芳麗

聴く・書く・話す/コラムニスト。 著作『相手も自分も気持ちよくなる秘訣』など。東洋経済…

芳麗

聴く・書く・話す/コラムニスト。 著作『相手も自分も気持ちよくなる秘訣』など。東洋経済オンライン連載『何度でも開花する人』 Voicy『芳麗の女と文化の話café』https://voicy.jp/channel/1419 noteではラフなエッセイ、カルチャーコラムなどを。

マガジン

  • 芳麗の「カタ」つけダイアリー

    隔週日曜日に更新予定。自分の人生に「カタ」をつけよう…をコンセプトに、これまで何周もした思考や経験を整理して、 より心地よく生きていくための自分のトリセツについて考えます。健やかな心身の扱い方、年齢を重ねる上での指針、仕事においての優先順位、人間関係についてのルール……etcを、ラフなエッセイ形式で。

  • コラム連載『雑誌が切り取る私たち』

    cakesにて過去に連載していたコラムのアーカイブです。期間限定で無料公開します。 今年は、新作も書き足していけたらと。

最近の記事

愛してくれとは言わないが、そんなに美魔女が怖いのか【前編】

「重ねた年齢の数ほど私たちはキレイになっていく」。いつまでも若々しく綺麗でいたいアラフォー女性のための女性誌『美ST』(『美STORY』から改名)が、命名した“美魔女”。年齢を重ねても輝き続ける女性たちはあっという間に世間に認知されました。しかしその一方で、「いい年して」など、彼女たちへの風当たりがとても厳しいのはなぜなのでしょうか。  この道20年のベテラン女性誌ライター芳麗さんが贈る“ありふれた女”たちのための教科書です。 「落ちるもんか! 49歳の壁」  魔美は、毎朝

    • 人生は1人旅だから

      久々の1人旅は、メルボルンを選んだ。  カフェ文化が盛んな土地であり、街には歴史とアートが溶け込んでいる。ガーデンや海も楽しめて、世界中の美味しいものも味わえるという。好きなものが揃っている。シンプルに行ってみたいと思った。  実際に訪れてみると、たしかにアートも食も私を魅了してやまなかったけれど、最も心が動いたのは、この街の肌なじみの良さだった。  滞在3日ほどで、ここに住んでいるかのような気持ちになれた。碁盤の目のように整備された街は歩きやすく、縦横無尽に走るトラム

      • お知らせ✨ 現在、メルボルンを1人旅中です☕️ 何と現地でPCが使えないトラブル発生。 本日更新予定の連載は帰国後の更新とさせていただきますので、よろしくお願いします🙏 それにしても、美しくて美味しい街です☺️ メルボルン旅の極意は、現地からVoicyでもお届けしています。

        • 身をもって愛を込めて、歳を重ねる。

           50歳になった時、何だか心許ない気持ちになって驚いた。  若いとは毛頭思っていないが、歳をとっている感覚が薄かった。人前では年相応の振る舞いを心掛けているつもりだけれど、普段の私は、年齢に対して無自覚だ。  年々歳々、顔のあちこちにシミやシワは刻まれているけれど、比例して視力も低下しているからあまり見えていない。  人が自身の加齢を意識するのはどんな時だろう。  私は漫画を読んでいても映画を見ていても、冒頭から何で泣いてるのと思われるところで周囲が引くほど泣いていることが

        愛してくれとは言わないが、そんなに美魔女が怖いのか【前編】

        • 人生は1人旅だから

        • お知らせ✨ 現在、メルボルンを1人旅中です☕️ 何と現地でPCが使えないトラブル発生。 本日更新予定の連載は帰国後の更新とさせていただきますので、よろしくお願いします🙏 それにしても、美しくて美味しい街です☺️ メルボルン旅の極意は、現地からVoicyでもお届けしています。

        • 身をもって愛を込めて、歳を重ねる。

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        • 芳麗の「カタ」つけダイアリー
          3本
        • コラム連載『雑誌が切り取る私たち』
          5本

        記事

          そろそろ、私の人生に「カタ」をつけようか。

           今春は、家を片付けようという意欲に満ちている。ストイックに暮らし極めたいなどと思っているわけではなくて、片付けって何だか楽しそうだな面白そうだなと思ったから。今、このタイミングで。  長らくの友人・のぶP(料理家の中井伸子さん)が片付けに夢中になっていたり、Voicyにてミニマリストという生き方を選択している方々と話す機会が増えて、それが新しい刺激になったのもある。片付け道を歩む人々は、軽やかなマインドを手に入れたからか、楽しそうに語り、我が道を進み、仲間を増やしていく。

          そろそろ、私の人生に「カタ」をつけようか。

          木村拓哉は、100均の女をお姫様に変える。

          木村拓哉は、100均の女をお姫様に変える。 『anan』の好きな男ランキングでは前人未到の15年連続1位を達成し、今でも多くの女性ファッション紙の表紙を飾り続けている木村拓哉さん。“女性誌の永遠の恋人”といっても過言ではないキムタクの魅力とは。芳麗さんが、ファンタジーをリアルに伝えるそのスピリッツを解き明かします。 この道20年のベテラン女性誌ライター芳麗さんが贈る“ありふれた女”たちのための教科書です。 “木村拓哉”、“B’z”、”ONE PIECE”  雑誌黄金期から

          木村拓哉は、100均の女をお姫様に変える。

          デキない女のグッドな夫選びは、“3つのP”で探せ!

          デキない女のグッドな夫選びは、“3P”で探せ!  生涯の男を選ぶ条件っていろいろ。バブル期の3高(高身長・高学歴・高収入)や、バブル崩壊後の3低(低姿勢・低リスク・低依存)など時代とともにさまざまな提案がなされてきましたが、超メジャーライフスタイル誌『COSMOPOLITAN』が提唱したのは“3C”とは。さらに芳麗さんは、それでも満足できないといいます。さて、芳麗さんがたどり着いた“3P”って……?  この道20年のベテラン女性誌ライター芳麗さんが贈る“ありふれた女”たちの

          有料
          300

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          「コスパが悪い結婚」よりも、祝福される“独婚”のススメ。

          「コスパが悪い結婚」よりも、祝福される“独婚”のススメ。 時代を切り取るジェンダーレスな週刊誌『AERA』。2015年、女性向けの特集も多い同誌が、「結婚はコスパが悪い」特集で“婚活ブーム”に一石を投じました。結婚のコスト(費用)を算段する“コスパ婚”は是か非か。そして、一人で生きる覚悟を決めた女性たちの一風変わった新しい“結婚のカタチ”に迫ります。 この道20年のベテラン女性誌ライター芳麗さんが贈る“ありふれた女”たちのための教科書です。 「ジェーンダ・レスーの選択的未婚

          「コスパが悪い結婚」よりも、祝福される“独婚”のススメ。

          はっきり言ってオッパイまでは顔なんです!

          はっきり言ってオッパイまでは顔なんです! おっぱいを開放することこそ、女性の解放である? “美魔女”の存在が発見されるずっと前から、女が熟することを謳歌していた『NIKITA』。芳麗さんは、そんな気風のいいニキータ姐さんの言葉に、何度も膝を打ってきたそう。はてさて、女性のおっぱいはなにが恥ずかしいのでしょうか。   この道20年のベテラン女性誌ライター芳麗さんが贈る“ありふれた女”たちのための教科書です。 ニキータは声の大きな女性だった。40代とは思えないほど妖艶で、ハ

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          「母になる! 出産は人生見直しの大チャンス」

          「出産は人生見直しの大チャンス!」 ――時代に敏感な新旧の女性誌のキャッチコピーを振り返りながら、女の人生の選択についてポップに語る本連載。初回は女性にとって最もデリケートな「妊娠と出産の選択」について。今迷っている人へ、3000人以上の取材経験を踏まえた“出産についての超現実的な三択”を提案します。さて、あなたならどうしますか? この道20年のベテラン女性誌ライター芳麗さんが贈る“ありふれた女”たちのための教科書、スタートです! 「いつかは産むのであろう」とぼんやりと思っ

          「母になる! 出産は人生見直しの大チャンス」

          人生相談もセックスも予定調和では乾いていく。紫原明子さんとの対話①

           昨日、voicyをはじめたことをお知らせしましたが、こちらで放送している「芳麗の女と文化の話café」でお話したことを、文字で読みたい方向けにnoteにも時々、アップしていこうと思います。今回は、12月26日にオンエアを開始した、作家・紫原明子さんとの対談・第1回目です。  当初は文字起こしをそのまま置こうと思ったのですが、「起こしのままだと話した時の空気感や意味がわかりづらい部分もあるな」と。当然といえば当然なのですが……。とはいえ、インタビュー記事のようにかっちりと構

          人生相談もセックスも予定調和では乾いていく。紫原明子さんとの対話①

          2021年は「書く」ためにも「聴く」「話す」。

           あけましておめでとうございます。  たくさんの変化が訪れた激動の2020年も終焉。  今年は、コロナを経て心境のみならず、心身の細胞までもが変わった感覚があって、腰の重い私も何かしら新しいことをはじめたくなりました。  そこで、通常のライター業務のほかに、「note」と「音声配信」をはじめようかなと思い至ったわけですが、せっかく作ったnoteアカウントに関しては今日まで放置し続けていました。当初、noteには日記ではなく、コラムかエッセイを書こうと思っていたこともあり

          2021年は「書く」ためにも「聴く」「話す」。

          「若さに憧れなんてない」といったキョンキョンを想う。2020.0608

          「若さに憧れなんてない」 小泉今日子さんが中年女ならでは日々の澱をにじませた横顔でつぶやいたのは、10年以上も前に文芸誌にてロングインタビューした時のこと。 キョンキョン(ここでは敬愛をもって、そう呼ぶ)は40歳を過ぎた頃、私は33歳だった。その言葉は強がりでも諦めでもなくて、ただの実感だった。彼女の体を通り抜けて漏れたであろう言葉。だから、シンプルな言葉でも色っぽく響いたし、強烈に心に残った。 キョンキョンは若さがもたらす果実を適切な時に味わい尽くせたからそう言え

          「若さに憧れなんてない」といったキョンキョンを想う。2020.0608

          「書くこと」は「出会うこと」

          話者 Y 髪型          限りなく黒に近いダークブラウン/ミディアムレングス 顔周りの小物類     時々、ピアス 体型・骨格・背格好   171cm /大柄 よく着る服の色     白、黒、グリーン、ブルー よく着ている服の形状  しめつけないもの よく訪れる場所      コーヒーショップ 今の爪の状態       短い 香水を          つけていない 家の外にいる時間     不規則 持ち歩く鞄の種類     軽量志向 鞄の中に入っ

          「書くこと」は「出会うこと」