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鬱になって学んだ「行動しやすくなる考え方」

僕は、行動するのが下手だったと思います。今でもそうです。体力や健康の状況も関与するはずですが、鬱になる前も、新しいことを始めたり、継続したりするのが下手でした。

「下手だった」というのは、そもそも行動に移せない、行動するまでに時間がかかる、「とにかく先に手を動かす」ができない、ということです。頭の中で、「こんな風にしたいな」という考えはありますが、フットワークが重たいです。怖くて、行動できません。アウトプットできません。

でも今、少しだけ行動が上手くなった気がしています。瞑想やストレッチも、できない日もありますが、ピタッと止めず、続けられています。転職活動でも、考えすぎずにアクションに落とし込むことのが上手くなってきた気がします。

僕の場合の、何が邪魔していたか、どんな考え方で行動しやすくなったか、共有させてください。「行動したいけど、なかなか動けない、動くまでに時間がかかる」「始められるけど、続けたいのに続けられない」などで困っている人に、少しでも役に立てると嬉しいです。


行動の邪魔者

まずは、行動を邪魔している考え方がいくつかありました。「この考え方があるから、行動・継続がしづらいだ」と気付けるだけでも、少し行動しやすくなりました。これからもどんどんほぐしていくと、もっと行動しやすくなるだろうなという実感があります。

完璧主義

僕には完璧主義的な傾向があります。頑張り屋で、真面目な人ほど、「いい感じでこなしたい」「全てを頑張りたい」という気持ちが強いです。その裏返しが「いい感じでこなせないと、喜べない」「全てを頑張れない自分はダメだ」という恐怖、自責に繋がります。

行動するなら完璧にこなさないといけない、行動するならしっかりと計画して最短で正解を導き出さないといけない、という執着の末、そもそも行動を起こせなかったり、行動が起こせても「全然ダメだ」と落ち込んだり、行動をマイナス評価したから継続できなかったりします。

人との比較

僕は人とよく比較していました。「あの人は失敗を恐れず行動できているのに」「あの人はスムーズに結果を出せているのに」と比べていました。正確に言うと、「比較した結果で、落ち込む、自分についてネガティブな捉え方をする、劣等感を抱く」が頻発していました。

比べること自体が悪い訳ではないと思っていますが、比べて「私はダメだ」「全然上手くできなさそう」という自己否定感に苛まれると、そもそも行動することに対して恐怖や不安に繋がります。行動できても達成感が薄くなって、自分についての感じ方も悪くなり、継続したい意欲を削ぎます。

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