~ 『ジヴェルニーの食卓』『モネのあしあと(再読)』『あしから出版社』

2024/4/22(月) ルンバをセットして息子を送って帰ってきてから、家事や片付けをしているとあっという間にお昼時間になる。だいたい一時間ぐらい、息子がごはんを食べる様子を見守って、また家に帰ってくる。この生活を続けて三年目か。それも今年の一年で終わるかもしれないのかあと、帰りの車の中でぼんやりと思った。その時はぼんやりと思っただけで、過去の記憶は断片的にサッと流れ出てくるだけだったけど、こうやって言葉にしようと思うと、苦しかった辛かった思い出がより色濃く溢れ出てしそうな気配がして、ぐっと堪える。目頭が熱い。
今はまだ振り返らない、その言葉に、自分が耐えれる自信がないから、言葉にはしない。
KUMON待ち時間で『浜へ行く』蟹の親子(著) を読み終えてしまう。蟹さんの『脳のお休み』を読んでいたときも思ったこと。自分が言えないことも、言いたくないことも、許せないことも、許したいことも、言語化されて目の前にあらわにされて、嫌だな、恥ずかしい、苦しい、辛いって思うけど、なぜか少しうれしくもあって、色んな感情がごちゃ混ぜになっているのがわかる。そして、わたし生きていたいんだよ、みんなと生きていたいんだよなって、そんなことを思わせてくれる本だった。

2024/4/23(火) auからUQに切り替えたついでに、携帯の電話番号を新しくした。携帯を持ち始めてからずっと使っていた番号だったので、変えたいなあと思っていたけど、番号を変えるってなんか変に勇気がいる。でも今は電話もLINEで済んでしまうし、番号を教えるのも家族だけで済んでしまうので、えいやっ!という気持ちで変える。
変更手続きに一時間かかると言われ、予想してなかったので、一旦家へ帰って、息子をお風呂に入れ、急いで晩ご飯を作る。バターチキンカレー、新玉と生わかめともやしのナムル。
夜、家族会議をする。家の中が色々ごたついている。
暗い迷路をさまよってる気持ちになりながらも、無理矢理本を開く。強引に開かれた本は『ジヴェルニーの食卓』原田マハ(著) 。読んでいる間だけは現実の出来事を忘れられる、本に救われる日。

2024/4/24(水) 息子の通院。入院と手術の日程を決める。2ヶ月とちょっと先になるが、確実に、きっとあっという間にやってくる...。喉の奥にゴロンとした塊がつっかえているよう。少し緊張もしている、気も引き締めなければ。
昨日、家族で話し合ったことがまとまって、胸を撫で下ろす。みんなで乗り越えていこうと話す。
言葉にするとなんでも薄っぺらく聞こえてしまうのは、その人の話し方や態度や仕草、その全部が引き金となっているわけで、どんなことを発しても上辺だけに聞こえてしまう。でも、そうだと決めつけてその人の深いところを見て見ぬふりをするのはやっぱり違うと思った。その人の本当の気持ちを聞き出すことも大事。わたしは、怒りが先にきて、聞き出し方が下手くそになって、結局最後は突っぱねてしまうので。そこから学んでほしいと思うが、そういう風に思えない人もいるということ。わたしも変わっていかねば。

2024/4/25(木) 息子のKUMONの間に役場へいく。毎回役場の人の多さには怯んでしまう。入口をくぐると一斉に目を向けられているような気がして、斜め下を向いて小走りで歩く。悪いことは何もしていないのに悪いことをしている気持ちになる、なぜか。

2024/4/26(金) 観葉植物たちに小バエが住み着いているようで、見つける度にガムテでペタペタ取っている。うっとうしいし、不快だ。どうにかしないと思って調べたら、三上真史さんの動画を見つけた。「ボタナイス」という無機質の土に変えるといいとのこと。上の土5cm程度を変えるだけで全然違うとのこと。早速やってみたい。
息子が帰ってきてから久々の図書館へ。風邪やら通院やらでボランティアにも行けてなかった。
借りてきた『あなたの迷宮のなかへ―カフカへの失われた愛の手紙―』は読まれることなく返すことになってしまった。後で絶対読みたい。
晩ご飯は、豚レバーのから揚げ、マッシュポテト、

2024/4/27(土) 夏のように暑い日。窓も全開だ。まだ四月だよね?と疑ってしまいたくなるほど。みんなのところはどうだったのだろう。
妹夫婦がやって来る。うれしい限り。久しぶりに会った甥っ子は首もしっかり座っていて頼もしい顔立ちになっていた。かわいい、とにかくかわいい。
旦那くんは久しぶりに実家に泊まりに行った。あまりにも実家に行かなすぎるので、わたしがストップをかけてると思われているような気がしている。そんなことないのに。むしろ行ってきたら?と言っているほうなのに。
連絡がきて、明日出かける服を選んでてほしいとのこと。家に帰ってきて着替えるのか、服持ってかなかったんかい、と思いながら、了解、おやすみと返信をする。
久しぶりに夜時間。読書ノートを書く。十二国記を再読する。陽子が景麒に見つけられる場面。描写がリアルすぎてすごすぎて、さすが小野先生だなあと何度読んでも思う。

2024/4/28(日) そういえば、昨日からアラバキ始まってたんだなあとぼんやりと思う。行かなくなって何年か、これから行くようになるのか、とか、どうなんだろう。歌は今でも好きだけどフェスに行くまでの気持ちにはもうならないのかもしれない。わからない。でも生歌は最高だよな。
晴天。今日も暑い。雨は苦手なので休みの日に晴れてくれるのはうれしいが、地球大丈夫か?と言いたくなる。
母も一緒に4人で遠出。七ヶ宿の道の駅で息子の友達家族と会う。お互いに、まさかこんな所で!と口々に言い合っていた。

読書記録/『モネのあしあと』を再読したのと、『ジヴェルニーの食卓』を読み終えた。これでモネ展に行く準備ができた。
次に開かれたのは『あしたから出版社』島田潤一郎(著) 島田さんの文章読むのは初めてで、どきどきしながら読み進めている。とてもとても良くて、読み終えるのがもったいない。1ページ1ページ言葉を取りこぼすまいとページをめくる。

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