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働くことと生きること

ずっと「人生について」を考えてきた。
人生について考える上で仕事と生き方を混同し、矛盾したふたつの間で整理ができていない部分も多々あった。
でもなんだか、働くことと生きることを少し分けて考えた方が、私の場合は答えが見えてくるのかもしれない。

働くことに求めるものと、生きることに求めるもの。
仕事そのものとして求めるものと、生き方として求めるもの。
一致している人はいるだろうし、そういう人は尊敬している。
でも考えを進めていった結論として、私はそうはできていないという答えが出てきた。

働くことに求めるものを考えた時、私は労力をかけて形になるかわからないものを仕事そのものにしてしまうのは怖い、という考えがまず浮かんだ。
組織に所属していることはある程度社会から守られていることで、コスパもよくそこそこの成長機会や経験機会を与えられる。
私は仕事そのものに対して、安定や安心を求める側面がかなり大きい。
アイディアマンでもないしリーダーシップも苦手な自分でも社会の一員として役割を果たす手段が「働く」ということで、そこできちんと動くことができ、居場所感が得られて報酬ももらえれば、もうそれでかなり満足できるような状態になれる。

じゃあ生きることに対しては、どうだろうか。
働くことで得られる安心感や経済的余裕をベースに、好きなものを消費したり、手に入れたいという気持ちはそれはそれで強い。
ただそれだけでは満足できなくて、何をしている人だと言える誰かでありたいとか、何かを形にしたといえるものが欲しいとか、そういう欲は尽きない。
でもそれは仕事としてではなく、仕事以外の何かでもいいのだと思う。

自分を何者かと定義して発信することを生業としている人は、その人の行っていることの特性上発信力が重要になってくる分、受け手としてはまるでそれが生き方として素晴らしいかのように感じられる。
だけど人には向き不向きがあって、私は圧倒的に後者だ。
安心が手に入らないと、何をしようにも何もできない。

大分頭がまとまってきて、これから先が少しずつでも見えてきたように思う。
やっと復職の話が現実味を帯びてきた今、働ける自分になるための用意を始めよう。

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