芳麗

聴く・書く・話す/コラムニスト。 著作『相手も自分も気持ちよくなる秘訣』など。東洋経済…

芳麗

聴く・書く・話す/コラムニスト。 著作『相手も自分も気持ちよくなる秘訣』など。東洋経済オンライン連載『何度でも開花する人』 Voicy『芳麗の女と文化の話café』https://voicy.jp/channel/1419 noteではラフなエッセイ、カルチャーコラムなどを。

マガジン

  • 芳麗の「カタ」つけダイアリー

    月2本程度更新予定。自分の人生に「カタ」をつけよう…をコンセプトに、これまで何周もした思考や経験を整理して、 より心地よく生きていくための自分のトリセツについて考えます。健やかな心身の扱い方、年齢を重ねる上での指針、仕事においての優先順位、人間関係についてのルール……etcを、ラフなエッセイ形式で。

  • コラム連載『雑誌が切り取る私たち』

    cakesにて過去に連載していたコラムのアーカイブです。期間限定で無料公開します。 今年は、新作も書き足していけたらと。

記事一覧

体の声が聴こえる

 いい歳して体重がなかなか定まらない。  更年期以降はますます体重が減らなくなるといわれているが、実際のところはどうなんだろう? 子供の頃から体重の増減を繰り返…

芳麗
2日前
79

愛してくれとは言わないが、美魔女がそんなに怖いのか【後篇】

 鮮烈な登場以来、世間でバッシングされ続ける“美魔女”。その名付け親である『美ST』は2011年3月号に特集で〈許される“可愛い”〉を探るべく、40女のNG行為を認定した…

芳麗
11日前
41

愛してくれとは言わないが、そんなに美魔女が怖いのか【前編】

「重ねた年齢の数ほど私たちはキレイになっていく」。いつまでも若々しく綺麗でいたいアラフォー女性のための女性誌『美ST』(『美STORY』から改名)が、命名した“美魔女…

芳麗
2週間前
47

人生は1人旅だから

久々の1人旅は、メルボルンを選んだ。  カフェ文化が盛んな土地であり、街には歴史とアートが溶け込んでいる。ガーデンや海も楽しめて、世界中の美味しいものも味わえ…

芳麗
3週間前
210

お知らせ✨
現在、メルボルンを1人旅中です☕️
何と現地でPCが使えないトラブル発生。

本日更新予定の連載は帰国後の更新とさせていただきますので、よろしくお願いします🙏

それにしても、美しくて美味しい街です☺️

メルボルン旅の極意は、現地からVoicyでもお届けしています。

芳麗
1か月前
43

身をもって愛を込めて、歳を重ねる。

 50歳になった時、何だか心許ない気持ちになって驚いた。  若いとは毛頭思っていないが、歳をとっている感覚が薄かった。人前では年相応の振る舞いを心掛けているつもり…

芳麗
1か月前
113

そろそろ、私の人生に「カタ」をつけようか。

 今春は、家を片付けようという意欲に満ちている。ストイックに暮らし極めたいなどと思っているわけではなくて、片付けって何だか楽しそうだな面白そうだなと思ったから。…

芳麗
1か月前
107

木村拓哉は、100均の女をお姫様に変える。

木村拓哉は、100均の女をお姫様に変える。 『anan』の好きな男ランキングでは前人未到の15年連続1位を達成し、今でも多くの女性ファッション紙の表紙を飾り続けている木村…

芳麗
1年前
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デキない女のグッドな夫選びは、“3つのP”で探せ!

デキない女のグッドな夫選びは、“3P”で探せ!  生涯の男を選ぶ条件っていろいろ。バブル期の3高(高身長・高学歴・高収入)や、バブル崩壊後の3低(低姿勢・低リスク…

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芳麗
1年前
39

「コスパが悪い結婚」よりも、祝福される“独婚”のススメ。

「コスパが悪い結婚」よりも、祝福される“独婚”のススメ。 時代を切り取るジェンダーレスな週刊誌『AERA』。2015年、女性向けの特集も多い同誌が、「結婚はコスパが悪い…

芳麗
1年前
51

はっきり言ってオッパイまでは顔なんです!

はっきり言ってオッパイまでは顔なんです! おっぱいを開放することこそ、女性の解放である? “美魔女”の存在が発見されるずっと前から、女が熟することを謳歌していた…

芳麗
1年前
31

「母になる! 出産は人生見直しの大チャンス」

「出産は人生見直しの大チャンス!」 ――時代に敏感な新旧の女性誌のキャッチコピーを振り返りながら、女の人生の選択についてポップに語る本連載。初回は女性にとって最…

芳麗
1年前
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人生相談もセックスも予定調和では乾いていく。紫原明子さんとの対話①

 昨日、voicyをはじめたことをお知らせしましたが、こちらで放送している「芳麗の女と文化の話café」でお話したことを、文字で読みたい方向けにnoteにも時々、アップして…

芳麗
3年前
28

2021年は「書く」ためにも「聴く」「話す」。

 あけましておめでとうございます。  たくさんの変化が訪れた激動の2020年も終焉。  今年は、コロナを経て心境のみならず、心身の細胞までもが変わった感覚があって、…

芳麗
3年前
29

「若さに憧れなんてない」といったキョンキョンを想う。2020.0608

「若さに憧れなんてない」 小泉今日子さんが中年女ならでは日々の澱をにじませた横顔でつぶやいたのは、10年以上も前に文芸誌にてロングインタビューした時のこと。 キ…

芳麗
4年前
46

「書くこと」は「出会うこと」

話者 Y 髪型          限りなく黒に近いダークブラウン/ミディアムレングス 顔周りの小物類     時々、ピアス 体型・骨格・背格好   171cm /大柄 よ…

芳麗
4年前
71
体の声が聴こえる

体の声が聴こえる

 いい歳して体重がなかなか定まらない。
 更年期以降はますます体重が減らなくなるといわれているが、実際のところはどうなんだろう? 子供の頃から体重の増減を繰り返してきた私には分からない。

 とにかく、体とはずっと格闘してきた。
 ダイエット修行を積み続けたおかげで「安易に痩せよう」なんて欲望はとっくに成仏している。時代の変化と、私自身の経年や経験もあって価値観も自然に変化した。ボディポジティブと

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愛してくれとは言わないが、美魔女がそんなに怖いのか【後篇】

愛してくれとは言わないが、美魔女がそんなに怖いのか【後篇】

 鮮烈な登場以来、世間でバッシングされ続ける“美魔女”。その名付け親である『美ST』は2011年3月号に特集で〈許される“可愛い”〉を探るべく、40女のNG行為を認定したそうです。大人の女はきれいでいたいのか、かわいくいたいのか。果たして、その美しさは誰のためのものなのでしょうか。
 この道20年のベテラン女性誌ライター芳麗さんが贈る“ありふれた女”たちのための教科書です。

美魔女の好感度はなぜ

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愛してくれとは言わないが、そんなに美魔女が怖いのか【前編】

愛してくれとは言わないが、そんなに美魔女が怖いのか【前編】

「重ねた年齢の数ほど私たちはキレイになっていく」。いつまでも若々しく綺麗でいたいアラフォー女性のための女性誌『美ST』(『美STORY』から改名)が、命名した“美魔女”。年齢を重ねても輝き続ける女性たちはあっという間に世間に認知されました。しかしその一方で、「いい年して」など、彼女たちへの風当たりがとても厳しいのはなぜなのでしょうか。
 この道20年のベテラン女性誌ライター芳麗さんが贈る“ありふれ

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人生は1人旅だから

人生は1人旅だから

久々の1人旅は、メルボルンを選んだ。
 カフェ文化が盛んな土地であり、街には歴史とアートが溶け込んでいる。ガーデンや海も楽しめて、世界中の美味しいものも味わえるという。好きなものが揃っている。シンプルに行ってみたいと思った。

 実際に訪れてみると、たしかにアートも食も私を魅了してやまなかったけれど、最も心が動いたのは、この街の肌なじみの良さだった。
 滞在3日ほどで、ここに住んでいるかのよう

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お知らせ✨
現在、メルボルンを1人旅中です☕️
何と現地でPCが使えないトラブル発生。

本日更新予定の連載は帰国後の更新とさせていただきますので、よろしくお願いします🙏

それにしても、美しくて美味しい街です☺️

メルボルン旅の極意は、現地からVoicyでもお届けしています。

身をもって愛を込めて、歳を重ねる。

身をもって愛を込めて、歳を重ねる。

 50歳になった時、何だか心許ない気持ちになって驚いた。
 若いとは毛頭思っていないが、歳をとっている感覚が薄かった。人前では年相応の振る舞いを心掛けているつもりだけれど、普段の私は、年齢に対して無自覚だ。
 年々歳々、顔のあちこちにシミやシワは刻まれているけれど、比例して視力も低下しているからあまり見えていない。

 人が自身の加齢を意識するのはどんな時だろう。
 私は漫画を読んでいても映画を見

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そろそろ、私の人生に「カタ」をつけようか。

そろそろ、私の人生に「カタ」をつけようか。

 今春は、家を片付けようという意欲に満ちている。ストイックに暮らし極めたいなどと思っているわけではなくて、片付けって何だか楽しそうだな面白そうだなと思ったから。今、このタイミングで。

 長らくの友人・のぶP(料理家の中井伸子さん)が片付けに夢中になっていたり、Voicyにてミニマリストという生き方を選択している方々と話す機会が増えて、それが新しい刺激になったのもある。片付け道を歩む人々は、軽やか

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木村拓哉は、100均の女をお姫様に変える。

木村拓哉は、100均の女をお姫様に変える。

木村拓哉は、100均の女をお姫様に変える。 『anan』の好きな男ランキングでは前人未到の15年連続1位を達成し、今でも多くの女性ファッション紙の表紙を飾り続けている木村拓哉さん。“女性誌の永遠の恋人”といっても過言ではないキムタクの魅力とは。芳麗さんが、ファンタジーをリアルに伝えるそのスピリッツを解き明かします。
この道20年のベテラン女性誌ライター芳麗さんが贈る“ありふれた女”たちのための教科

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デキない女のグッドな夫選びは、“3つのP”で探せ!

デキない女のグッドな夫選びは、“3つのP”で探せ!

デキない女のグッドな夫選びは、“3P”で探せ!

 生涯の男を選ぶ条件っていろいろ。バブル期の3高(高身長・高学歴・高収入)や、バブル崩壊後の3低(低姿勢・低リスク・低依存)など時代とともにさまざまな提案がなされてきましたが、超メジャーライフスタイル誌『COSMOPOLITAN』が提唱したのは“3C”とは。さらに芳麗さんは、それでも満足できないといいます。さて、芳麗さんがたどり着いた“3P”って…

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「コスパが悪い結婚」よりも、祝福される“独婚”のススメ。

「コスパが悪い結婚」よりも、祝福される“独婚”のススメ。

「コスパが悪い結婚」よりも、祝福される“独婚”のススメ。 時代を切り取るジェンダーレスな週刊誌『AERA』。2015年、女性向けの特集も多い同誌が、「結婚はコスパが悪い」特集で“婚活ブーム”に一石を投じました。結婚のコスト(費用)を算段する“コスパ婚”は是か非か。そして、一人で生きる覚悟を決めた女性たちの一風変わった新しい“結婚のカタチ”に迫ります。
この道20年のベテラン女性誌ライター芳麗さんが

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はっきり言ってオッパイまでは顔なんです!

はっきり言ってオッパイまでは顔なんです!

はっきり言ってオッパイまでは顔なんです! おっぱいを開放することこそ、女性の解放である? “美魔女”の存在が発見されるずっと前から、女が熟することを謳歌していた『NIKITA』。芳麗さんは、そんな気風のいいニキータ姐さんの言葉に、何度も膝を打ってきたそう。はてさて、女性のおっぱいはなにが恥ずかしいのでしょうか。 
 この道20年のベテラン女性誌ライター芳麗さんが贈る“ありふれた女”たちのための教科

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「母になる! 出産は人生見直しの大チャンス」

「母になる! 出産は人生見直しの大チャンス」

「出産は人生見直しの大チャンス!」
――時代に敏感な新旧の女性誌のキャッチコピーを振り返りながら、女の人生の選択についてポップに語る本連載。初回は女性にとって最もデリケートな「妊娠と出産の選択」について。今迷っている人へ、3000人以上の取材経験を踏まえた“出産についての超現実的な三択”を提案します。さて、あなたならどうしますか?
この道20年のベテラン女性誌ライター芳麗さんが贈る“ありふれた女”

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人生相談もセックスも予定調和では乾いていく。紫原明子さんとの対話①

人生相談もセックスも予定調和では乾いていく。紫原明子さんとの対話①

 昨日、voicyをはじめたことをお知らせしましたが、こちらで放送している「芳麗の女と文化の話café」でお話したことを、文字で読みたい方向けにnoteにも時々、アップしていこうと思います。今回は、12月26日にオンエアを開始した、作家・紫原明子さんとの対談・第1回目です。

 当初は文字起こしをそのまま置こうと思ったのですが、「起こしのままだと話した時の空気感や意味がわかりづらい部分もあるな」と

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2021年は「書く」ためにも「聴く」「話す」。

2021年は「書く」ためにも「聴く」「話す」。

 あけましておめでとうございます。

 たくさんの変化が訪れた激動の2020年も終焉。

 今年は、コロナを経て心境のみならず、心身の細胞までもが変わった感覚があって、腰の重い私も何かしら新しいことをはじめたくなりました。

 そこで、通常のライター業務のほかに、「note」と「音声配信」をはじめようかなと思い至ったわけですが、せっかく作ったnoteアカウントに関しては今日まで放置し続けていました

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「若さに憧れなんてない」といったキョンキョンを想う。2020.0608

「若さに憧れなんてない」といったキョンキョンを想う。2020.0608

「若さに憧れなんてない」

小泉今日子さんが中年女ならでは日々の澱をにじませた横顔でつぶやいたのは、10年以上も前に文芸誌にてロングインタビューした時のこと。
キョンキョン(ここでは敬愛をもって、そう呼ぶ)は40歳を過ぎた頃、私は33歳だった。その言葉は強がりでも諦めでもなくて、ただの実感だった。彼女の体を通り抜けて漏れたであろう言葉。だから、シンプルな言葉でも色っぽく響いたし、強烈に心に残っ

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「書くこと」は「出会うこと」

「書くこと」は「出会うこと」

話者 Y

髪型          限りなく黒に近いダークブラウン/ミディアムレングス

顔周りの小物類     時々、ピアス

体型・骨格・背格好   171cm /大柄

よく着る服の色     白、黒、グリーン、ブルー

よく着ている服の形状  しめつけないもの

よく訪れる場所      コーヒーショップ

今の爪の状態       短い

香水を          つけていない

家の外

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