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れいわ代表・山本太郎も脇役で出演。行定勲:監督、宮藤官九郎:脚本の『GO』(ゴー)を久しぶりに鑑賞。

原作は、2000年に講談社により発行された金城一紀作の小説。
直木賞受賞の在日朝鮮人二世の高校生を主人公にした、ハチャメチャ青春小説である。

2001年10月20日に日本公開。監督は行定勲、脚本は宮藤官九郎
主演の在日韓国人に、窪塚洋介。
彼に好意を寄せるヒロインに、柴咲コウ。
主人公の悪友(ライバル?悪い先輩?)を演じるのが、山本太郎

原作本です。

この不良の山本太郎が、主人公を地下鉄ホームで、

「この電車がもうすぐ出発する。そしたら、すぐにその後を全力疾走せえ。それで、次に駅についたらすぐにホームにあがれ。死なへんかったら、お前の勝ちだ!」

などいうタワケたことを命令する。
このいじめを、「スーパー・グレート・チキンレース」という名称らしい。
「そんなことカンタンだぜ!」
と線路を走り出す窪塚洋介も窪塚洋介だが。。。

主人公にムチャクチャな命令を出す山本太郎扮する「タワケ」。
ダークサイドに落ちた山本太郎はチャリの二人乗りも平気。国会議員になるとは思えない。


この地下鉄を走るシーンは、わざわざ神戸までやってきて撮影。関東の地下鉄もあたったがすべてNG。唯一、許可を出したのが「神戸市交通局」だというわけだ。・・・少しは合成かなぁ。。。

⇑上の絵像がこの映画のスタートしてから冒頭の2分(?)だ。山本太郎出ます。「チキンレース」やります!

◉◉◉

主人公の窪塚の父親がむかし、ボクシングのチャンピオンなのだか、今は酒におぼれて、ヨイヨイ状態。
ある夜、この酔っぱらい親父と主人公・窪塚が、ボクシングでストリートファイトするシーンがあるのだが、
このシークエンス、カメラアングルも、編集も、音楽も、カット割りも、すべてがスタイリッシュ。
まさに、行定勲監督の面目躍如といったところ。
とにかく、カッコいい!
男と生まれたなら、このストリートファイトに心踊らないわけがない!

公園の砂場で夜中に殴り合う「朝鮮派の親父VS韓国派の息子」。照明が良いなあ。

https://www.youtube.com/watch?v=4IQxVN4EYgo

⇑ 上の劇場用予告編に、すこしだけ、山崎努と区塚洋介のファイトシーンが出てくる。ほんの少しだけですよ。。。


◉◉◉

内容はいいますと。。。

まあ、高校生なんで、主人公と柴咲コウが恋に陥っちゃったり、
「自分は日本人か?韓国人か?」と悩んだりするわけであります。


◉◉◉

主人公の父親のワガママおやじの山崎努もいいし、
母親役の大竹しのぶも良い。

意外なところでは、ちょい役で登場する萩原聖人が「おいしい役」をもっていってたりする。

缶コーヒーをおごってもらう警察官という変な役です。


日本の、そして在日韓国人のための、青春映画の傑作であります。


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