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【オススメ書籍】コンサルティング会社 完全サバイバルマニュアル

ツイッターのタイムラインに表示され、多くの方から推薦されている書籍であったため、興味を持ち購入。


ビジネス書というよりは、ある一人の人生を描いた小説のような書籍。
求められるプロとしての期待値の高さに翻弄されながらも、成長していく物語に引き込まれる。

コンサルティング会社ではない人であっても、食らいつきながら一人前に成長していくさまや、役割が変わった時にぶつかる壁、それを乗り越えていく話は刺さるものがある。

■この本を読むと良い人

・事業会社の経営企画、コーポレートスタッフ全般
・コンサル会社に興味がある方

■この本で学べること

・あるコンサル会社での個別的、生々しい体験談
・コンサルティングを行うという上でのプロ意識、求められる基準の高さ

■メモ

①作業時間を2時間にして、20分以上手が止まるのであれば、相談する。

短期間/複数協働/抽象的テーマによる、アウトプットが求められるため、高い生産性を求められる。

インプット、プロセス、アウトプットのイメージを揃えた上で、やってみて進め方に不明点があれば、この動きを行う。
自身も、インプット、プロセス、アウトプットの仮説を置き、着手しるか、関係者と認識を揃えているか、見直したい。

②ある議論点、選択肢があった時に、自分としてはこれがベストを持つ

相手の立場で自分で考え抜いて、これがベストを考えてみる。その上で、関係者と議論する。
第三者的な立場から、どう感じているか、どう考えるかを含めて、コンサルの付加価値。これは、コンサルにかかわらず、クライアントワーク全般で同じように思う。
顧客が行ったこと、上司が言ったことを鵜呑みにしてそのまま出すのであれば、自分がいる意味、価値は薄まる。
そのまま出すは、楽ではあるが、そこに慣れてしまうと長いものに巻かれる人、自分の意見がない人になってしまう。

③メンバーの気持ちはくんでも、顔色を伺ったらあかん

メンバーのコンディション、動機付けに配慮はする必要はあるが、
メンバー起点だけを起点に判断をするということは違うという考えと解釈。

顧客の視点、PJの推進視点を用いながら、人材育成、コンディションを同時に実現するということを頭に入れる必要があると改めて認識。

④自分はなに屋かを問われ続ける。

上司になにやかを問われる続けたことをきっかけに、主体的に英語とITソリューションへの知識を磨き、実戦機会である案件で経験を積む。

一定の職歴を積むと、転職でもない限りこの問いを問われることは少ない。また、問われた時に、今までの経験、志向性を自覚、
社外での学習と、それに終わらず実戦機会を主体的に取りに行くということが本書のエピソードであった。

キャリアを川下り型でという言説はよく聞くが、一定川下りをしながらも、一定の分岐点にこの問いに向き合い、主体的にどうくだるかということは求められそうと感じる。


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