ゆく川の流れは、とても早くなっているのに。🤐

諸行無常、「ゆく川の流れは、絶えずして、
      しかも、もとの水にあらず、
      よどみに浮かぶうたかた(水のあわ)かつ消え、
      かつ結びて、久しくとどまるためしなし。」
古文が苦手な私でも、鴨長明の方丈記ぐらいは知っています。物事はすべて
変化して常に同じ状態を保つことが無いと言う意味でしょう。
私は、これはすべてのものに通じる数少ない真理だと信じています。

私たちは、速いことが良き事、効率がいいことが良き事、生産性が高いことが良き事と信じて、社会を発展、進歩させてきました。
その結果、今から810年前の鴨長明の生きた時代より、変化のスピードが
速い時代に生きています。

しかしながら、新型感染症、 戦争、異常気象による災害、どんどん
温暖化が進み、先行き予測不可能な時代に生きているにも関わらず、
自分たちの脳は、鴨長明の脳のスピードとさほど変わりがありません。

特に現在コンフォートゾーンで生きている人たち、あまり困っていない
人達。政治家、専門家、医者、役人、権力者の人たちが変化について
いけていません。

また、私たちも与えられたルールに従うだけで、思考停止に陥り
変化に対応できなくなってきている気がしています。

何が変化に対応できなくしているかと言えば、ひとつは、
過去の成功体験ではないでしょうか。

新型コロナウイルス感染症が、2020年に日本に入って来た時、
デルタ株の時、日本は、世界でも死亡者が極めて少なかったのです。
そのことを、ファクターXなどと言っていました。ところが、
感染症の専門家の人たちは、効果を検証することもなく、
マスク、手の消毒、ソーシャルディスタンス、3密を避けるなどが
効果があったものと勘違いして、この7波まで固執し続けました。
答えがひとつだけの試験を受けてきた日本のエリートと呼ばれる人は、
いろいろな視点でものを考えようとはしません。
また、変化する現状を理解しようともしません。
そして、固定観念にとらわれてしまったままです。🤐

オミクロン株に変化して、コロナウイルスは、明らかに弱毒化して
いるにもかかわらず、2類を5類にすべきという少数意見に耳を貸すことも
なく、ワクチンの回数を増やせば、コロナは治まるという固定観念に
とらわれてしまい、自然感染で集団免疫を付けることを逆に妨げて
来たような気がします。結果、世界はすでにコロナがほぼ終息している
にもかかわらず、日本は、だらだらと同じことを繰り返すことになって
しまいました。

いまだに、今までのやり方に固執しようとしています。😠

2類を5類にしないと社会活動も病院機能も救急疾患の対応も麻痺して
しまっていると知事会からの指摘があり、その検討を始めるなんて
結局、頭の中の絵空事、感染症に対する固定観念を押し付けていただけで
現状など何も知らずにやっていたと言えると私は思います。
この変化の激しい時代に、現状の変化を認識せず、今までのように
top down方式で物事を行うとこのようになりますよと言う事を
コロナ感染症は、教えてくれたような気がしています。

PCR陽性で無症状の人たちを感染者にしたり、感染源として
行動制限するなんてことを早く止めるべきです。
3年間甲子園を目指して頑張ってきた子供たちの夢をたいして効果のない
感染対策で奪う事は、許されない事です。
5類にするのは、まさに今しかありません。
意味のない先延ばしは、多くの人を不幸にします。
多くの人の人生に影響を与え、負の遺産を残します。🤣
このままだと、甲子園へ出ることが決まっている子供たちも
PCR陽性と言う事で辞退することになるでしょう。無症状なのにです。
権力者は、よく「慎重に」という言葉を使いますが、先延ばしは、
ただの「怠慢」にすぎません。危機管理などと言いますが、
スピード感のない危機管理などあっても無くても同じです。

思考停止で、権威に従って国民の不安を煽って来ただけのマスコミも
変われない脳をお持ちのように思います。
権力の監視どころか、権力に忖度するだけのものになってしまっています。
不安を煽ったり、多様性を認めない一方的な意見ばかり報道するすると、
視聴率が上がると言う過去の成功体験は、かえって、
テレビ離れを増やすことに繋がっていくと思います。
今やテレビを見ているのは、主に高齢者だけでしょう?

ユーチューブのほうが固定された情報ではなく、はるかに多くの意見や情報を知ることが出来るようになってきているように思えます。

政治家の人たちももちろんいつもの顔ぶれで、世襲政治家主体の政治。
選挙の時は、現実的でない壮大な日本の未来を描き、戦争の危機を煽り、
そのためにの憲法改正を叫びますが、いざ、選挙が終わるとこのコロナ禍で
エネルギー不足、物価高騰で苦しんでいる庶民の生活など顧みることなく、
偉い政治家の国葬問題、宗教と政治の結びつき問題が優先され、
いつものように
居酒屋でおっさんたちが文句言うような目先の事しか考えない居酒屋国会になってしまっています。(またか!)
何代にも渡る由緒正しき政治家は、すでに国の問題など分からなく
なっているらしく、開き直って「何が、問題なの?」と言い出す始末。
(お前のような人が政治家なのが問題なのと叫びたい)

庶民としては、問題も分からない人は、政治家を辞めていただきたいと
普通に思っていても、禊(みそぎ)は選挙で、地盤 看板、政治資金があり先行者利益で何度でも当選してくる選挙制度が悪いと思っても
変えることさえできません。かつての貴族が世襲政治家に変わっただけの
中世と何ら変わらない状態になってしまっています。🤣
それにもまして、18歳に買春するような政治家さえ首にさえできない。
政治家は説明責任をはたせと言われるが、自分を擁護するだけの説明など
聞きたくはない。責任を取り辞職してもらいたいのが国民の本音では
ないでしょうか。
このような政治家も含め国が疲弊しているにも関わらず、政治家の
給与だけは下がることもない。政治には金がかかるのかもしれないが
生きていくにも金はかかるものなのに
年金だけでは足りず貧困で苦しんでいる高齢者や仕事も無くて
低収入で結婚さえできない若者の気持ちがわかるはずはない。
人生100年時代、頑張って第2の人生を!と掛け声はいいが、
年金だけで老後が楽しく過ごせるなら、もう仕事などしたくないのが
多くの高齢者の本音だろうと思う。もともと年金はそういうもので
あったはずです。

働き方改革だってブラック企業対策などではなく、本音は仕事が少なくなり
ワークシェアリングをしてもらいたいと言うのが本当の所だと思う。

この変化の速い時代に、考え方が変わらない政治家が長期にわたって、
政治を行ってきたがために、マラソンでいえば、日本は、
先進国の第一集団を離れ、第二集団後方へ後退してきています。
そのうち多くの人が生活保護を受けなければならない時代が、
やってきて、働いている人たちも税金が高くなり、頑張っても
生活が良くならないと感じるようになってきます。

ところが、今高齢者で政治をしている人たちは、その時は死亡しており
何の反省も責任も感じず、一生を終えることになるでしょう。
だから、これまでの経験があまり役に立たない時代、予測不能な時代に
高齢者の政治家が権力を発揮して政治を行う事は、私は良くないと
思っています。医者の立場で言わせてもらうと、急激な環境の変化に
対応できなくなるのが、高齢者の特徴だからです。(体も脳も)

この国の未来を創るのは、高齢者ではなく変化を恐れない、
変化に迅速に対応できる若者であってほしいと思います。

今の政治は、老害だと思っています。
脳が変わらない限り、国が変わることはありません。

かつて戦後からエコノミックアニマルと揶揄されるほどに
経済を立ち上げてきた選良と呼ばれた優秀な官僚はいなくなり、
権力者に忖度し、弱いものを規制するためのルールしか作れなく
なってしまった選悪と言ってもいいかもしれない官僚たち。

後輩たちもあまりにもカッコ悪い生き方を見て、官僚などになるのは
バカぐらいにしか思っておらず、なりたがらない現実があります。

我々医療の世界も、〇〇省と〇〇省の天下り団体である病院機能評価機構に
よって、現場の都合も聞かず、何のためのルールかわからないものを
強要され、現実的ではない感染対策、危機管理、意味のない書類、と
直接患者に益することのないものを押し付けらております。
看護師がコンピューターを打つ時間が3から4時間にもなっており、
患者さんに充分な医療サービスが提供できなくなってしまっています。
その結果かつて見ることのなかった病院の光景になってしまって
いるのです。🤐

つまり、意思疎通の充分とれない患者さんや転倒事故や、点滴抜去事故
経管栄養抜去事故が起こりそうな患者さんは、ベッドの柵に縛られて
しまっているのです。看護師の本来の仕事、家族に代わってお世話を
するという事が出来なくなってきているのです。
医療従事者は、自分の家族にしたくない医療を提供して仕事をしています。
こんな事では、生きがいなど生まれるはずがない。😠

コロナ禍で、面会もさせず、家族の目に触れにくい状態でこのような事が
野放しにされてきましたが、通常診療が始まると、家族の中には
不満を言い出す人たちが増えてくると予想されます。

この国は、私たちの税金で生活している人たちに規制され、自由に現場にあった医療を創造的にすることが出来ないのです。
日本の医療は、規制でがんじがらめになってしまっています。
現場の意見も聞かない現状に合わない、top downの規制はやめて
頂きたいものです。
(あなた達の絵空事で、患者が一番迷惑する医療になっています。)
(役人はもっと現場の意見を聞け!)

ゆく川の流れは、速くなっており、その変化についていけてないどころか
川の水がうたかたなどではなく、泥水になってきているのが
日本の現状ではないでしょうか。
まだ、このような事を繰り返していくのでしょうか?
                      
VUCAな時代、先行き不透明な時代は、状況に応じて臨機応変に
対応できなければならないと思います。それと多様な意見を聞かずに
看板だけの中身のない権威みたいなものに頼ってしまうと、
コロナがいい例ですが、必ず、思う結果にはならないと思います。
「もういい加減にしてくれ。」と叫びたいのは私だけ?

                   いつもありがとう。😂








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