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ミッシェル・オバマさん、Podcastデビュー

昨日はママ友のお誕生日でした。ピクニック日和の午後、テイクアウトしたお寿司と共に、公園の芝生に敷いたレジャーマットの上で、「まったり青空お誕生会」を開催。

4ヶ月前までは、朝1時間の通勤時にポッドキャスト聞いてましたが、このところ、めっきり長距離運転をすることがなく、ポッドキャストはご無沙汰でした。が、昨日は久々にポッドキャストを聞きながらの運転。

2020年7月29日。前米国ファーストレディーのミッシェル・オバマさんの

「The Michelle Obama Podcast」

Spotifyにて始まりました。昨日、早速、拝聴。最初のゲストは、ご主人でもあり、前大統領でもあるバラク・オバマさん。大統領在任中、バラエティ番組に一人ずつ出演していたのを見て、大統領夫妻らしからぬ、一般人に近いと感じる一面を見る機会はあったけど、”お二人一緒で”となると公式な場が多く、今回のPodcastでは、こっそり、リビングルームでくつろいでいる仲睦まじいご夫婦の日常会話を盗み聞きした感じ。思わず笑みが出てしまう、ちょっぴりカカア天下のミッシェルさんとちょっぴり尻に敷かれたオバマさんの会話は、自分を振り返り、考えるチャンスを与えてくれました。

「I've been loving it!」とオバマさんは言ってた自粛中、夫婦間で”Community”について、沢山話し合ったそうです。それぞれが育った”Community"がどうその人に影響を与えたか。育った環境は、どのように、その’人となり’を作り上げ、その人の目の前にある問題に対して、どう判断/決断させ、その人が直面した物事にどう反応するようになったのか、など。

ミッシェルさんは、両親と子供二人の核家族に生まれ、家賃節約の為に親戚の家の2階に住んでいました。裕福ではなかったけれど、まわりに居た親戚を含む大人達の中で、守られながら育ちました。母親は専業主婦で、子供達の学校のPTAに参加したり、遠足の引率をしたりと、学校の他の子供達のお世話もしていました。オバマさんはシングルマザーの母親、母の再婚相手のインドネシア人の義父、そして、母方の祖父母に育てられました。移住地を転々としたオバマさんは、親戚すら周りにいなかったようですが、苦難を共に乗り越え、助け合いながら成長していった友人やその家族で作り上げられた ”Community" の中で生活していたので、決して、孤独を感じたりはしなかったそうです。

「あの時代は」。。。60歳前のアラカンのお二人は言ってます。「周りの人と助け合って、協力し合いながら、子供を育ててたよね。皆が皆の幸せを願ってた。」と。ただ、それは良き古き時代でもあり、今のように物が溢れていたわけでもなく、チョイスも少なかった時代だったので、競争も今のような高い期待も少なく、いい意味で生きやすい時代だったと言われてました。

オバマさんは、「僕のルックスだけで決めたってわけじゃないんだよね?まっ、いいけど。( It wasn’t just my looks... but that’s okay...)」とチャチャを入れてたけど、ミッシェルさんが自分の伴侶に、オバマさん!と決めた理由の一つは、

 ミッシェルさん:「You’re cute you know... But no, one of the reasons I feel in love with you is because you are guided by the principle that we are each other’s brother's and sister’s keepers. And that’s how I was raised!」

「あなたは、もちろんCuteだけど。。。私がそう育てられたように、あなたは”私達人間は互いに守り合っていく”という考えが主軸に生きてた人だから。」と。

ミッシェルさんも若かりし頃は、オバマさんが黄色いポンコツ車を運転している中、ファンシーなSAABを運転し、ワインを飲まないくせに”ワインクラブ”のメンバーになったりと、キャリアウーマンとしてサクセスストーリーのチェックリストを47階の眺めの良いオフィスでチェックしていた時期もあったそう。デートは絶対に、自分のSAABに乗って、オバマさんのポンコツ車には乗らなかったわ!とミッシェルさんが言うと、オバマさんは「君のSAABの座席は温かかったもんねぇ〜。(笑)」なんて。

あんなにサクセスして、お金も沢山稼いでいたのにも関わらず、気がつくと、ミッシェルさんの心は寂しく、世の中から隔離されているように苦しく感じ、47階の眺めの良い部屋を去り、地上にまで降り、ソーシャルワーカーに転職。自分のゴールだけを目指して一人で生きているよりも、自分が育った環境のように、人と繋がって、助け合える、そんな仕事に生きがいを感じたミッシェルさんでした。

ヤボだけど、「人」と言う字は、2本の線があって、それは、人は人と支え合ってるから。。。なんて言うけど、ほんと、そう。人間、一人じゃ生きてけない。私は無理だ。自分の時間は欲しいけど、人にいろいろと言われたくはないけど、一生、一人は無理無理!どうせ、他の人と絡むんなら、助け合って、協力し合って、面倒な事も人生の肥やしにして生きる方が楽かもね。

嫌いになるなら、一つでも良いところを見つけて、せめて、そこだけでも好きになった方が、自分の心が軽い。嫌いな人の事を四六時中考えたり、意識を「嫌い」に向けるのはもったいない。時間もエネルギーも無駄遣い。

ポッドキャスト、初回の最後に、お二人が言ってました。娘さんのマリアちゃんとサーシャちゃんに何を残してあげたいか。答えは「何よりも、皆が皆をリスペクトし、皆が皆をケアし、皆が皆を祝い、皆が皆の存在を見てる。。。そんな国を残してあげられたらなと思う。」

私も、そんな国を息子達に残してあげたいな。

Love,

Midori

Lean on me by Kirk Franklin

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