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👨‍🎓いい加減、食事をカロリーだけで、評価するのをやめましょう‼

 生活習慣病は、生活習慣(特に食事が原因で起きている)で起きていると私は、思っています。しかし、医者は、食事の勉強などは、一度もしたことがありません。つまり、原因を変えずに薬による対処療法をしているのです。原因が変わっていませんから、病気が治癒することは、無いのです。
 多くの患者さんが、生活習慣病で、病院にずっと通院しています。

 その食事ですが、病院食も糖尿病食もまだ、カロリー評価です。ところが、世の中は、今、食品にカロリーではなく、糖質何グラムと記載されています。コンビニのおにぎりまで糖質の量を記載しています。糖質が生活習慣病と関係があることを世の中の人たちは、気づき始めているのに、上から目線の専門家は、それに気づいていません。つまり、一般人のほうが、食事について医者や栄養士よりも知識を深めているのです。

 そもそも、体の中で働きの異なるもの、代謝の異なるものを、すべてカロリーで表現すると言う事に間違いがあります。
 例えば、生活習慣病は、肥満から始まりますが、肥満の原因となるのは、炭水化物(糖質)なのです。つまり、インスリン(肥満ホルモン、老化ホルモン)を多量に分泌させるものを食べると確実に肥満になります。タンパク質も少し、インスリンを分泌させますが、炭水化物ほどではありません。

インスリンという肥満ホルモンを分泌させると太ります。

だから、肥満の解消には、炭水化物(糖質)制限が効果的なのです。それを、必須栄養素(取らないと生きていけない栄養素)でもない、炭水化物(糖質)を60%も取る食事をすると肥満になるのは、当たり前のことです。
 1977年、アメリカが心臓の血管障害を減らす為に作ったマクガバン報告の食事が、脂質20% タンパク質20% 炭水化物60%の割合です。
そのアメリカは、今や二人に一人が肥満と言われています。

 意外なのは、私たちがこれまで、いや今でも、高カロリーだからとけぎらいされる脂質(油、もちろん良いものと悪いものがありますが、)はインスリンを分泌させません。しかも、吸収される際に、糖質のようにトランスポーターを必要としません。つまり、細胞膜を素通りするのです。

 脳脊髄関門(脳を守っている関所)も、クスリを含め、多くの物質を通しませんが、ケトン体(脂質)は素通りするのです。まるで、体は、脂質を求めているかのようです。

 日本の高齢者は、低タンパク、高糖質の食事をしていることが多く、そもそも栄養失調と言えます。主食、ご飯を食べるために、おかずがあるという考え方が、そもそも間違いです。栄養素は、おかずのほうにあり、ご飯は、エンプティーカロリーといって栄養がないし、ビタミンB群や鉄をエネルギーを生み出す際に、消費してしまいます。

 病院では、脳血管障害の患者さんの麻痺に対して、リハビリテーションをしていますが、筋肉の原料となるタンパク質不足の状態で、リハビリをしても、筋肉が強くなるはずはないのです。

 病院食をカロリーの高い、低いでコントロールするのではなく、タンパク質不足の人には、タンパク質を増やし、肥満の人や、糖尿病の人には、糖質制限食にするなど、体を作る食事こそ、体が必要としているものを成分に応じて調節するべきです。こんな簡単なことも、容易に変えることが、できないのが、日本という国です。

 逆に、糖尿病食のように、2000Kcalを1400Kcalに減らして、厚生労働省が言うバランス(タンパク質20%、脂質20%、炭水化物60%)いい食事にすると、栄耀失調になってしまいます。
 

 カロリー神話とは、体の中で異なる働きをするものをすべて、燃料(エネルギー)として考えているのです。体にとって、すべての栄養素が、燃料になるわけでないのにもかかわらず。

 これだけ、多くの医療従事者がいて、誰もこの異常な食事を変だと思わないのは、思考停止に陥っているとしか、言いようがありません。
日本は、多くの組織が、同調圧力に負けて、思考停止状態です。糖質過多の食事と間違った教育、そして、儒教の精神が、思考停止にしています。
多様性をなどと言っている組織ほど、同調圧力の強い組織はありません。

 医療業界ほど、組織の中で、イノベーションを起こすのが困難な組織はないと思います。組織の中でも、最も保守的だからです。

  間違っていることも、権威バイアス(権威がある偉い人は、間違いを犯さないという考え方の間違い)がかかり、継続されているのが現状なのです。

※Ⅱ型糖尿病の治療をしてる方は、低糖質食(炭水化物を避ける食事)は、できません。多くが、インスリンの分泌を増加させて、血糖を下げる治療を受けているため、低糖質食にすると、低血糖を起こし死亡につながることがあります。しないでください。
 

 

 


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