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【自分のアタマで考えよう】思考法を再構成するために〜書籍紹介④〜

本書は、無意識の行っている思考を見つめ直し、思考法という枠を再構成するための方法を教えてくれるような一冊でした。

こんにちは。今回は書籍紹介第4弾ということで、自身のブログで社会問題や日常の疑問を深ぼって発信している、ちきりんさんの著書『自分のアタマで考えよう』を紹介していきます。

まずは簡単にあらすじを紹介するためにAmazonの紹介文から一部抜粋させていただきます。

月間200万PVを誇る人気ブログ「Chikirinの日記」の筆者による初の完全書き下ろし。
ユニークな記事を生み出す独自の思考法を公開します!
社会問題や日常の疑問を考えながら、「ちきりん流・思考の11のルール」をわかりやすく解説します。第一線で活躍する経営者・ビジネスマン・コンサルタントも絶賛の内容です。
(Amazonの紹介文から一部抜粋)

全てを紹介することはできないので、ぜひ本書をお読みください。
まだまだ思考方法が確立していない思考方法を確立させたい人におすすめです。(お金をもらっているわけではありません。。)

前書き

私の読書スタイルとして、まずあらすじを読んで「なぜ読むのか」「何を得たいのか」を立てて、読み終わった後に「どう行動するのか」というアクションプランを立てることがります。
なので、例によって私が本書を”なぜ”読んで、”何を得たいのか”を明確に記します。

①自分がこれまで考えてきた思考法を見つめ直し、再構成するため
②思考力を鍛えて、答えを出す瞬発力上げるため
③ちきりんさんの考え方を知る

この軸で本書を読んだ私なりの解釈印象に残ったこととそこからの私のアクションプランを中心に、紹介していこうと思います。


知識ではなく思考に時間をかける

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あなたは1日の内でどれくらい思考をしていますか?
ちきりんさんは本書で、本当の意味で思考をしている時間は実は少ないと述べていました。本書を読んで私もそう感じました。

例えば、ラーメン屋の売り上げをあげるという提案書を作成する場面を思い浮かべ得ていください。一般的であろうプロセスを簡単に下記に挙げます

必要なデータを考える(10分)→必要なデータを揃える(60分)→データを分析する(80分)→分析結果から本質的な課題を洗い出す(15分)仮説を立てる→仮説を検証する(30分)→改変する(15分)→提案書を作成する(80分)

上の部分で、思考をしているのは太字になってる部分だけです。これらの部分を合計すると40分しかありません

「いやいや違う」「データ集めの時にも思考している」という意見もあるかもしれませんが、実際のところデータを集めながら思考していると感じていても、見るデータによって、考えがあっち行ったりこっち行ったりして迷走していませんか
結論にたどり着いていない時点で、思考しているとは言えないのです。

思考している時間が少なかったら、本質的な問題を解決するような革新的なアイディアを持った企画書はできませんよね。時間をかけているにもかかわらず、ありきたりな提案しかできなくなってしまします。

思考する時間を増やし、素晴らしい成果を出しましょう。


思考の型を作るフレームワーク思考

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しかし、「もっと考えなさい」「思考しなさい」と言われても何をしたらいいかわかりませんよね。そこで、必要なのが思考の型を作ることです。

「型にはめる」と聞くと個性が出ないだったり、ありきたりな考え方しかできないと考える人も多いかもしれません。実はそれは真逆です

型にはめた思考の先にオリジナリティあふれる思考が生まれるのです。まさに『守破離』です。

守破離とは

剣道や茶道などで、修業における段階を示したもの。「守」は、師や流派の教え、型、技を忠実に守り、確実に身につける段階。「破」は、他の師や流派の教えについても考え、良いものを取り入れ、心技を発展させる段階。「離」は、一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階。
(デジタル大辞泉より引用)

フレームワーク思考については、こちらの記事にまとめているのでご覧ください。


この型にはめて考えることの利点は、抜けなく、漏れがなく、重複なく考えられることです。(MICEとも言われます。)
本書で取り上げられていた一部を紹介すると

・比較して考える
・粒度を揃える
・判断基準を設ける

ことの重要性について書かれていました。

ここで私が考えたのは、
仮説(分類・要素わけ)→事実をおう→仮説(複数の仮結論)→シナジー→結論(第三案)のプロセス
です。

これは、下記の記事をご覧ください。(作成中です。。。)

必殺技としてのグラフ

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グラフや図の効力をご存知ですか?そんなの知ってるよと言われるかもしれませんが、本書を読んで、本当の意味に気づかされました。それは、図やグラフを利用するには2種類の使いたかがあるのです。
①思考のための図(自分の考えを整理するため)
②伝達のための図(考えを共有するため)


①思考のための図(自分の考えを整理するため)

図は自分の考えを整理する時に非常に有効です。
関係性を整理したり、プロセスを整理したり、深ぼっていったり、要素分解していく時に図は非常に便利です。下の図は私が実際に書いたものです。(字が汚くてすみません。)

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このように自分の考えをブレストする思考を深める時には効果的です。

②伝達のための図(考えを共有するため)

スライドで説明する時にやたら文字が多い人いますよね?文字ばっかり書いていても、理解に時間がかかり、さらには読む気がなくなり、理解する気も起きなくなってしまいます。
人に伝達するときは、
・何を強調したいのか
・何を伝えたいのか
・一瞬で伝えることができるか
・正確に伝わるか
・目的に合わせる(口頭で説明するものか、資料で渡すものか

ということを意識しなければいけません。
これは、資料として渡す+口頭で説明する場面で私が実際に作成した図です。(まだまだですね。)

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データは「なぜ?」「だから何?」を考える

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(スポーツ庁HPから引用)

このグラフは、日本のスポーツ実施率の推移を表しています。
グラフを示された時に重要な視点は、「なぜ?」「だから何?」を考えることが大切だとちきりんさんは記していました。

「なぜH26年・27年はスポーツ実施率が下がっているのか」
「スポーツ実施率が上がるとどうなるのか?(だから何?)」
という視点でグラフを見ていくと様々なことが読み取れると思います。

スポーツ庁のHPを見れば答えは載っています(1つの解釈ではあるが)が、思考力を高めるためには、まずは自分で考えることが大切です。
自分で考えたのちに、答え合わせ感覚で、HPに載っている専門家が分析したものを見るといいでしょう。
このプロセスを踏むことによって、自分で考える力がつく+違う意見を参考にすることができます。


最後に

以上で、『自分のアタマで考えよう』で私が考えたこととそこからのアウトプットのまとめです。
『自分のアタマで考えよう』は読みやすく、思考の型を包括的に抑えているので、参考になる部分は多いと思います。
また、作中に出てくるテーマのジャンルも幅広いので、知識を深めるためにもおすすめです。
(お金をもらっているわけではありません。。。)


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最後まで見ていただきありがとうございました。これからも皆さんに「少し」役立つ情報を発信していくので、ぜひご覧ください。

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