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私が未来永劫大切にする、たった一つの花束

私が未来永劫大切にする、たった一つの花束

豊かさって、なんだろう。

生きていると、何度か考えさせられる宿題だ。

小学校の作文だったり。
新聞のインタビューだったり。
明け方4時までデロデロに飲みながら、ふと聞かれたり。

思い返せば、私が出す答えはいつも違っている。

答え、つまり、価値観っていうのは。
自分の芯であり、絶対に変えず、貫くべきものだと思っていた。
それをコロコロ変えるなんて、かっこ悪いことだとも。

でも、違った。

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車いすの母とミャンマーに行ったら、異国の王様だと思われた

車いすの母とミャンマーに行ったら、異国の王様だと思われた

2016年11月。
土埃と魚醤の匂いがするミャンマーの市場で。
私は立ち尽くしていた。

車いすに乗る母の背後には、何人ものちびっ子托鉢僧たちが、連なっていた。
逃げようとすれば、ついてきて。
そしていつの間にか、増えていて。

君たちは、あれか。ピクミンか。

母・ひろ実は困り果てた顔で「どうしよう」と、私に助けを求めた。
私は、見て見ぬフリをした。

私という人間は、理解できない状況に遭遇した

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同僚の仕事のミスを受け入れられなかった、あの頃の私へ

同僚の仕事のミスを受け入れられなかった、あの頃の私へ

「仕事で失敗してしまうのは、私の人格がいけないからだと思ってました」

今、私が経営する「soar」というチームの会議で、ある日メンバーが泣きながらこんなことを言った。

「以前の職場では失敗をしたら激しく怒られて、自分の人格を否定をされることが当たり前。いつのまにか仕事をするのが怖くて仕方なくなって、できない自分や弱い自分を、職場では絶対に見せてはいけないと思うようになりました。失敗は失敗のまま

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お前が“付加価値だ”と思ってるものなんて。

お前が“付加価値だ”と思ってるものなんて。

「で、一年目終えて、どうだった?」
「いやー、なんつーか、あっという間でした」
「そうだよなあ。入社前のイメージと、違った?」
「そうっすね。いやー、なんか、思ったより、地味じゃないスか?」
「あははは、まあ1~2年目だもんねえ」
「いや、でも、シューカツのときは、『即戦力を求めてます!』とか、『若いうちから活躍できる職場です!』って、言われてたんすよ」
「まあ、そう言うだろうね?」
「それがフタ

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